【新入荷】オータのアツアツ新入荷・2024年7月その3(Maison Vevey Albert,Possa,La Biancara,Il Cavallino,Alberto Anguissola,Pacina,Le Boncie,De Fermo,La Calabretta,Arianna Occhipinti)
1日の始まりにその日にこなすべき仕事を頭の中でリストアップするものの、すべてをキッチリ終わらせることができぬままその日が終わってしまうというのが常態化していて、なかなか晴れ晴れしい気持ちを味わえないでいるオータです。あ、対ユーロ史上最高値の円安状態も、オータの気分を下げるのに一役買っていることは間違いないのかと…。
2024年1回目のメルマガのあいさつ文の中で、オータ的には判定負けを喫した感覚でいる“2023年”という対戦相手を振り返りつつ、「2024年という未知の対戦相手が、井上尚弥のような規格外のモンスターではないことを切に祈っております!」などと書いていたわけですが、今のところ、為替の状況的にはまさしくモンスター級となっており…。厳し~~っ!とはいえ、悲観的になっても何も好転することはないでしょうし、今以上の“最悪”はないと考えられたのなら、あとはアクセルを踏み込むのみ!というわけで、ただ今そりゃもうたっくさんのワインを仕入れております…がっ!!じゃんじゃかと届くのは9月以降…。
そんなこんなで今回のご案内ですが、コンテナーの入港が滞る7月の中旬~8月前半に厚めの新ヴィンテージ投入のお知らせと、8月後半に発送可能になる予定の新入荷ワインのご紹介といった内容となっております!
【メゾン ヴェヴェイ アルベール】
ヴァッレダオスタ州のヴェヴェイ アルベールのブラン ド モルジェ2021が終売しましたので、2022をリリースします。
コエノビウム、サングイネートのビアンコ、ダニエーレ ピッチニンのビアンコ ムーニなど既着の2022ヴィンテージの白は、外向的で“もう美味しい、すごく美味しい”ものが多い気がするのですが、このブラン ド モルジェもご多聞に漏れずとても素敵です!オータが記憶する限り、リリースしたてからこんなに胸襟を開いてくれているヴェヴェイのワインはなかったような…。もちろん2022ヴィンテージも、ヴィナイオータのためだけに無濾過でボトリングしたスペシャル ヴァージョンになります!
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【ポッサ】
先日ご紹介したポッサのチンクエテッレ2021、入荷本数が少なかったこともあり、一瞬で終売間近となったため、2022もリリースすることにしました。併せて、カナイオーロ&ボナミーコで造る赤、ウ ネイグル2017(L.1/2018)もリリースします!
チンクエテッレ2022も2021同様に、すでにとても親しみやすい味わいとなっております!そしてウ ネイグル2017ですが、例年よりはアロマティックではない分、大人の色気のようなものが備わったワインとなっています。
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【ラ ビアンカーラ】
我らがラ ビアンカーラがタイ ロッソで造る赤、ソ サン2018が終売間近なので、2019をリリースします。
昨今夏が暑すぎるくらいに暑いヴィンテージが多いこともあり、果実味たっぷりのカンノナウないし南仏のグルナッシュ的なニュアンスを持つことが多かったソ サンですが、ヴィンテージの特徴なのか2019は北ローヌのグルナッシュ的雰囲気があるような…。線は細い(細すぎってことはないです!)ですが、のびやかですし、もう十分に開いているワインです。
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【イル カヴァッリーノ】
ビアンカーラのアンジョリーノの5番弟子、サウロ マウレのイル カヴァッリーノのカ ロンバルダ2019が終わりそうなので、2020をリリースします。
抜栓直後は少々還元してますが、軽度ですし、抜栓3日目にはほとんど気にならないレベルになっていたのでご安心を(この夏を過ぎたら、かなり落ち着いてくると思われます!)。2019よりは重心低めですが、飲み心地はあくまでも軽やか~。
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【アルベルト アングイッソラ】
おもてなしの心を持つ、オータがピアチェンツァ周辺にいる時の秘書的存在、アルベルト アングイッソラ率いるカゼのトップ キュヴェ、リーヴァ デル チリエージョ2015が残りわずかとなりましたので、2016をリリースします!
果実の強さ、濃度、テンションなどは2015同様に高いレベルにあり、2015よりも柔らかなタンニンを持ち合わせているのですが、まだ少々臭いです(笑)。イル カヴァッリーノのカ ロンバルダ2020と比べると、還元がとれるのに数年の時間は要しそうですが、味わいとしては本当にステキなので是非!
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【パーチナ】
トスカーナ州のパーチナのドネスコ2019が終売、パーチナ2015が終売間近ということで、ドネスコ2020、パーチナ2016をリリースすることにしました。
エネルギーが溢れすぎて、リリース当初はヤンチャなことが多いドネスコですが、今回の2020はすでに落ち着きのある佇まいで、とても使い勝手が良いワイン!対し、パーチナ2016ですが、2015と比べるとまだ少々硬い気もしますが、大器の片鱗はすでに感じていただけるかと!(→オータの見立て的には、2016年はレ ボンチエやパーチナにとって本当に偉大なヴィンテージ)
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【レ ボンチエ】
2019ヴィンテージを現行として販売しているレ ボンチエのレ トラーメ、まだ潤沢な本数の在庫があり、次ヴィンテージを投入するか迷ったのですが、キャラクターにそれなりの違いがあると判断、2020も販売することにしました。
酸に特徴があり外向的な味わいの2019と、暑い年であったことに由来する強い果実味を備えつつも内向的な2020(ですが、開くのにそんなに時間もかからない気もします!)…。ぜひ飲み比べてみてください!
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【デ フェルモ】
アブルッツォ州のデ フェルモのレ チンチェ チェラズオーロ ダブルッツォ2019が残りわずかとなりましたので、2020をリリースします。
一言で表現するなら、フレッシュ!じめじめした陽気やうだるような暑さを忘れさせてくれるような爽快感のあるワインです。
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【ラ カラブレッタ】
シチリアのラ カラブレッタが、アメリカ系の台木を接ぎ木することなく自根のまま植えたネレッロ マスカレーゼで造るワイン、ピエーデ フランコ2015の在庫が少なくなってきたので、2016をリリースします。
このピエーデ フランコというワイン、2007年が初ヴィンテージですので、2016ヴィンテージで樹齢的にようやく10年を超えたくらいなのだと思うのですが、2015と2016の間には大きな心境の変化があったような気がします。(心境などと書きましたが、“造り手の”ではなく、あくまでも“ブドウ樹の”なのですが…。)アメリカ系の台木と比べて、根を大地に張り巡らせるための力強さに欠ける自根のネレッロ、ただでさえ瘦せた土地のエトナですから、生命の危険を感じずに済むレベルにまで樹として生長する(=根がしっかりと張る)のには相当の苦労があったはず。これまでとてもタフな人生(ブドウ生?)を送ってきた自根ネレッロちゃんが心の平穏を見出したのが今回の2016ヴィンテージあたりからなのでは?と妄想してしまうほどに、ナーバスさの欠片もなく、のびやかで均整の取れた味わいが2016にはある気がします。
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【アリアンナ オッキピンティ】
アリアンナ オッキピンティのイル フラッパート2020が終売しましたので、2021をリリースします!
フラッパートは、香り、酸、果実味どのポイントにおいても、陽気でキュートなパッチリした目鼻立ちの品種…というのがオータの印象だったのですが、今回の2021はアダルトな東洋的クールビューティを備えたワインとでも表現すれば良いのでしょうか…。当然のことながら毎年素晴らしいワインではあるのですが、このイル フラッパート2021は、ちょっと特別かもしれません…。
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*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。