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2012-08-22

【新入荷】2012年8月 (La Biancara、Monastero di Vitorchiano、Arianna Occhipinti 、La Calabretta、Vinicola Savese)


日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。
濃密な文章を書き過ぎたせいか、頭の中が真っ白なオータです。とはいえ、暑く寒い8月を乗り切るためにも頑張って新入荷のワインをご紹介したいと思います!!

お待たせいたしました、ラ ビアンカーラから白&赤のマシエリ、サッサイア、そしてピーコが入荷です!!
マシエリ白とサッサイアは2011年、ロッソ マシエリは2009年の最終在庫、ピーコは2010年となります。前回、2400本が一度に入ったので、さすがに予約だけで売り切れることはないだろうと思っていたサッサイアですが、見事完売・・・。今回も2400本の入荷ですので、念のため希望ご注文本数を募る形を取りたいと思います。
今回の2011年酸化防止剤無添加Ver.ですが、できるだけ切らさないようにするべく生産量14000本のうち9600本(約7割・・・)を日本用に取って置いてもらっています!
両マシエリ(白は2011、赤は2010)、サッサイアとも10月には再入荷いたしますので、今度こそ切らすことなくご提供し続けられるのでは?と思っております!!
ピーコ2010ですが、かなり価格を抑えることができましたのでこちらも是非!!!
シチリアのアリアンナ オッキピンティからも新ヴィンテージが届いています!
SP68(Rosso)で、シチリア ワインに対して抱いていたイメージを大きく覆された方は多いのではないでしょうか?軽快ですが軽薄なわけではないこの赤、これからの季節にはピッタリかもしれませんね!初ヴィンテージは2010年だったのですが、生産量があまりにも少なく、買い逃してしまっていたSP68 Biancoの最新ヴィンテージ2011も入ってきました!!アルバネッロ主体でモスカートが少量使用されているワインで、皮ごとの醗酵を行っています。
マセレーションをしていると言っても、膨大なタンニンのあるリボッラ ジャッラなどとは違い、シリアスさの全くない陽気なワインです。モスカートの香味も相まって、これまた夏にぴったりなワインかもしれません!!前回少量入荷いたしましたアリアンナの意欲作、ネーロ ダーヴォラで造るパッシート、パッソネーロ08の現地最終在庫24本だけ入荷しています。価格も若干抑えることができましたので是非!
絶品オリーヴ オイルも届いております!
同じくシチリアのラ カラブレッタからはIGTSiciliaRosso2001が入荷です!
前回入荷の2003のIGT(マグナムだけでリリースされたワイン)同様、中身は正真正銘のエトナロッソになります。IGT2003の場合、これからリリースされるエトナロッソ03と差別化を図るために造り手側があえてそうしたのに対して、今回の01は、DOCの申請をし許可が下りてから2年以内にボトリングしないとDOCを名乗れなくなるという、最近新しくできた法律の為にIGTとなってしまったワインとなります。
カラブレッタは、同ヴィンテージのワインでも樽(タンク)ごとにボトリングを行いますので、2年前にボトリングされた01はDOCだったのですが、今年に入ってからボトリングされたロットがDOC外れることになってしまったそうです。それにしても、10年以上熟成させてからボトリングをするだなんて・・・凄いの一言です。
プーリアのハイコストパフォーマンスワインの造り手、サヴェーゼからもワインが一通り届いています。味の濃度(ブドウ由来の)と価格の間の釣り合いがここまで悪い(良い意味で、です!)は、そうそうないのではないでしょうか??トラディツィオーネ デル ノンノデジデリウムに至っては、アマローネ級の濃さがあります(なぜ夏に入れてしまったのでしょうか?)。
近頃すっかりヴィナイオータのお値打ち白として定番化してきた修道院ワイン、コエノビウムの2010年も入荷しました。初めてボトリングをした頃に比べると、近年のヴィンテージはリリース当初から味が開いていて使い勝手が格段に良くなったと思うのですが、ワインとしての進化を遂げた途端、定番的に売れるようになり・・・。会話をしてないにもかかわらず、僕が感じた印象と同じものを感じた方が多くいるから、動きが出てくるわけで…。市場の動きが、個人の感覚の総意なんだと感じられた時、なんとも嬉しくなってしまうオータなのでした。

文:太田久人
77 nuovo12.08.22

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