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2019-12-20

【新入荷】2019年12月その3(Vodopivec、Sanguineto、Possa、Maison Vevey Albert、Ezio Cerruti、Bressan、Podere Le Boncie、L’Acino)

これが2019年最後のご案内だなんて…時の流れの速さにただただ唖然としているオータです。毎年慌ただしくないことのないオータではありますが、今年はことのほか激しかったような気が…。判断・決断は比較的早い方だと思うのですが、日々迫られるそれらの圧倒的な数たるや、なかなかなものがありました…。とはいえ、スタッフにもお客様にも必要以上にオータは忙しいと思われているような気が…。我が心の師匠が「難しい演奏を、聴き手にそうだと(=難しいと)容易に気付かれているうちはまだまだ。」的な事を言っていたような気がするのですが、まさにその通り!オータもまだまだ過ぎます!!忙しそうにしているというところではなく、やっている仕事の内容、結果で、感心や共感を得られるようにならないと…。常に身の丈に合わない事に挑戦しようとしているのは、今よりももっと素敵で楽しい世界を夢見てのことですし、そこへ向けてやるべきことは徹底的にやらなければいけないのですが、忙殺されすぎて僕自身がその過程を全く楽しめず、なおかつ周りに余裕がないように見られてしまっているのだとしたら、本末転倒というかなんというか…。来年はダダのオープンや水面下で進んでいる新プロジェクトがあったりで、てんやわんやは確実なわけですが、そんな中でもあらゆるプロセスを楽しんでいけたらと思っております!

今年も大変お世話になりました!2020年も「2019年よりも、0.1℃でもより熱苦しく!」をモットーにスタッフ一同邁進して行く所存ですので、どうかご愛顧のほどを!

では今年最後の新入荷案内、行きま~す!

奇しくも2018年の最後にご案内したのもヴォドピーヴェッツ、2019年最後もヴォドピーヴェッツです!先日半ば強引にヴィトフスカ2012を売り切りましたので、満を持してヴィトフスカ2014ソーロ2014をリリースします!

お覚えの方もいると思いますが、去年某国に4ヶ月ほど拉致監禁されていたコンテナー(僕は何も悪いことをしていません!)の中には、2012年ヴィンテージの2回目の引き取り分と2014年ヴィンテージが合わせて6000本ほど(!)が入っていました。フォワーダーのほうから初めて報告を受けた際、某国はコンテナーを破棄すると言っているという話を聞き、気が遠くなりながらもオータがいの一番に連絡したのがパオロでした。「(生産量も少ないから、)あまり残ってはいないと思うけど、2014年のワインを少し都合つけてよ!なにせ、ユーキ(オータの次男)のヴィンテージだし…。」と無理を言って、アメリカのインポーター予約分からそれぞれ300本ずつ分けてもらう事に….。その後、拉致されていたコンテナーは解放され、中身も無事である事が確認され、関係各位ほっと一安心したのがちょうど1年前。

2014年はパオロにとっても非常に難しいヴィンテージで、従来の収量の半分以下だったという事もあり、オリージネやT(醗酵・熟成の全工程にアンフォラを使用したワイン)などのワインは仕込まず、ノーマルのヴィトフスカとソーロの2ワインのみを造ることにします。2013年ヴィンテージまでは、アンフォラないし木樽での醗酵&熟成期間を3年取っていたのですが、2014年は線の細いブドウだった事もあり、例年通りの熟成期間を取る事で酸化的なニュアンスが付与されてしまう事を危惧し、アンフォラで1年(皮ごと半年、圧搾したワインを更に半年)、大樽で1年寝かせた後にボトリングする事に。樽での熟成期間を通常よりも短くすることで、場合によっては一部の樽を空の状態で置いておかねばならず、ワインで満たされていない樽はバクテリア汚染のリスクも高まるため、パオロとしても避けたかった選択だったはずなのですが、2014年のワインを最良の形で表出させるためにはそうする必要があると考えたのかと。オータ的には英断だったと思っております!

近年のパオロのワインは、味わいが開いてくるタイミングで色さえも鮮やかに変化する(黄色味が増す)とオータは思っているのですが、2014年はすでに色、香り、味わいのどれもが開いていて、恐ろしいばかりの飲み心地を備えたワインです。とはいえ、ソーロに関しては、もう少々置いておく事をお勧めいたします!

拉致されていた分とアメリカのインポーター分から頂いた分を合わせて、それぞれ1500本ほどの入荷となります。確か、両ワイン合わせても7000本程度の生産量だったはずですから、アメリカのインポーターから分けてもらった分が加わった事で、生産量の1割弱ほど入荷量が増えた事に…。某国よ、廃棄処分の恐怖に晒された4ヶ月は精神的にキツかったけど、あなた方のおかげでちょっと多めに頂くことができた事に関しては、少し感謝してるぞ(笑)!

モンテプルチャーノのワイルドなお姉さま達、ドーラ&パトリツィアのサングイネートからは、樹齢の若い区画のプルニョーロジェンティーレで造るロゼワインのロザート2018が届きました!(2017年は、酷暑の影響でブドウの収量が激減したため、この樹齢の若い区画のブドウもヴィーノ ノービレ&ロッソに使用され、ロザートは生産されませんでした。)

少し冷やしてハムサラミ類やレバーペーストなどと飲むのもステキかと!

チンクエテッレの希望の星、ハイディ ボナニーニのポッサからは、カジュアル白のエル ジャンク2018と新ワイン、パルマエア2018、そして新しいリキュールが届きました!

エル ジャンクですが、オータの知らぬ間にブドウ品種が変わっていました!!以前はヴェルメンティーノ100%だったのですが、今現在はヴォラストラという集落の標高の高い区画に植わるアルバローラ80%、ボスコ20%を使用しているそう。ボスコが主体のハイディのチンクエテッレとアルバローラが主体のエル ジャンク、どちらもチンクエテッレを代表する土着品種な訳ですが、両品種をフィーチャーしたワインを造ることでチンクエテッレというゾーンの2つの違った側面を見てもらえたら…との事。

パルマエアは、ポルトヴェーネレの目の前にあるパルマリア島のヴェルメンティーノ(60%)、トレッビアーノ(20%)、アルバローラ(20%)で造るワイン。元々イタリア海軍がパルマリア島の大半の土地を所有していたという事もあり、住民の少ない島なのですが、そこでブドウを栽培していた唯一の農家が年齢を理由にブドウ栽培をやめようとしていたところ、ハイディが借りる事に。パルマリア島は、石灰質土壌とチンクエテッレと違う土壌特性だった事も借りる決め手になったそうです。

柑橘のリキュール、ミルトに続き、アマーロも作りました!レシピはチンクエテッレの伝統に則り、タンポポ、ミルト、ローズマリー、月桂樹、タイムが入っています。食後酒ラインナップに加えていただけますと幸いです!

絶品チンクエテッレ2015を始めとした、他のプロダクトもよろしくお願いします!!

ここからは新ヴィンテージリリース情報になります!

アルベール ヴェヴェイブラン ド モルジェ2018(ノンフィルター):2016年が終わりましたので、2018年をリリースします。2017年は遅霜の影響でワインを仕込むことさえできなかったのですが、2018年は質、量ともに満足のいくものだったそう。2016年同様に、ノンフィルターでボトリングされたスペシャルキュヴェになりまして、舌先でピリリと感じる程度に発泡しています。

Mr.モスカートこと、エツィオ チェッルーティのフォル2016がようやく売り切れました!ですので、若干量の酸化防止剤を使用したフォル2017と酸化防止剤完全無添加のフォル2017ゼロをリリースします!リフォル2017同様に、天真爛漫な美味しさのあるワイン達です。小難しいところが一切ありませんので、ガンガン飲んでいただけると嬉しいです!

リフォルリリース時も書いたと思いますが、兄貴分ソル2010も是非!!

心優しき怒れる熊(笑)、フルヴィオ率いるブレッサンエゴ2011も終売しましたので、2012年をリリースします!ブレッサン節(ウルトラ完熟ブドウに由来する、スパイスを想わせる香り)全開です!! 他のワインも最高ですよ!

レ ボンチエレ トラーメ2015:2014年が終わったので、2015年をリリースです!雨がちな年という事もあり、非常に繊細な味わいだった2014年から一転、2015年はとても太陽に恵まれまして、少々気難しい(笑)ジョヴァンナが醸したとも思えないほどに、おおらかなワインです。

カラーブリアのラーチノが造るカジュアル赤、コーラ ロッソの2016年が終売しましたので、2017年をリリースします。ひじょおおおおに濃いですがスルスルな飲み心地を備えたワインです!

*ブログ掲載時には完売しているワインもございます。ご了承ください。

文:太田久人
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