【新入荷】2020年2月その1(Monastero di Vitorchiano、Daniele Piccinin、Il Cancelliere、Cantina Giardino、Lasserra)
最近のマイブームは?と聞かれたら、それはもう断然ゴミ拾い!と答えたいオータです。数年前まで、我が家(兼社屋)の周りは篠や葛を始めとした強力な雑草たちが猛威を振るう荒れ地だったのですが、昨今では開発が進み当時の面影はどこへやら、2年弱でかなりの数の家屋が建ち並ぶまでに。開発される前は生い茂った草木が隠していた、オータ家に隣接する場所に換地されたオータ妻実家の土地(そこにNewダダ兼ヴィナイオータ第2倉庫を建てました!)に捨てられていたゴミや、オータ家敷地から他者さまの土地に飛んで行ってしまったとおぼしきゴミの回収が、(ゴミ拾いを)始めるきっかけでした。一旦始めたら始めたで、自然に還る(=大地にプラスの形で還元される)ことのないヒトの落し物の多さに呆れ、それが仮に他者の土地に落ちているものだとしても、マイナスの借景になるものならば極力視界から排除したいと考えるようになり、活動範囲を徐々に広げ、ワンちゃんの散歩にもごゴミ袋を持参するように…。
意図的に捨てられた(であろう)ゴミの大半は、ペットボトル、缶、ビンなど飲料の容器とコンビニ弁当の容器、そしてタバコの吸い殻…。中でも極悪なのが3大ゴミの2つがコンボになった、缶やペットボトルの中にタバコの吸い殻が入ったやつ…(飲み物が少し残っていた時など最悪です!)。農薬らしきものが入った茶色のビンが、スクリューキャップがなくプラスチック製の中栓だけで、そしてその中栓が劣化し割れができて中身が流出し、どう考えても体にも環境にも良くなさそうな異臭悪臭を放った状態で捨てられていたのも非常にキツかったです…。
拾いつつ、一体どんな人がなぜ捨てるのか、そして自分はなぜここまで執念深くゴミ拾いをするようになったのかなどを悶々と考えていた時、「世界がもし100人の村だったら」が頭をよぎりまして、オータの活動範囲内の人口や散歩などですれ違う人数などをイメージしながら算出した数字はと言いますと…
・ゴミ捨て場でもないところにゴミを捨てるような心無い人の数:ゼロないし1
・落ちているゴミをかなり積極的に拾いにかかる人の数:ゼロないし1
・前者は1よりも限りなくゼロに近く、後者は前者よりは多い
以上3点を総合すると、このような結論に達します。
・捨てもしないけど拾う事もしない人:98~100人…
もちろん、心無い人の心無い行為そのものが最もイケてないわけですが、オータはそれ以上に、「それは自分がやるべきことではない」と無関心な態度を取っている人や、とある海洋生物の死因を究明すべく開腹してみたら大量のビニールが出てきたなどという報道を見ても、道端に落ちているビニールとの相関性に思い至らないほどに想像力が欠如した人が社会のほぼ全体を占めているという事実(オータの仮説ですが、当たらずとも遠からず…)に驚愕してしまいました。こう書くと、オータが悲観的になっているようにも見えるかもしれませんが、むしろ逆で、ほぼ全体の意識やモラルがほんの少し向上するだけでとんでもない変革さえ起こせるという示唆に富んだものと受け取っております!そんなこんなでオータのゴミ拾い活動は、気が付いたことに関しては無関心を装わず具体的に行動していくという決意表明の一環なのかと…。
と相変わらず脈絡のない話をつらつらと書いてしまいましたが、これも起源話等を通じてオータがお伝えしたいことの一部だったりします。オチにまで辿り着く日がオータ自身も全く読めませんが、今後とも気長にお付き合いいただければと!
今回は2月に予定している3回分の新入荷情報をまとめてご紹介させていただきます!ひじょおおおおに濃い内容となっております。このあとの文章を書く前から、「うわ~、またヴィナイオータが商売的に寒い季節にきっついワインぶつけてきたよ…」という皆さんの悲嘆と歓喜がないまぜになった叫び声が聞こえてくる気がします(笑)。それでは行きま~す!!
ラツィオ州のヴィトルキアーノという町にある、シトー派の修道院で造られるワイン、コエノビウム&ルスクム&ベネディックの2018年ヴィンテージが入荷です!コエノビウムに関しては、その圧倒的なコストパフォーマンスで、野獣(ワイン)だらけのヴィナイオータのラインナップの中でも確固たる地位をすでに築いていたと思うのですが、うすら微発泡した2017年がダメ押し的決定打になったとオータは考えております。スティルワインであるべきはずのものが、ボトリング後に勝手に発泡しちゃったわけですから、造り手的には心穏やかならぬ出来事だったはずなのに、それが売れ行きに拍車をかける原動力になるだなんて…これこそナチュラルワインの真の醍醐味かと!近年栽培面積を増やしていたようで、コエノビウム2018は2回の引き取り分を合わせて9000本ほど分けてもらえることになりました!ガツンガツンお飲みいただけますと幸いです!今回は4200本の入荷となります。どのくらいの勢いで動くのか皆目見当が付きませんが、もって3か月といったところでしょうか…。
2~3週間ほど皮ごと醸した白、ルスクムは960本、この地域の伝統的なセパージュであるチリエジョーロ&サンジョヴェーゼで造られるベネディックは480本の入荷です。限定とはしませんが、瞬殺警報が出ておりますのでご注意くださいませ!
二次醗酵を促すための糖分として同品種、同ヴィンテージの干しブドウのモストを使用し、酵母添加も一切行わない、正真正銘のナチュラルスプマンテ、ダニエーレ ピッチニンのアリオーネ2015が終売しましたので、2016年をリリースします!2015年よりはガス圧が低く、エクストラブリュットというよりはブリュット的な味わいとなっておりますが、ステキであることには変わりはありません!
ビアンコ2017とモンテマーグロ2017はまだ在庫がありますが(とはいえ、持ってあと1か月程度でしょうか…)、ピノネーロ2016は終売間近となっております!
イル カンチェッリーレのミドルクラス アリアーニコ、ジョヴィアーノ2014が終売しましたので、2016年をリリースします(2015年は、造り手サイドのミスで買い逃しました…涙)!
アリアーニコ2014も残り400本を切っております!タウラージ2013、リゼルヴァ2011もよろしくお願いします!
そして同じくカンパーニア州のカンティーナ ジャルディーノのレ フォーレ2015が終売しましたので2016年を、そして、アンフォラで1年間の醸し醗酵と熟成を施すクラウン エノローグも2012年がほぼ完売という状況になりましたので、2014年をリリースします!
白だけかと思いきや、最近は赤の動きもなかなかスピーディーになっておりますので、お買い逃しなきよう!!
母親のうっかりさん振りを確実に受け継いでいる、レオナルド&アウグスト&アキッレ&ターツィオ兄弟によって営まれる、イル ブオンヴィチーノ改めラッセッラからは、2018-2019シーズン産の柑橘ジャムが届きました!使用する柑橘は全てチンクエテッレ地区内のボナッソーラという集落にある彼らの別荘で獲れたものになります。彼らが生産するワインやトマト瓶ほどに、ジャム類が動く日は果たして訪れるのでしょうか…。是非!
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【新入荷】2022年8月その1(Cantina Giardino,Possa,L’Acino,Longariva,Pacina,La Calabretta,De Fermo,Francesco Brezza) 【新入荷】2022年6月その1(Davide Spillare,Maison Maurice Cretaz,Le Boncie,De Fermo,Nicolini,La Calabretta,Stefano Legnani,Stefano Berti,Cantina Giardino,De Bartoli,La Visciola) 【新入荷】2022年5月その1(Casa Coste Piane,Fonterenza,Radikon,Gravner,Il Cavallino,Ezio Cerruti,Nicolini,Bressan,Cantina Giardino,Le Boncie,Arianna Occhipinti,La Calabretta,De Fermo,Lasserra) 【新入荷】2022年3月その1(A Maccia,Alberto Anguissola,Borgatta,Casa Coste Piane,Il Colle,Cantina Giardino,De bartoli) 【新入荷】2021年12月その1(La Castellada,Cantina Giardino,Cascina Roccalini,La Biancara,La Visciola,Nicolini)