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2021-09-13

ヴィナイオータ かわら版 ~葉山編 その二~

こんにちはーっ!だだ商店におります葉山ですっ。

つくばに来て1年半がたちました!最近の休日は自動車学校へ通いMT免許取得に向けて動いています。日本全国津々浦々、ドライブ旅楽しみだ~♪

さて、今回選んだ1本は北イタリア ピエモンテ州カレーマから、Monte Malettoが造るBattito del Maletto 2015年。

バッティト デル マレット2015年(Monte Maletto)

カレーマのワインを初めて飲んだのはテラヴェールさん取り扱いの協同組合のものでした。他のエリアのネッビオーロとは違い、力強さというよりは優しく寄り添ってくれる繊細な味わいで深く惹かれたのを覚えています。

カレーマはヴァッレ ダオスタ州と隣接する人口800人程の山に囲まれた小さな地域です。(カレーマのどこにいても山が近くに見える!)その山肌に段々で葡萄畑が開拓されていて、葡萄畑は町全体で17ha程、その大多数が協同組合に加盟し共同醸造されています。

その組合には入らず、また違ったカレーマの良さを伝えてくれるMonte Malettoの当主はジャンマルコ ヴィアーノという30代半ばの造り手さん。栽培放棄されかかっているような畑をいくつか借りて自身の醸造所を構えています。元々星付きレストランでソムリエとして働いていた彼のフォトアルバムを遡れば、スーツ姿でワインをサーヴするものやテイスティング風景等のばしっと決まった写真以外にも、美女にチュッとされている写真だったり、大自然の中に身を置いた写真があったり……そんな人生を謳歌する若者が家庭を持った事を機に故郷へ戻って、過酷な畑作業や高齢化等で耕作放棄され存続危機にまでなったカレーマの土地でワインを造り始めました。当時、まだ30歳にもなっていなかったんじゃないでしょうか?崖に段々で並ぶ葡萄畑を見て決心したなんて。是非是非、チャレンジする彼の1本でお楽しみ頂きたいです。

Battito del Maletto 2015年はカレーマのネッビオーロを使っていますが、当時カレーマ内で醸造していなかった為DOC認証は受けていません。ですがカレーマの良さを十分に引き出したワインとなっています。1年前に飲んだ印象より、少し大人っぽくなっておりました。色んなシチュエーションにばっちりなワインだと思うんですが……皆さんもこのエリアならではのネッビオーロに酔いしれてみませんか(((o(*゚▽゚*)o)))

ヴィアーノ君は、この2015年VTの赤が初めてリリースしたアイテムとなっています。今後の彼のワインの変化も楽しみの1つにして頂けるかと思います。カレーマの素敵な未来、そして日本全国の皆さんへ、今日もKANPAIでっす。

<<葉山の飲んでもらいたいワイン紹介>>
銘柄:バッティト デル マレット2015
造り手:モンテ マレット
地域:伊 ピエモンテ州
ブドウ:ネッビオーロ主体、ネイレ、バルベーラ
希望小売価格:7,500円(税抜)

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