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2016-12-07

Romano Levi / ロマーノ レーヴィ

造り手:Romano Levi / ロマーノ レーヴィ
人:Romano Levi / ロマーノ レーヴィ(2008年5月1日 逝去)
産地(州):ピエモンテ
グラッパ:Donna Selvatica、Erbe…等
所在地:Via 20 Settembre, 91 12052 Neive CN – Italia <Map>
Web:http://www.distilleriaromanolevi.com/

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ロマーノ・レーヴィは1928年生まれ。蒸留所兼自宅には電話が無く、直接買いに行かないと分けてもらえない(行ったとしても分けてもらえるかどうかは?)。
1年に600-700Lの樽で平均15~20樽を蒸留。

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レーヴィ蒸留所は1925年にロマーノの父親であるセラフィーノ・レーヴィによって作られた。ところが、長年の悲願だった蒸留施設開設のわずか数年後に、セラフィーノが夭逝。
最愛の母親を爆撃で失った1945年から自ら蒸留を手がけるようになる。
父親から受け継いだ戦前の直火式蒸留機(現代の蒸留機は直火ではなく、熱源と原料の間に水の入った部分があって、その蒸気で原料を温める、湯せんのようなシステム)を使い頑ななまでに昔ながらの製法を貫く。燃料には、蒸留後のヴィナッチャ(ワインを醸造したときに出るぶどうの搾りかす)をトルキオ(木製のブドウを搾る機械)を使い水気を除き、2-3年外で乾燥させたものを使い、その灰はブドウ畑に撒かれる。使用するヴィナッチャはガヤを始めとする造り手のもの(昔Leviはその対価として、自宅の庭になった、ワインにも使うが食べても美味しいらしいファヴォリータ種のブドウをガヤにあげていたそう)でネッビオーロのヴィナッチャを主に使う。この搾りかすのぶどうの果皮をレーヴィは庭に二つの巨大な穴を掘って埋め、翌年の4-5月まですこしずつ掘り起こして蒸留に使っている。貯蔵用の穴には、空気を抜いて腐敗を防ぐ為に上から砂がかけられ、収穫時期のあと急激に冷え込むこの地方では春まで搾りかすは天然の冷蔵保存状態に置かれる。
蒸留されたグラッパは直接樽へと入れられ、熟成庫で1年から10年寝かせられる(ものによっては20年以上…)。
樽に使用されている木の種類、熟成年数や樽の使用年数により、出来上がりのグラッパの色はさまざま。
樽材に使用される木は、トネリコ(アオダモなどもこの属)、サクラ、オーク、アカシア、栗。

・トネリコとサクラの樽に入ったグラッパは5-6年後でも白い(透明)
・オークは茶色、10年くらい入っていると焦げ茶色
・アカシアは縁の部分が赤がかった茶色
・栗は縁が緑がかった茶色

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その日ラベルの出来上がった分だけを手作業でボトリング。
ハーブ入りのグラッパにハーブを入れる作業は、ロマーノのお姉さんが担当。
【ハーブ入りの例】
ルータ(ヘンルーダ)、アルケビュース(タンジー)、アッセンツィオ(アブサン)、バジリコとレモン、レモンバーベナと小さなスミレ、ローズマリーとタイムとセージ、オルティーカ(イラクサ)

ノーマルタイプのグラッパはボトリング前に加水され、48-54度程度になる。一方リゼルヴァクラスのグラッパは長期間の樽熟成期間中にアルコールの一部が気化してしまうのみで一切加水を行なわない。そのため、アルコール度数は60度以上にもなる。ラベルのデザインも季節やロマーノ自身の気分などにより変わってくる。

リゼルヴァ
レーヴィはほぼ毎年出来のいいグラッパを長期間(15-35年)熟成させている。樽、ダミジャーナ(ワインやグラッパなどを入れる大きなフラスコ型のビン)によってはレーヴィ自身いつ蒸留したのかを覚えていないほど。それをボトリング・リリースする時に、そのグラッパのための名前を考え、そのグラッパ専用のラベルをデザインする。加水やろ過を全く行なわずにボトリングされるため、度数は60度を超え、若干の澱が出ていることがある。
La Maestra(ラ マエストラ)
“先生” レーヴィが通っていた小学校の担任の先生に捧げられたグラッパ。授業で絵を描き始めたことがすべての始まりだったとの思いから、このような名前をつけた。

E’ Lei(エ レイ)
“彼女(奴)だ!”レーヴィが樽からグラッパを試飲して、それがとても気に入った時に“まさしく彼女(本物のグラッパという意味で)だ!”と言うことから付いた名前。

【Angelo Gaja(アンジェロ ガヤ)とUnica al Mondo(ウーニカ アル モンド)】
アンジェロ ガヤとレーヴィの堅い友情から生まれたスペシャルキュベ。使用するヴィナッチャはすべてガヤのクリュクラスのもの。

・AngeloGaja(アンジェロ ガヤ)
1970年以前にソリ・サンロレンツォでとれたネッビオーロのヴィナッチャを使用。オークの樽で30年以上熟成。ラベルにはガヤの事を指す“Il Professore(イル・プロフェッソーレ、教授)”もしくは“A Pocaciancia(”ポカチャンチャ“でという意味で、ポカチャンチャはレーヴィの蒸留所を指している)”と書かれている。

・Unica al Mondo(ウーニカ アル モンド)
“世界で唯一の“の意味。レーヴィがこのグラッパを飲んだ時にUnica al Mondo!!と感情をあらわにして叫んだことからこの名前が付いた。これもオークの樽で30年以上熟成。

Noi Somari(ノイ ソマーリ)
1976年に蒸留。Somariは“ロバ”を指し、“馬鹿”という意味もある。レーヴィはしばしば自分のことをグラッパのことをあまり分かっていないかのように言うことから、Noi Somari(馬鹿な俺たち)という名前を思いついた。

Nessuno(ネッスーノ)
“無” 1979年に蒸留。何の絵も描かれていない脇に小さくNessuno(無)と書かれたラベルは生命や宇宙の巨大さや無限性を表している。

Levi Serafino(レーヴィ セラフィーノ)
1975年に蒸留。レーヴィが幼少の頃に亡くなった父親セラフィーノに捧げられたグラッパ。

Siamo Noi(シアーモ ノイ)
“SiamoNoi”は英語だと“Are We”の意味。レーヴィを含めてこのグラッパの製造に携わった人みんなを指して、“俺たちがこんなにうまいグラッパを造ったんだ!”という喜びをこめて名付けられた。1970年蒸留、32年間以上樽熟成2002年にボトリング。

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Donna Selvatica(ドンナ セルヴァーティカ)
レーヴィが描くラベルの中でも最も有名なキャラクターであるドンナセルヴァーティカは、レーヴィ自身が気が向いた時にしか描かない為に少量しか出回らず、希少性の高いものとなっている。

Donna Selvatica Infernale(ドンナ セルヴァーティカ インフェルナーレ)“悪魔のようなドンナ・セルヴァーティカ”

1971年に蒸留。30年以上樽熟成。ドンナセルヴァーティカは野性的な女の子の意味で、アーティストとしてのレーヴィが描く作品の中でも最も有名で希少なキャラクター。レーヴィの唯一の肉親である姉をモチーフにしたと言われている。この女の子の描かれているラベルは特に高値で取引される。その中でもこのインフェルナーレはレーヴィ自身が精神的に追い詰められていた一時期に数十枚しか描かず、その後もその当時のことを思い出すということでめったに描くことがないといわれている。

Campo di Grano(カンポ ディ グラーノ) “麦畑”
1969年に蒸留。ラベルのドンナセルヴァーティカは自然に溶け込みながら、ランゲの空気を吸い、麦畑の中を自由に駆け回る女の子をイメージして描かれている。

2017-06-23

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2014-02-12

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