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2011-03-22

義捐ワインの内容 その3 トレンティーノアルトアディジェ、ヴェネト

トレンティーノ・アルトアディジェ州

Longariva ロンガリーヴァ
Gramine’ Pinot Grigio 2007 グラミネ (ピノグリージョ) 360本!!
ヴィナイオータ的には最も古くから取引のある造り手です。
薄いオレンジ色をした(銅の色などとイタリア語では表現します)、ピノグリージョのワインです。
これからの季節にぴったりのワインではないでしょうか。
僕が次回分として、彼に注文した量が、3パレットと半分だったらしく、それをきっちり4パレット分にするべく、こんな本数を提供してくれました。
凄い詩的な言葉を添えてくれたのですが、訳すのが難しい!!
意味的には”やまない雨はない、晴れの日は必ず訪れる”的なものでした。

ヴェネト州

La Biancara ラ ビアンカーラ
Pico 2008 ピーコ (ガルガーネガ) 60本
本当だったら今頃日本にいるはずだったアンジョリーノ・・・。
2週間前の今日には全く予想だにしてなかったことが起こり、先週の今日彼に電話して、ヴィーニ ジャポンの延期決定したことを伝えて、その際にワインの提供を快諾してくれて、メールをみんなに一斉送信して・・・。
凄いたくさんの時間が経っているような気がしますが、この1週間珍しくたくさん仕事しているからでしょうか?
2008年のピーコは少々”不思議ちゃん”です。
リリースした時に、リストに書いた文章を貼り付けます。

Pico2008について
 到着した当初このワインを試飲した際、酸化防止剤無添加の為か瓶内で還元してしまったようだったのですが、まだPico2007年の在庫があったので、発売を当分見合わせることにしました。
 12月某日、2007年も品切れ間近という時に再試飲してみたところ、還元状態からは抜け出していたのですが、僕自身初めて見る現象が!グラスに注がれる液体には明らかに粘度があり(まるで薄ーい葛湯のような)、注ぎ終えてボトルを起こすとビヨーンとワインが戻っていくではありませんか(もちろんボトルから出た直後のワインが、です)!!
 以前は絶対そうじゃなかったワインが、瓶の中で別の食感のワインに変化している・・・、何らかの微生物のせいかとは予想はしたのですが、味わい的には特に問題もなく(近所のお客様には、あのヌルッとした感じは決して飲み心地が良いとは言えないのでは?とのご指摘を受けました。確かに!)、揮発酸が瓶内で極端に上がった、というような明らかに品質的な問題と言えるようなものでもない・・・。
 この事をアンジョリーノに報告したところ、Filante(フィランテ)と呼ばれる、乳酸醗酵から逸脱して起こる現象で、嫌気的で、亜硫酸などのバクテリアの活動を抑制する物質がない(もしくは極めて少ない)状況下で、乳酸菌とワイン中の残糖分がワインに粘度を与えるという説明を受けました。解消方法としては、開栓後ボトルを振るなどして沢山の酸素に触れさせることだそうで実際、近所のクルティエおばちゃんが愛夫の驚く顔が見たいと持ち帰ったボトル(開栓してないものだったのですが、移動中にボトルが揺れて空気が全体に回ったのでしょうか?)には粘度がなかったそうです。
 Filanteをネットで検索すると、”ワインの病気・欠陥”という項で紹介されていました。醸造学の見地からでしたら、そういうことになるのかもしれません。もちろんないに越したことはありませんが、人為的関与をできるだけ回避し造られたワインにたまたま出てしまった現象、だけど解決方法がある・・・これって果たして、病気、欠陥とまで断じられなければいけないことなのでしょうか?
 結論として何が言いたいのか良く分からなくなってきましたが、そういうボトルに出会わなかった時は普通に美味しいワインですので問題ないですし、出会ったとしても上記のように対処していただく(レストランでしたら振る前、振った後を飲み比べるなんていうこともできますよね)、もしくは販売の際にお客様にそのようにお伝えいただければ、品質的に安定しているとは言いがたい、だけど”自由な”ワインを知っていただく良いチャンスとなりえるのではないでしょうか?

Daniele Piccinin ダニエーレ ピッチニン
Bianco dei Muni 2008 ビアンコ デイ ムーニ (シャルドネ、ドゥレッラ) 60本
3ヴィンテージ目にして、日本では熱狂的なファンを獲得してしまった感のあるダニエーレ君(実際コストパフォーマンス悪いくらいに美味しすぎるし)のワインですが、28日か29日に弊社に入荷予定ですので、29日か30日頃から出荷開始となります。
2008年のビアンコ デイ ムーニ、雨がちの年だったということもあり、生産量が例年の7-8割で2300本程度だったらしいのですが、ヴィナイオータが買った量は実に1920本!!!8割以上を買ったことになります。結構凄くないですか?
「お前がやりたいと思っていることに対しては、俺はいつでも準備Okだ。ワインの銘柄も本数もお前が決めてくれ。今回のお前のアイデアは俺の心に無理なく入ってきた。だから100%お前を支持する。」
かっちょいいいい(悔しいことに見た目も)!でもって彼女が可愛すぎるぞ、ちくしょうめ!!!

今更気付いたのですが、この書き方だと紹介し終わる前にワインがなくなっちゃう!
というわけで、とりあえずは簡単なインフォだけであとから肉付けをしていきます。

Daniele Portinari ダニエーレ ポルティナーリ
Tai Rosso 2009 タイ ロッソ (タイ ロッソ) 36本
タイ ロッソはこの地域でもともとトカイ ロッソと呼ばれていたブドウのことで、ハンガリーだけが”トカイ”という呼称使って良いという事になったのでその後に考えられた名前になります。グルナッシュ、カンノナウと同品種だといわれています。
※この造り手のワインは今月末、弊社倉庫に入荷予定ですので、4月上旬頃からの販売とさせていただきます。

VillaBellini ヴィッラベッリーニ
Valpolicella Taso 2005 ヴァルポリチェッラ ターゾ(コルヴィーナ主体) 24本

Casa Coste Piane カーサ コステ ピアーネ
Prosecco Sur Lie 2009 プロセッコ シュール リー (プロセッコ) 48本

DavideSpillare ダヴィデ スピッラレ
Bianco Rugoli 2009 ビアンコ ルーゴリ(ガルガーネガ) 36本
(本当は48本もらったのですが、12本は別のチャリティのイベントの方に使わせてもらいました)

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