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2020-08-07

【新入荷】2020年8月その1(De Fermo、Arianna Occhipinti、La Biancara、Stefano Legnani)

ヴィナイオータを代表するキラキラ家族な、アブルッツォのデ フェルモからは、新しいワイン、コンクレーテ ビアンコ(!)2019と、新しい形のパスタと、ふっくら柔らかに茹で上がる絶品ひよこ豆が届いております!

義父からいきなり18ヘクタールもの畑を受け継いだステーファノ、セラーは18ヘクタール分のブドウを醸造できるほどのスペースもなかったですし(そして売れる確証も…)、ミニマムの初期投資とすべく、毎年厳選したブドウだけ自ら醸し、残りの(大半の)ブドウは近所のワイナリーに売ることにして、ワイナリーとしての活動をスタートします。畑ではビオディナミを実践していますので、コストはそれなりにかかり、ブドウも収量よりも品質を重視しているため、沢山収穫できるわけでもないのですが、アブルッツォは、イタリアでも有数のブドウに値段のつかない地域…(もちろん、質の良し悪しに関わらず…)。ブドウを売ったら、コストを全く回収できない(下手したら赤字…)なのに対し、醸造したのなら薄利だとしてもトントンに収められる可能性は残されている…。

ワイナリーを始めてから4年後の2014年に、アメリカのインポーター(以下Aさんとします)と取引を始めることにしたのですが、Aさんが欲しかったのは、廉価帯のクリーンでナチュラルな味わいのモンテプルチャーノ。まとまった量(年15000本!)を買うという約束のもとに、ステーファノはAさんにコンクレーテ(ロッソ)を特別価格で出すことに。その後も取引は順調に続き、2019年ヴィンテージは、なんと24000本もの予約のオファーがあり、友達だと信じていたAさんの言葉を信じ、ステーファノは約1万本分多めにコンクレーテを仕込みます。そして2020年の1月にAさんから1通のメールが届き、そこには「2020年ヴィンテージは、私のためのコンクレーテは仕込まなくて結構です。」的な事が書かれていたそう…。いきなりゼロって…と少ししょげるステーファノですが、3か月後に再度Aさんから「やっぱり2019年ヴィンテージも要りません。」といった追い打ちメールが…酷すぎる…。

この一件に関してステーファノは、

「あまりにも急な展開に動揺もしたけど、人生は常に学び続けなければいけないし、今回の件も僕にとっては素晴らしい教訓になったと今は思えているんだ。こういった特殊な時期にこそ、心ある人かそうでないかがはっきりと見分けられるのだと。というわけで、なんとかして24000本を捌かないと!時期も時期だし、大変だとは思うけど…。銀行がちょっと協力してくれるのなら、それほど焦らなくてもいいのだけど(笑)。」

こんな話を聞かされて、協力しないわけにはいきませんよね?というわけで、継続的に買い続ける約束をして、Aさんと同じ条件を出してもらうことになりました!今現在絶賛販売中のコンクレーテ ロッソ2017も8月から大幅値下させていただきます!!旧価格でも十分にコスパはあったと思うのですが、新価格でこの内容はヤバいです!

2018年に実験的に仕込んだコンクレーテ ビアンコ、去年の夏に訪問した際にボトリングしたものを飲ませてもらったのですが、クリーンで、素直で、衒いがなく、とても美味しい!「こんな感じのワインで、~な値段だったら、ヒサト興味あるかな?」とステーファノ。低価格帯の白はどれも動きが速く、お客様には常に少ない選択肢の中から選んでいだだかなければいけない状況が慢性的に続いており、非常に心苦しく思っていたのですが、新たな救世主が出現しました!!ガンガン飲んでくださいね!!

パスタはフジッローニ(大きなフジッリの意)とのことですが、どのくらい大きいのか、オータも皆目見当がついておりません…。これからの季節には少々冷やし気味でもステキなレ チンチェ2017と暑い時こそお肉だぁ!という方にはうってつけなワイン、プローロゴ2015もよろしくお願いします!

アリアンナ オッキピンティからは、2019年ヴィンテージSP68のビアンコ&ロッソと香り高いオリーヴオイル、パンタレイ2019が入荷です。SP68、白は瞬殺警報が出ていますのでお気を付けくださいね!

他のプロダクトも絶賛販売中でっす!先日彼女のファーストヴィンテージである2004年のシッカーニョを開けましたが、本当に美味しかった…。

ステーファノ レニャーニポンテ ディ トイですが、2015年がようやく終売しましたので2016年ヴィンテージを、併せてポンテ ディ トイ以上にステーファノの理想のワイン像により近い存在とも言える、ル ガルーの2015年もリリースします!

この2ワイン、ブドウも仕込み槽も全く一緒なのですが、ポンテ ディ トイはタンクの上澄み部分を夏前にボトリングしたもの、そしてル ガルーはタンク下部の澱と触れていた部分をさらに数か月熟成させたものになります。ステーファノは、友人のセラーを間借りして醸造を行っているという事もあり、全てを彼の望む通りに進めるわけにはいかないという状況下で仕事をしています(彼の友人は、全てのワインを収穫翌年の春にはボトリングしてしまうため、春以降はステーファノのワインだけがセラーにある状態に…どう考えても居心地は良くないですよね…)。

2014年、2015年と閉じたニュアンスからスタートしたポンテ ディ トイですが、2016年はすでに良い感じですし、ル ガルー2015年に至っては、現段階でポンテ ディ トイ2015よりも開いているかもしれません。どちらもザックザクですよ!

そしてラ ビアンカーラからは、オータのアイデアから生まれた、ノーマルVer.よりも6~9カ月ほど樽熟成の期間を長く取った、サッサイア スペシャル エディション2018が入荷です!3000本とまとまった本数が入荷していますが、瞬殺は間違いないと思いますし、若干の数量調整が入る可能性があることも予想されます。予めご了承くださいませ!!

*ご紹介したワインは、ブログ掲載時には完売している場合がございます。どうぞご了承ください。

文:太田久人
163 189 265 nuovo20.08.07

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