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2021-11-19

造り手紹介 Pierpaolo Pecorari / ピエールパオロ ペコラーリ

造り手:Pierpaolo Pecorari / ピエールパオロ ペコラーリ
人:Pierpaolo Pecorari, Alessandro Pecorari, Clizia Pecorari / ピエールパオロ ペコラーリ、アレッサンドロ ペコラーリ、クリツィア ペコラーリ
産地(州):フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
ワイン:Friulano, Malvasia Istriana, Cuvee San Lorenzo, Pinot Bianco, Traminer Aromatico, Sorjs Chardonnay, Kolaus Sauvignon, Olivers Pinot Grigio, RosAlba, Refosco, Baolar, Gjldo Cabernet Franc, Tao
所在地:Via Tommaseo 56 – 34070 San Lorenzo Isontino | GO – Italia<map
Web:https://www.pierpaolopecorari.it/en/

フリウリ=ヴェネツィア ジュリア州、ゴリツィアの西8km、サンロレンツォ イゾンティーノで、現当主アレッサンドロの父ピエールパオロが祖父から引き継ぐ形で1970年に始められたワイナリー。1970年初頭は、フリウリの白ワインが世界で注目を集めはじめ、フレッシュ&フルーティーかつ、それまでにないフリウリ独自の個性を持った高品質なワインが生まれたタイミングでもあります。

ワイナリーには祖父が植えたレフォスコやマルヴァジーアの地品種に加え、1980年代からシャルドネやソーヴィニョン ブラン、メルローといった国際品種も植え、30ヘクタールの広さの畑で創業当初から有機栽培を実践しています。有機堆肥の使用は極少量のみですが、環境に配慮し自分たちで完熟させてから使用。ピエールパオロは、ラディコンのスタンコやカステッラーダのニーコと同じ時代に醸造学校で学んでおり、2人から見ると「自分たちと違って、かなり優秀な生徒だった」そうです。

現在は息子アレッサンドロと妻クリツィアにワイナリーは引き継がれ、樹齢の若いブドウから収穫されフレッシュなワインとして仕上げられた「クラシックシリーズ」、クリュ名付きで木樽を使って熟成を行う「クリュシリーズ」、高樹齢のブドウから造られる熟成期間を十分にとったワイン「セレクションシリーズ」と3つのラインから年間約20万本のワインを生産しています。

<ワインラインナップ>

●Friulano(フリウラーノ)
品種:フリウラーノ

砂状石灰質のサン ロレンツォ イゾンティーノのエリアで収穫された平均樹齢15年のフリウラーノを使用。醗酵温度が上がり過ぎない状態でステンレスタンクにて醗酵。澱とともに7か月間醗酵の続きと熟成、毎週バトナージュを行ってボトリングされるスタンダードラインの白。

●Malvasia Istriana(マルヴァジーア イストゥリアーナ)
品種:マルヴァジーア イストゥリアーナ

マルヴァジーア発祥の地ギリシャから、その他の地域で栽培されている島伝いではなく、陸伝いでフリウリに伝播してきたマルヴァジア イストゥリアーナ(イストゥリアのマルヴァジーアの意)。砂状石灰質のモッサのエリアで収穫されたブドウを、醗酵温度が上がり過ぎない状態でステンレスタンクにて醗酵させる。澱とともに7か月間醗酵の続きと熟成、毎週バトナージュを行ってボトリングされるスタンダードラインの白。

●Cuvee San Lorenzo(キュヴェ サン ロレンツォ)
品種:フリウラーノ、マルヴァジーア、リボッラ ジャッラ

フリウリにおいては、伝統的なセパージュであるフリウラーノ、マルヴァジーア、リボッラ ジャッラをステンレスタンクで混醸したワイン。

●Pinot Bianco(ピノ ビアンコ)
品種:ピノ ビアンコ

モッサのエリアで収穫された平均樹齢30年のブドウを使用。野生酵母を利用し、皮にあるブドウの香味成分を引き出すため低温下でステンレスタンクにてマセレーションとアルコール醗酵。澱とともに10か月間醗酵の続きと熟成、毎週バトナージュを行ってボトリングされる。

●Traminer Aromatico(トラミネール アロマティコ)
品種:トラミネール アロマティコ

コロナのエリアで収穫される平均樹齢30年のブドウを使用。野生酵母を利用し、皮にあるブドウの香味成分を引き出すため低温下でステンレスタンクにてマセレーションとアルコール醗酵。澱とともに10か月間醗酵の続きと熟成、毎週バトナージュを行ってボトリングされる。

●Sorjs Chardonnay(ソリス シャルドネ)
品種:シャルドネ

サン ロレンツォ イゾンティーノにあるソリス地区の樹齢40年のブドウが植わる区画。野生酵母を利用し、低温下でオーク樽でのマセレーションとアルコール醗酵。澱とともに7か月間醗酵の続きと熟成、毎週バトナージュしてボトリング。

●Kolaus Sauvignon(コラウス ソーヴィニョン)
品種:ソーヴィニョン

サン ロレンツォ イゾンティーノにあるコラウス地区の樹齢40年のブドウが植わる区画。野生酵母を利用し、低温下でオーク樽でのマセレーションとアルコール醗酵。澱とともに9か月間醗酵の続きと熟成、毎週バトナージュを行い、ボトリング後も7か月熟成されるクリュシリーズ。

●Olivers Pinot Grigio(オリヴァース ピノ グリージョ)
品種:ピノ グリージョ

サン ロレンツォ イゾンティーノとモッサにある樹齢15年のブドウが植わる区画。野生酵母を利用し、低温下でオーク樽でのマセレーションとアルコール醗酵。澱とともに9か月間醗酵の続きと熟成、毎週バトナージュを行い、ボトリング後も7か月熟成されるクリュシリーズ。

●RosAlba(ロザルバ)
品種:メルロー、レフォスコ、カベルネ ソーヴィニョン

Rosa(ローザ)はイタリア語でピンクを表し、Albaはアレッサンドロのお母さんの名前から。カプリーヴァ・デル・フリウリとモッサのエリアで採れる平均樹齢15年のメルロー、レフォスコ、カベルネ ソーヴィニョンを早摘み。醗酵温度が上がり過ぎない状態でステンレスタンクにて醗酵。澱とともに7か月間醗酵の続きと熟成、毎週バトナージュを行ってボトリングされるスタンダードラインのロゼ。

●Refosco(レフォスコ)
品種:レフォスコ ダル ペドゥンコロ ロッソ

サン ロレンツォ イゾンティーノ、モッサ、カプリーヴァ デル フリウリのエリアで採れる平均樹齢15年のブドウを使用。ステンレスタンクにて20日間のマセレーションの後、フレンチオークの小樽にて10か月熟成。

●Baolar Merlot(バオラール メルロー)
品種:メルロー

モッサのエリアで採れる樹齢60年のメルローを使用し、ステンレスタンクにて21日間のマセレーション&アルコール醗酵。タンニンの抽出を促すため、果房が上がってきたら果汁を抜き、果皮や種子を空気に触れさせ酸化させてからまた果汁を戻すというデレスタージュを繰り返す。その後、フレンチオークの小樽で12ヶ月間、ボトリングしてからも瓶内で7ヶ月間熟成させる。

●Gjldo Cabernet Franc(ジルド カベルネ フラン)
品種:カベルネ フラン

オリヴァースに所有する、樹齢70年超のカベルネ フランで造るワイン。ブドウの質が高い年にだけ単体で醸造され、古樽で2年、瓶で最低でも2年寝かせたのちにリリースされる。生産本数的にも1200-1300本程度のワイン。ジルドは、このカベルネ フランを植えた、前所有者のお爺さんの名前から。

●Tao(タオ)
品種:レフォスコ

タオは中国哲学の道を意味し、ラベルにもタオイズムを象徴する太極図が描かれている。アレッサンドロがアジアの文化に深く関心があり、老子の思想の一つであるタオに影響を受けたことから。イタリアに残る600年前の文献にその名前が登場する品種レフォスコは、レフォスコ ダル ペドゥンコロ ロッソという長い正式名称を持っている。野イチゴのような艶めかしい香りと爽やかな酸味を持ち、独特の土っぽさを感じさせる個性的なブドウ。

サンロレンツォ イゾンティーノの隣村モラーロの標高60mの畑に植えられた樹齢30年のレフォスコを収穫、醗酵温度が上がりすぎないように注意しながらステンレスタンクにて24日間のマセレーションとアルコール醗酵を行い、使い古したフランス産の樫のバリックにて12か月間醗酵の続きと熟成を行った後ボトリングされ、36か月間瓶内で落ち着かせてからリリース。

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