造り手からのオッティマーナ感想文 その3 サンタマリーア

 思い出があれやこれや…
 山形の素敵な大家族、仙台の男達(仙台の男達…クロサワの映画のタイトルにでもなりそうじゃない?) 、名古屋ではとんでもないサプライズが(※上原ひろみちゃんのコンサートの事を来日するまでみんなに内緒にしてました)…なんという溢れんばかりの生命力なのか!!そして延々と宴は続き…、ボーペイサージュ、鎌倉、湘南、東京、フェスティヴァン(なんというカオス!!)、そしてつくば(ヴィナイオータ、なんてセラーなんだ!!)などなど…。
 たっくさんの人と出会い、それぞれの場所で唯一無二の経験をし、素晴らしい印象を残してくれた。
 僕が感じたそれら印象を数行にまとめるだなんて到底無理で…。
 その中でも特に僕に感銘を与え、そこから何かを学び、教訓として家にまで持ち帰ることができた事について書こうと思います。
 この旅の間、沢山の人と知り合いにもなりましたし、(知り合いはしないまでも、)沢山の人を見てきました。
 自分のやっている事に対して、情熱と誇りを持った姿勢で仕事に取り組む人たち。
 神社仏閣でのお参りの時や茶道のリズミカルだけど小さなしぐさ、エスカレーターのベルトを掃除していた女性(ひざまずき、右手の雑巾でベルト上部を、そして左手の雑巾でベルト下部を…なんという仕事に対する情熱!!)
 とある駐車場では、6人の誘導係チームが、何台かの車を駐車場から道路へと誘導するために、我々通行人に最大限の敬意と丁寧さと共に数秒間の静止を請うたり、高速道路のとあるサービスエリアでは駐車スペースから各種施設への歩行者の横断をケアする人がいて…我々イタリアの蛮族たちは、各々好き勝手に渡り…彼を混乱状態に陥らせちゃったよ…。
 新幹線のホームでは、ピンクの制服を着、手には清掃用具を持ち、電車の到着と同時に清掃にかかる女性たちの列…僕には、彼女たちが自身の仕事に誇りを持っているように見えたんだ。
 そう、仕事の内容に重要さや重要でなさ、言い換えるなら貴賤があるのではなく、どういった姿勢で仕事に臨むかが重要なんだと気付かされたんだ。
 それは、パーソナル(個人的な)というよりも、ユニヴァーサル(普遍的という意味と宇宙のように大きなという意味をかけて)な熱意、情熱を、目の当たりしたということで…皆さんは、本当に素晴らしい国民だ!!!

 当然のことながら、以下の人達への謝意を表さないわけにはいきません。

 指揮官であるヒサトに
 
 ヒサトのマンマ(母)に…感動しました!
 
 エネルギッシュな男、マナブに(彼は、どこかの発電所からエネルギーを盗んでいるんだと僕は踏んでいるんだ)

 恐らく100通りくらいの呼び方(名前を間違えた)にも関わらず、辛抱強く僕をサポートしてくれたケイコに

 愛情を込めて僕の事をお守りしてくれた上に、携帯を何度も貸してくれた、ミギワに(何度もミカと呼んでしまってい、申し訳ない!)

 チャーミングで勇気ある東京のワイン女子、カオリに

 ヨーコに(使うべき形容詞があまりにもあり過ぎるので、ここはただただシンプルに)

 ブレーシャ出身の日本人、フェデリーコに

 熱心なカメラマン、ヒロに

 ヴィナイオータ、そしてダ ダダのスタッフと(昼食を用意してくれた)ヨーコのお友達たち、

 82人の僕に名刺、ショップカードをくれた人たち、

 (湘南会場でブースにあった)僕の似顔絵を描いてくれた人、

 そして僕が失念しちゃっている全ての人達(赦してくれることを祈ってます!!)に、

 そしてそしてイタリアまで僕を無事に届けてくれた飛行機のパイロットに!!!!!!

 皆さんに、幸あらんことを!

 マリーノ

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