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2016-03-08

【新入荷】2016年3月その1

1/25にイタリア出張へと出発してから3/1につくばに戻って来るまでの間、家に6泊しかしなかったオータです。セバスティアーノ デ バルトリとアールペーペのイザベッラ&エンリコ夫婦との怒涛のツアーもようやく終わりました!!各地でイベントに参加してくださった方、イベント開催にご協力くださった方、そして前後の食事&飲みにお付き合いくださった方、本当にありがとうございました。みなさんの熱い歓待、温かいおもてなしにセバスティアーノもイザベッラもいたく感激していました。
ヴェッキオサンペーリに代表される、気の遠くなるような時を経ることでのみ完成するワインを造り、年間の販売量のなんと25倍にあたる量が樽で熟成中というデ バルトリと、畑(石壁含む)の維持管理と農作業だけでも膨大なコストがかかる上に、ワインがしっかり熟成してからじゃないとリリースをしないという姿勢を頑なに貫くべく、ボトリングで熟成させているワインだけでも20万本以上をストックするアールペーペ、どちらも土地や伝統への愛、誇り、信念、情熱なくしては到底守り切れるものではないことを、彼らの言葉を通して多くの方が思いを馳せられるようになったのではないでしょうか。
熱い歓待、温かいおもてなし、そしてたぎる情熱…どれも熱(想い)があるからこそ、ヒトの心にまで届くのではないでしょうか?
オータ自身今回のツアーを通じて、今後とも熱のある商品を熱苦しく伝えていきたいと決意を新たにした次第です!!!次回は誰が来日することになるのか、僕自身も楽しみです!!実は、すでにとある造り手からの“内定”を頂いておりまして…楽しみにしていてくださいね!
というわけで3月の新入荷ワインのご案内第1弾行きます!!

トスカーナのパーチナからは、高樹齢のトレッビアーノ&マルヴァジーアで造られる白、チェッレティーナ2013が再入荷しています。前回入荷時は若干還元していましたが、今はかなり良い感じです!醗酵途中のサンジョヴェーゼを抜き取って造られるザクザクな飲み心地のロゼワイン、ラ ローザは2014年。チリエジョーロをブレンドするようになってから格段に軽くなったシラー主体のワイン、ラ マレーナは2013。完璧なブドウが完璧な醗酵をし、木樽での熟成さえも必要ない判断した年にのみ生産される、酸化防止剤完全無添加ワイン、ヴィッラ パーチナは2013年が。そしてパーチナの新しい試み、普段はパーチナ(ワイン名)の補助品種に使われるカナイオーロを単体で醸造したワイン、その名もカナイオーロの2014年が入荷です。チリエジョーロ同様に香りはフルーティーなのですが、味わい的にはよりボリューミーな気がします。僕自身、このワインを飲む前にカナイオーロ単一のワインを飲んだ経験はないと思われ…届いたら沢山飲んで勉強します!絶品オリーヴオイルとパーチナ印のレンズ豆も届いています!!!内容考えたらあり得ない価格のイル セコンド2013&パーチナ2010と、激甘なのに醗酵しきった酒のみが持つ飲み心地を備えたソルプレーザ2006とヒヨコ豆ファッロとともによろしくお願いします!!

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一部のブドウを陰干ししているにもかかわらず、ヴィンテージの個性がしっかり反映したヴァルポリチェッラを醸すチェチーリアのヴィッラベッリーニからは、ターゾの2010の最終在庫240本と2011と2012が同時入荷しました。最近のヴィナイオータは、前ヴィンテージが終わらないと次ヴィンテージはリリースしないという方針を取っていましたが、今回は2011も2012もリリースしようと思います。子供たちにワイナリーを継ぐ意思がないことや自身の年齢のこともあり、数年来ワイナリーの売却を検討していたのですが、ようやく(僕からしたら、若干残念なことに)売り先が見つかりまして、2015年からは別オーナーが醸造しています。2013、2014年と病害や悪天候のためターゾは生産されなかったので、2012が最後のヴィンテージとなってしまい、2003年からちょうど10作品(ヴィンテージ)で閉幕ということに。先日、商品として唯一取扱いのなかったターゾ03を開けたのですが、その美味しいことといったら…今更ながらですが、2006年春にチェチーリアとターゾ03に初めて出会った際、完全に見極める事の出来なかった自分を呪いたい気分です…。エレガントな2010に、あけっぴろげな2011と、濃いけど若干内向的な2012、是非ともそれぞれの個性を楽しんでみてください!彼女が醸した最後のワインであるカジュアル版ヴァルポリチェッラ、ソット レ フレスケ フラスケ2014ですが、2013が終わり次第リリースします!!こちらも是非!

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バルバレスコのヴァッカ(とはいえ、バルバレスコは造っていませんが…)からもワインが一通り届いています。微細な発泡が心地良いアルネイス2014、ネッビオーロとフレイザで造るロゼ、アルカーディアの2013、ピエモンテの方言でヤマイチゴを意味するモレイ2013は若飲みタイプのネッビオーロ、バルベーラと木樽でしっかり熟成させたネッビオーロ、ランゲ ロッソは凝縮感あふれる2011年になります。少量入荷のバルベーラとランゲロッソですが、終売次第バルベーラ2013&ランゲ2012年に切り替えさせていただきます。

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文:太田 久人

132,142 nuovo16.03.07

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