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2017-02-03

【新入荷】2017年2月 その1

チーム アンジョリーノ内では最年少のダヴィデ スピッラレ30歳ですが、2016年でなんと10ヴィンテージ目!!! ワイナリーの発足にあたって、親戚筋の反対などもあって精神的には順風満帆とはいえない状況からのスタートでしたが、近年では師匠アンジョリーノのワインと比べても全く見劣りしないワインを世に送り出していますし、それに伴って顧客も確実に増えていますから、この10年で周囲を完全に納得させることができたと言えるのかと。

そんなダヴィデから、2015ヴィンテージのワインビアンコ クレスタン2014の現地最終在庫が届いています。


(ビアンコ クレスタン2014、2015)

2014年は雹で壊滅的な被害を受けたため、白はクレスタンだけしか生産しなかったのですが、2015年は品質的にも収量的にも非常に恵まれた年となりました!!!対極のキャラクターを持つ2014と2015を是非とも皆さんにも比べていただきたいと考えまして、クレスタンは両ヴィンテージともリリースすることにしました。


(左からビアンコ ルーゴリ、ヴェッキエ ヴィーニェ、ロッソ ジャローニ)

サッサイア的位置づけのビアンコ ルーゴリと樹齢70年超の小さな区画のブドウで造られるヴェッキエ ヴィーニェ、そしてメルローで造られる赤ロッソ ジャローニも最高です!でヴェッキエ ヴィーニェなのですが、弊社でテイスティング用に開けたボトルには白い産膜酵母が浮いていました…が、味には全く影響はありませんでした。産膜酵母が浮いていることを、ナチュラルに醸したものだからとか、酸化防止剤完全無添加だからという言い分で正当化するつもりは全くありませんし、ないに越したことはないのですが、このワインに関してはちゃんと普通にちゃんと凄く美味しいのでご容赦ください(笑)。


(エッレウーノ)

そしてダヴィデも辛口フリッザンテを造ってしまいました!!その名をL1(エッレウーノ)といいまして、その名の由来は不明です(笑)。ガルガーネガ85%ドゥレッラ15%で、レチョート(干しブドウ)のモストを使って瓶内2次醗酵を促したワインになります。


(左からカバレ ロゼ、カベルネーレ、カバレ)

獣医のエンリコと薬剤師のアンドレアによる兼業農家的ワイナリー、イル モラリッザトーレからは赤ワイン2種類が届いてます。ベーシックな赤であるカベルネーレは2015が。カベルネ ソーヴィニョン70%、メルロー20%、ピノ ネーロ10%をステンレスタンクで醗酵&熟成させたワインで、2015という恵まれた年という事もあり、凝縮した果実はあるのですが、同時に素敵な酸もありますのでスルスルいけちゃいます。
高樹齢のカベルネ ソーヴィニョンを使い古しのバリックで熟成させたカバレは2014年が入荷しています。2015と比べると濃さこそありませんが、収穫をギリギリまで引っ張ってブドウの熟度を上げた結果なのか、アルコール度数(11.5%)ほどの薄さを感じないワインです。僕自身、ワインの世界ではイタリア至上主義(笑)と認識されがちですが、健全なブドウを自然の摂理、流れに沿った醸造方法で醸されたワインであれば、(ワインの)国籍には一切頓着しません。そしてワインを表現する際、安易に“~っぽい”とか“~らしい(ブドウの生産地やブドウ品種の特性を反映しているという意味で)”という言葉を使わないようにしているのですが、イル モラリッザトーレの赤ワインはヴィナイオータが扱うどのイタリア ワインとも似ておらず、どちらかというとロワールあたりのワインと共通点が多いような気がしています…。
なんのオチもない話ですみません…。
なんにせよ、どちらも還元のカの字もないワインですので、今すぐ楽しめますよ!前回入荷しました、カベルネで造るロゼ フリッザンテ、カバレ ロゼ2014も是非!


(赤:トンノ ロッソ(赤身)、緑:タランテッロ ディ トンノ ロッソ(中トロ)、黄:ヴェントレスカ ディ トンノ ロッソ(大トロ))

弊社のロマーノ レーヴィの供給元であるパルマの鬼グルメ、オッターヴィオの「日本人なんだから、トンノ(マグロ)は扱わないと!」というゴリ押しに負けて買うことになった、サルデーニャのブッジェッルという港町に水揚げされたクロマグロ(!!!!)で作るツナ缶が届いちゃいました!伝統的な製法を頑なに守り、大きな塊のまま蒸したマグロを半年熟成させ、成形しオリーヴオイルと共に缶に詰めたあと更に半年熟成させたのちに出荷される代物でして、当社調べによると日本で入手できるツナ缶としては最高値…また後先考えずにやっちゃいました…。普通に値付けしてしまうと最高値にも程がある感じになっちゃいそうだったので、利益をほとんど乗っけずに価格設定してみました。それでも皆さんを驚かせてしまうかも…。でも、お味は保証します!サラダやあまり加熱し過ぎないパスタのソースなど、是非とも極限までシンプルな料理でお試しください。絶賛発売中のアリアンナのカッペリ(ケッパー)とは最高の相性なのではないでしょうか。


(右から赤身、中トロ、大トロ)

種類ですが、部位別で赤身、トロ、大トロの3種類があります。大トロといっても加熱してありますので、肉そのものには油っ気はなく、繊維がホロホロとほぐれる感じの食感で、赤身はもともと筋肉質な部位だったという事もあり、非常に噛み応えがあります。皆さんが買ってくださらなければ、オータ家のツナ比率が上がるのみ(笑)!是非とも一度お試しくださいね!!

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