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2020-09-25

ヴィナイオータ かわら版 ~渡辺編 その壱~

渡辺の“飲んでもらいたい”ワイン紹介!!

ラ ボルガッタ2014年 (La Borgatta)

みなさまこんにちは。初のかわら版となります、だだ商店 だだ食堂スタッフの渡辺彩と申します。

お店のFacebookでは一度紹介頂きましたが、今年5月入社、だだ四姉妹の末っ子です。(実はオープン当初からお姉様が増えております… そのうちかわら版にも登場するかと思いますので、お楽しみに!)

大学入学を機につくばへ来て、芸術を専門に学び、アイリッシュパブでのアルバイトを始め、お酒の世界に足を踏み入れました。卒業後はアルバイトをいくつか掛け持ち、そのうちのひとつのワインバーでヴィナイオータと縁があり… というか飲んでいただけですが(笑)、ヴィナイオータの倉庫アルバイトを始めたことが、ここへ飛び込んだきっかけです。学生時代から含めてつくば7年目、つくばのみなさま大変お世話になりました…。

辿り着いた理由を色々考えてみると、お酒もといワインが大好きというのは勿論ですが、じゃあなんでもいいのかと言われるとそんな事はなく。学生時代、素材と向き合って制作し、理想をかたちにする過酷さ、その中での自分や素材との熾烈な戦いを一瞬でも、稚拙ながらにも知ってしまったからこそヴィナイオータで扱われるあらゆるワインや食材、その造り手たちに心惹かれ、勝手に共鳴してしまったのだと思います。

だだ商店 だだ食堂もオープンして約3ヶ月(9月11日現在)。感じることや知ることに貪欲に、まーっすぐに、精進していきたいと思いますので、みなさまどうぞよろしくお願い致します!

自己紹介は以上として… 本題です。

ボルガッタのラ ボルガッタ(バルベーラ)2014年。ボルガッタ自体はおそらく数年前飲んだけれど、どうだったか。今の私はどう感じるだろう、今度はちゃんと覚えていたい。倉庫アルバイト時代、横目に見ていたこのワインをなんとなく思い出して手にとってみました。

慣れない手つきで瓶を開けグラスに注ぐと、深くて綺麗なルビー色。口に含んだ瞬間、フワッと広がる果実の甘やかな雰囲気と、体にじんわり広がって、スッと潔く消える感覚。よい…。

御年80歳を超えるというエミーリオと、その奥様マリアルイーザで営まれるワイナリー、ボルガッタ。2014年は太陽に恵まれず線も細いというけれど、静かに馴染んでいくこの感じは、きっとこの年ならでは。優しくて、けれどそれだけに留まらない深みみたいなものを感じられる。きっと彼の“キュートでピュア”な人柄と、過ごしてきた時間が表れているんだろうなあ…と、自然に思いました。

なんというか、ロッキングチェアに座ってゆらゆらしながら、エミーリオに人生の話とか聞きながら飲んでいたい、そんな妄想しちゃいます。日々繰り返される、けれどきっとどれも大切な1日に寄り添ってくれる、肩肘張らない優しいワインです。

彼のキュートさが窺い知れる過去の記事はこちら https://vinaiota.com//event/?p=2699 から。

≪渡辺の飲んでもらいたいワイン紹介≫
銘柄:La Borgatta 2014 / ラ ボルガッタ2014
造り手:Borgatta / ボルガッタ
地域:伊 ピエモンテ州
ブドウ:バルベーラ
希望小売価格(税抜) :2,700円

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