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2008-11-21

10/25-10/26

25日夜Milano着、レンタカー借りて街なかへ移動、迷う。都会恐るべし。
N氏にかまってもらう。
26日朝、起きて朝食を摂ろうと思ってエレベーターに乗ると1枚の紙が目に入った。10/26からサマータイムから通常の時間に戻ると書いてあるではありませんか!というわけで、8時に起きたつもりが7時起きとなり、少々散歩してきました。

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相変わらず凄いドゥオーモ。
前来た時は修復していたような気がする。近くでよく見たら、石がピンクがかっている。
N氏宅を訪ね、コーヒーをご馳走になる。イタリア人(正確に言うならミラネーゼ)のようにお洒落なN氏のお宅はやっぱりお洒落だった。
10時頃MilanoをParma方面へ出発。12時ピッタリにオッターヴィオ宅に到着。
イタリア版満漢全席に耐えるべく、旅前半にオッターヴィオ宅に行くというのは我ながらいい作戦だった。
お約束のパルマ産黒豚のハム類(今回は、コッパ、パンチェッタにサラーメ)から始まり、7-8皿あっただろうか。おリストランテ的な盛りの7-8皿ならどうってことないのだが、どれもドカンと(1つの料理がオーバルの大皿で2枚分、ちなみに5人で)出てくるもんだから、前菜の段階で満腹感を感じ始めてしまう。

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とある貝(イタリアでは海のトリュフと呼ばれている)のジネープロ風味(トレンティーノのBoroni 社の造る、ジネープロのアックアヴィーテ)
これは本当に面白かった。自己主張が強いジネープロが案外貝に合っている。オッターヴィオの食文化度の高さを感じる一皿。

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大車えびのジェンツィアーナ風味(Boroniのジェンツィアーナ使用)
優に10尾以上は食べただろうか・・・。好きな海老もここまで食べると少々アップリ。塩気がほとんどないのが救い(実際塩は一切入れていないって言ってた、素敵です)

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小イカの煮込み
3時間以上煮たそう。柔らか。これまた塩気が絶妙で何とか完食。
この後の写真がない。ということはかなりきつくなってきたということなのだろう。
もう一皿くらい前菜があって、そのあとイトヨリのソースのリングイーネにガチョウのローストが出た。満腹中の満腹。

ワインも当然いろいろ出てくる。
Pigato2006AMaccia
Malvasia2006Nicolini
Malvasia2007Nicolini
Ambrosia2007(2006?)Nicolini
Vitovska2007Nicolini
Malvasia di Bosa 2001,2003
Ciabottino2007(PinotNeroのロゼ)Cinzia
Nebbiolo2003と1979 Viglione 1979美味しかった・・・。
他にも開けたような気がするが記憶にない・・・。

だけどこれだけは鮮烈に記憶しています。

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Pin-Grappa dimenticata 1964 Romano Levi

そりゃもう無茶苦茶美味しかった。香り、アタック、アフターテイスト、残り香どれをとっても今まで飲んだレーヴィのグラッパの中でも白眉と言っていいかと。同レヴェルとして強いて挙げるなら、SiamoNoi1970とLeCicie1965くらいかな。あんまり感動しちゃったんで、バルーングラスで2杯飲んじゃいました。
オッターヴィオ邸を出たのは22時、10時間も食卓にいたことになる。恐るべしオッターヴィオ。

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