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2020-02-14

【新入荷】2020年2月その2(Camillo Donati、La Biancara、Domaine des Miroirs)

皆さんお待ちかね、カミッロ ドナーティ微発泡白の新ヴィンテージ(2018)750ml入りが大量入荷です!2018年から新たに畑を借り始めまして、マルヴァジーア、ソーヴィニョン、ランブルスコ、バルベーラの生産量が格段に増えましたぁ!「欠品することが多かったワインを大量に買えるようになるだなんてサイコーだよ!で、MAXでどれくらい分けてもらえるの?」とカミッロにメールしたところ、速攻返事が返ってきまして、彼が各ワインに出してきた最大量を合計してみたところ、5万本強に…。一瞬の間もおくことなく「そんなに買えるか~い!」と突っ込みの返事を入れてしまいました(笑)。

今回入荷した中で、唯一限りがあるのがトレッビアーノになります(480本)。恐らくですが、もう2-300本ほどは再入荷すると思うのですが、定かではありません…。他のワインは潤沢過ぎるほど潤沢ですので、バンバンお飲みいただけると助かります!2018年ヴィンテージは全て無事(?)に発泡しております!

何年かぶりにロッソ デッラ バンディータも仕込みました!2018年のセパージュは、ネット上を回遊するとバルベーラ(40%)、ランブルスコ(40%)、マルヴァジーア(10%)、トレッビアーノ(10%)などと書いてあるのですが、なんか違うような気が…。ですが、造り手訪問時に一切メモを取らないオータですので、当然分からない(笑)。更にネットサーフをしてみたところ、カミッロ自身のサイトに行きつきまして、そこにはこんな風に書かれていました。

『4種類の黒ブドウ品種の混醸。品種の詳細を公表するつもりはありません(笑)。(明かさない)理由は、品種当てをしたいという方たちのためのお遊び程度の意味合いしかなく…。なんにせよ、このワインにとってどのブドウが使われているかはさして重要ではなく、どちらかというと全ての品種を同時に収穫し、一緒に醸したワインだという事の方が遥かに重要であると考えている。様々な品種を同時に収穫するということは、とある品種にとっては完熟のタイミング、そして別のとある品種にとっては完熟一歩手前、はたまた別のとある品種にとっては過熟気味を意味するのかもしれないわけで…。つまり、ブドウがワインへと変貌を遂げる神秘的なプロセスの全行程を4種類のブドウが一緒に過ごしたワインだという事。…以下略』

ま、バルベーラとランブルスコが主体であることだけは間違いないかと!

内容を考えたら、意味が分からないまでにお安いはずなのに、全然と言って良いほど動かないランブルスコ2016年、2017年とオヴィーディオ2015、未だ在庫が鬼のようにございます…(涙)。イル ヴェイのワインはサクサク動くのに、なぜなんだぁぁぁぁ!セール対象になっておりますので、こちらもよろしくお願いします!

アンジョリーノ先生率いるラ ビアンカーラからは、欠品しておりましたガルガンゴ2018ロッソ マシエリ2018がそれぞれ1800本再入荷、つい先日欠品したサッサイア2018が1080本だけですが再々再入荷、そして白のトップキュヴェであるピーコ2018のクリュ物が192セット分届きました。

最終的に750ml換算で27000本以上を買わされる(?)ことになる、マシエリ2018も6000本(!)が再々再々入荷しております!前回入荷分がまだ2400本ほど残っていますので、瞬間在庫8400本…。皆様の清き1ケースをお待ちしております!

毎年この時期に届くことを皆さん記憶されているようで、鬼のような問い合わせをいただいております、鏡ケンジロー&マユミン夫妻のドメーヌ デ ミロワールから2016年ヴィンテージワインが3種類届いております!今や、世界的にも強い引き合いのある造り手の1つとなったミロワール、知り合いの諸外国のインポーターからは紹介してくれ!と頼まれたり、取り扱えている人たちからも「割り当てが少なくて…。どうせ、お前が沢山持っていってるんだろ!」と恨み節を聞かされたり…オータ、何も悪くないのに散々な目に遭わされております(笑)。

2016年ヴィンテージは2015年ほどではないにせよ、造り手同様にシャイなミロワールのワインにしてはなかなかに外向的です。先日里帰り帰国をしていた際に飲ませてもらったのですが、抜栓時間を早めるだけでステキな表情を見せておりました。とはいえ、待てば待つほどに凄みが増す事だけは確約いたしますので、抜栓という誘惑に負けないようにしてくださいね。

今回は、ミズイロ3本、アントル ドゥ ブルー2本、ケ セラ セラ1本のセット販売とさせていただきます。

以下ケンジローからのメッセージです!

今回出荷いたしました3つのワインのうちのひとつにだけ触れたいと思います。

ケ セラ セラ2016(品種はトゥルソー)は当初、今回ではなく来年もしくは再来年の出荷を考えていました。

しかしながらご存知の通り、ワイン造りは天候の影響(2017年の遅霜や2015年の猛暑など)を受けますし、それによりワインも自ずとキャラクターが変わってきます。このことを踏まえて熟成の月日を考慮すると、その他のワインとの兼ね合いもあり、今回の出荷に至りました。

私たちが向こう1年生活していくということを考えると、2つの赤ワインうちの1つを出荷せざるを得ないという状況から来たことであり、もう一方で(ケ セラ セラ2016を)先にリリースすることで、2015年の赤ワインをもう1年カーヴで寝かすことが出来ることになりました。

造り手としては、早い段階で出荷しなければいけないのは非常に心苦しいのですが、今までの仕事をしつつ、また新たなステップに行きたいと思うと…、辛い決断です。出荷のタイミングに関しては、極力そのワインが持っているリズムを感じながら決めて行きたいと思っていますが、今回のようなことが起こるのも現状です。出荷した以上、最終的にはお客様が判断されることなのですが、前述したようなことへのご理解を頂けましたら、皆様各々が少しずつでも販売・抜栓などのタイミングを遅らせて頂けると幸いです…。早々にこのワインを開けなくてはいけないという状況になってしまった場合ですが、是非とも数時間前には抜栓をしてあげてください。

私見にはなりますが、私たちが今までにリリースしてきたワインで味わいが落ちてきたという印象を持ったものはありませんし、むしろまだまだこれからなのではとさえ思っています。

どうかSNSなどに惑わされることなく、のんびりワインのリズムに寄り添って頂けたら、と思います。

*ご紹介したワイン、食品はホームページ掲載時には既に完売している場合がございます。予めご了承ください。

文:太田久人
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