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2014-05-01

【新入荷】2014年5月その1

今この瞬間、今回の新入荷ワインが弊社倉庫に搬入されているのですが、人手も十分、手持無沙汰なので本文章を書くことにしたオータです(笑)。
4日前にイタリアから帰ってきまして、今回は3年振りに2つのサロンに参加してきました。ラ ビアンカーラのアンジョリーノが主宰を務めるヴィン ナトゥールのヴィッラ ファヴォリータでは、僕の提案(そして友人である造り手、ステーファノ レニャーニの根気強い説得によりアンジョリーノが不承不承承諾したこと)により、プロだけが入室を許される試飲ルームができました。この部屋の中には造り手はおらず、必要最低限のサービスの人間のみがいて、Max20人が入室でき、各造り手のワインが2種類ずつ用意されていて参加者は各々のペースで試飲することができるという…。会場内に知り合いが多くなりすぎて挨拶ばかりで時間が過ぎ去り、新しい生産者のブースを訪ねる時間が無くなる事や、生産者のブースを訪ねて1つ目のワインで??と思っても、2つ目以降を「いいえ、結構です。ありがとうございました。」と言い残して立ち去ることのできない悲しい日本人の性(さが)もあり…心に響かないワインと分かっていても口にするアルコールで回る酔いは僕に相当のダメージを残し、それらが僕をサロンから遠ざけていたのですが、今回は自分の提案が採用されたということもあり参加することにしまして、シャンパーニュと甘いワイン以外の全て(約260-270種)を3時間かけて試飲してみました。結果はと言いますと、ボロボロ(笑)。「お前、そんな種類を短時間で試飲して味分かるのか?」と何人かの造り手に聞かれましたが、絶対分からない自信があったので(どういう開き直りなのでしょうか)、最初から心掛けたことは“できるだけ何も考えない”という事でした。“考えるのではなく、感じろ!”と自分に言い聞かせつつ出た結論はといいますと、
・樽ないしタンクからサロン用にボトリングされた、ないしボトリングしたばかりの2013年のワインから何かを感じるのは不可能に近い(よほどその造り手のワインに対する造詣が深くない限り)。2012年のワインの方がどれも素直に楽しめる
・パーチナやポデーレ イル サントなどのちゃんと熟成させたワインは、度数の割に飲み心地が軽い
・“試飲”という行為自体に興味というかそれほどの意味を見出しておらず、むしろちゃんと“飲む”ことによって、感じる事、見える事が多い
・(僕の知らなかった造り手のワインに関して、)醸造レベルでは破綻もなく普通に美味しいのですが、ギラリと光る個性という点では物足りないものが多い
そんなことをボヤーッと思いつつ夜の食事の時、車にあったムレチニックのアナ09、ラディコンのピノ グリージョ12を開けてみんなと飲んだのですが、理屈抜きで美味し~い!ほんとに色々腑に落ちちゃいました。若い造り手達が追いかけるべき、諸先輩方のワインには圧倒的な個性&存在感があるという事、(若い造り手達が)そこに至ること、そして同じ土俵(マーケット)内で勝負していくためには、生半可な覚悟、想いでは到底無理だということ、志のある若い造り手達を支えきれるほど土俵が大きくなっていないこと、早々に土俵を大きくするためにも個性も品質も圧倒的なレベルで確立しているうちの巨人ごときで手をこまねいている場合でないこと…という思いを強くして帰ってきました。更に踏み込んでいくつもりですので、ご支援(笑)よろしくお願いします!!
新しい造り手も2-3始めるかもしれません。お楽しみに!!
では新入荷ワインのご案内です!!
デイリーな白ワインが枯渇しつつあるヴィナイオータですが、ラツィオはヴィトルキアーノの修道院からコエノビウム&ルスティクム改めルスクム2012が入荷しました。早速コエノビウムを試飲しましたが、サクサクです!
現役の生産者としてはバルバレスコで最長老、アルド ビアンコのバルバレスコ09とネッビオーロ11年も届いています。どちらも内容を考えたら、笑っちゃうほどお安いワインと言えるかと。バルバレスコですが、1200本入荷しておりますが、例年の感じですと早々になくなってしまうと思いますのでお気を付けくださいね。
カノーニカからはバローロ09とバルベーラ11が入荷です!どちらもアルコール度数15%を超えていますが、すでに恐ろしい飲み心地です。08も素敵でしたが、09はより直感に訴えかける分かりやすい美味しさがあると思いますし、我が愛娘の生まれ年という事もありまして僕自身、個人買いも結構な量行っちゃうと思いますので、くれぐれもお買い逃がしのなきようお願いいたします!!

文:太田 久人
105 nuovo14.05.01

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