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2011-03-21

義捐ワインの内容 その2 ヴァッレダオスタ ロンバルディア リグーリア

ヴァッレ ダオスタ州

アルベール ヴェヴェイ
Blanc De Morgex e de LaSalle 2009 ブラン ド モルジェ(プリエ ブラン)36本
ヨーロッパで最も標高が高い所に畑がある、といわれている生産地域です。
実際、彼らの畑も、1000-1100mにあり、1haの畑から約6000本のワインを生産しています。
一見只のこざっぱりしたワインと思われてしまいますが、押し付けがましくないミネラル感があります。

ロンバルディア州

Ar.Pe.Pe. アールペーペ
Grumello Ris. Buon Consiglio 1999 グルメッロ ブオン コンシーリオ (ネッビオーロ) 60本
Isabella&Emanuele兄弟(姉弟できょうだいと読めるのでしょうか?)からは、亡き父に捧げて造ったという、強い意味合いを持つワイン、Il Pettirossoの1999年物をを提供されました。サッセッラとグルメッロという2つのゾーンワインをブレンドしたものになります。
で、僕の方で用意させてもらったブオン コンシーリオ1999ですが、現在取り扱いのある彼らのワインの中で最も良い熟成具合に達しているワインだと思っています。
彼らについては、こちらをどうぞ。

Barbacarlo バルバカルロ
Montebuono 2006 モンテブオーノ (クロアティーナ、ウーヴァラーラ、バルベーラ) 24本
Barbacarlo 2006 バルバカルロ (クロアティーナ、ウーヴァラーラ、バルベーラ) 24本
イタリアが誇る頑固爺、リーノ・マーガに関してはこちらを。
Montebuonoは12、バルバカルロ8ヴィンテージと、取り扱いヴィンテージがたくさんある中から、濃さ・強さと飲み心地を備えた2006年を選んでみました。ヴィンテージによっては?の付く方も多い彼のワインの中でも、比較的普遍的な味わいを持っているだろうと思われます。
こことこことここでバルバカルロに触れています。

Podere Il Santo ポデーレ イル サント
9cento 2003(ノヴェチェント、バルベーラ主体) 36本
ヴィナイオータ的ニューカマーなこの造り手。農業、それを取り巻く環境に対する問題意識、そしてワイン造りに関する考え方は、マッサ ヴェッキアをよりラディカルにしたとでも言いましょうか。ワインとして似ているものを挙げろと言われれば、“博士”ロレンツォ・コリーノくらいでしょうか。
コメントですが、「俺も(お前と共にそのプロジェクトの中に)いるよ」でした。
本数も何本でも良いと言われましたが、MimiMiniワイナリーの彼からそんなに貰う訳にもいかず・・・。

リグーリア州

Possa ポッサ
Cinqueterre 2009 チンクエテッレ(ボスコ主体、アルバローラなど) 24本
Rosso di Possaitara 2009 ロッソ ディ ポッサイターラ(カナイオーロ、ボナミーコ) 12本

チンクエテッレの畑 もう大変なことになっています

若きチンクエテッレの造り手、ハイディ ボナニーニのワイナリー。世界的文化遺産(実際世界遺産なわけですけど)としてのチンクエテッレの景観を守ることは、ブドウを栽培しワインを造ることだと自ら使命を課しています。畑に関しては、僕の知る限りイタリアのどの地域の畑よりも作業効率は悪いです。現在実際にチンクエテッレで管理・栽培されているブドウ畑の面積は最盛期の1-2割程度らしいです。

彼のワイナリーはリオマッジョーレという小さな町の、メインストリートから細い坂道を登っていったところにあります。車の通れるところではないので、メインストリートからは手押し車みたいなもので、ワイナリーまでブドウを運ばなければならないという気の遠くなるような苦労・・・。Heydiになぜ街中ではなく、仮に少し離れていたとしても運び込みなどに便利な場所にワイナリーを設けないのかと聞いてみました。彼が幼かった今よりも多くの造り手が畑を管理していた頃、秋はリオマッジョーレの町全体がモストの香りに包まれたという記憶があるらしく、その雰囲気さえも復活させたいと願う彼は敢えて街中にワイナリーを作ったそうです。

ワインもいちプロダクトなので、コストパフォーマンスも大切だとは思いますが、チンクエテッレのような、ワインそのものが文化遺産なもの(ヴァルテッリーナ然り)もあり、その価値はプライスレスかと。

A Maccia ア マッチア
Pigato 2006 ピガート 18本
Rossese 2006 ロッセーゼ 18本

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