造り手紹介2017 10 ラ ストッパ

ヴィナイオッティマーナに弊社取り扱いではない造り手も参加する…いつかこんな日が来ると思いつつ本イベントを企画してきましたが、記念すべき1軒目の造り手がエミリア ロマーニャのラ ストッパのエレナ パンタレオーニ女史であることは僕的にも非常に光栄だったりします。

エレナとシチリアのアリアンナ オッキピンティは、まるで実の叔母と姪かのごとく仲良しなのですが、アリアンナがオッティマーナは東京だけにして、その後オーストラリアに移動し11/25-26にシドニーで行われるルートストックというナチュラルワインのイベントにエレナと参加しようと考えているとメールをしてきたので、

「じゃあエレナも一緒に日本に来るの?ならオッティマーナ出ればいいじゃん。ブース用意するよ!」とこんな顛末で参加が決まっちゃいました(笑)。

(左:アルベルト アングイッソラ、右:ラ ストッパの醸造責任者、ジュリオ アルマーニ)

取引先でないにもかかわらず、アルベルト アングイッソラを訪ねた際には必ずラ ストッパにも寄り、色々試飲させてもらったり、ご馳走になったりと個人的にもとてもお世話になっちゃってます。お城のような住まいで、広大過ぎる敷地(58ha!)にブドウ畑だけでも30haもあったりしますし、エレナ自身が畑に出て作業をするわけではなかったりするので、一般的な“ナチュラルワインの造り手像”からは若干逸脱した印象を受けるかもしれません。ですがその恵まれている状況を逆利用して、内容を考えたら価格が安すぎるワインを世に出し、なおかつ一部のワインに関してはボトリングしてから10年近く寝かせてからリリースさせたり、品質的に納得いかないワインがあればボトリングさえ行わずと新規参入した小規模な造り手には真似したくてもできないような仕事をしています。僕が今まで見てきた中でも、ラ ストッパとアールペーペは寝かせているボトルの本数の世界では双璧を成しています…。

(セラーに積みあがった寝かせているボトルの数々)

ワイナリーとしての仕事もそうですが、地域の新しい造り手に対する惜しみない協力ぶりも素晴らしいものがあります。自分たちの知識、経験などは一切隠すことなく披露し、時には醸造設備スペースさえも提供(アルベルト アングイッソラも最初の何年かはストッパで醸造していました)、ストッパとして呼ばれている試飲会に他の造り手も連れて行って販売先を見つける手助けをしたり…。そのおかげで、エレナと後述のジューリオの周りには意識の高い若い造り手が多い!素敵だなぁ。

先ほども書いたようにエレナは東京会場のみの参加となります。ワインはストッパのものだけでなく、ラ ストッパの畑&セラーの責任者にして自らもデナーヴォロというワイナリー名でワインもリリースさせているジュリオ アルマーニのワインもお出しする予定です!!

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