造り手紹介2017 16 パオロ ベア

さて、お次はカーザ デイ タヤリンのマウロに続き16番目の造り手を紹介させていただきます…。ミロワールの鏡氏に続き、ヴィナイオータ最古参の1人、ウンブリア州のパオロ ベアの当主ジャンピエロ ベアが土壇場参加表明してきましたぁ!

パオロ ベアというワイナリーとジャンピエロの人となりについては、10年前に拙ブログの、

パオロ ベアその1

パオロ ベアその2

パオロ ベアその3

パオロ ベアその4(たぶん完結編)

にて紹介させていただきました。(若干粗野な書き口になっています…僕、当時はとんがっていたのでしょうか…。)

生産量の7-8割がアメリカに輸出されるため、彼らのワインをイタリア国内で見つけることも極めて困難です。決して安くないワインですし、サグランティーノというローカルな品種なのにもかかわらず、年間数万本がアメリカで消費されるという…アメリカのインポーター凄い!(ローゼンタールというインポーターで、映画モンドヴィーノにも社長が登場しています…。)

モンテファルコの町中にある酒屋さんでも彼らのワインを扱っているのは1軒のみという…。ワインの味わいも販売方法も、モンテファルコというゾーンにおいて唯我独尊を貫きまくっています。

もちろん彼らのワインそのものにもヴィナイオータはお世話になっているのですが、弊社を代表する白ワインのひとつであるコエノビウムを造るラツィオ州のヴィトルキアーノ修道院にボトリングすることをアドバイスしたのも、次回紹介するガエターノ ガルガノが故郷のシチリアでイル チェンソという名のワイナリーを興すのに尽力したのも、ジャンピエロだったりします。

あまりにも急な来日決定で、弊社の現在庫という限られた選択肢の中からワインを出すか、それとも空輸をして今後リリースされるワインを飲んでいただくかまだ検討中ですが、なんにせよ美味しいワインですのでご心配なく(笑)。

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