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2025-05-02

【新入荷】オータのアツアツ新入荷・5月その1(Davide Spillare,La Visciola,Vodopivec,Alberto Anguissola(CASE)、De Bartoli,De Fermo,Fonterenza)

弊社スタッフは締め切り日が迫っても一向にあがってくる気配のないオータのメルマガ文章を、オータは気配だけはあるのになかなか実現しない飼育中のミツバチ2群(巣箱2つ)の分蜂を心待ちに…そんな穏やかなようで慌ただしいヴィナイオータの春ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

日本全国の趣味(?)で養蜂をしている人たちが利用している分蜂マップというアプリがあるのですが、それで確認してみるとつくばの同志2人が分蜂報告を上げているではないですか!2人のうちの1人に至っては、もうすでに1つの巣箱から5回目の分蜂まで!!羨まし過ぎる!!同じつくば市で5回も分蜂しているのに、オータの巣箱(とても活発!)が1回もしていないのは変だなぁと思い、先ほど巣箱内を見てみるとミツバチの数が激減している…。オータが気付かぬうち、ないしオータのいない間に分蜂してしまい、そしてオータが用意した空の巣箱には入居してくれなかったようです…。悲しいいいい。ここにきて、自然入居を念頭においた準備しかできていなかったことに気が付かされました…。強制捕獲の準備も進めないと!来年こそは!!

そんなこんなで分蜂集合板の作成を急がねばなりませんので、早速新入荷案内です(笑)。

まずはヴィンテージ切替のワインから!

 

 

【デ フェルモ】

アブルッツォのキラキラ家族デ フェルモからは、コンクリートタンク醗酵&熟成のスタンダードラインの白、コンクリート ビアンコ2022が終売間近という事で2023を、そして現行2019が残り僅かのペコリーノで造る白、ドン カルリーノ20202021を同時リリースします。

コンクリート ビアンコ2023は、2022ほどの果実味はないまでも、調和の取れたステキなワイン。ドン カルリーノ2020は程よく落ち着いていて、現段階で十分に楽しんでいただけると思いますが、入荷本数がびっくりするほど少ないこともあり、一瞬でなくなってしまうかもしれません。2021は、2020とは打って変わりとてーも硬い!皮ごと醸したりしていませんので、タンニン分はないはずなのですが、膨大な量のミネラルが収斂性のように感じられてしまうほど渋い!恐ろしい力を秘めたワインですし、もしかしたらヴィナイオータとして取り扱ってきたドン カルリーノの中で最も尊大なヴィンテージかもしれません。現行の2019は、残り20本となっております!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=132

 

 

【フォンテレンツァ】

フランチェスカ&マルゲリータ姉妹のフォンテレンツァからは、アルベレッロ仕立ての区画のブドウで造るワイン、ロッソ ディ モンタルチーノ アルベレッロ2016とブルネッロ ディ モンタルチーノ2012の在庫が少なくなってきましたので、アルベレッロ2018(2017は生産されませんでした)を、ブルネッロ20132014をリリースすることにしました。

アルベレッロ2018は、テンションという点では2016に見劣りしてしまうかもしれませんが、現段階での状態の整い方的には2018に分がある気がします。そしてブルネッロですが、2013と2014で大きくキャラクターが異なるため、同時にリリースすることにしました。彼女たちが、より柔らかな抽出を心掛けるようになった時代のワインとなってきたのか、どちらのヴィンテージも滑らかな舌触りがステキです!素晴らしい天候に恵まれた2013は、妖艶な雰囲気を醸し出すワインなのに対し、1年を通して太陽に恵まれることのなかった2014は、キュートさが身上。尊大なのに偉ぶらない2013、可愛らしいけどしっかりと奥行きもある2014、どちらも唯一無二の個性を備えたワインだと思います。是非!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=126

 

 

【アルベルト アングイッソラ(カゼ)】

エミーリア ロマーニャ州のアルベルト アングイッソラ率いるカゼのトップ キュベ的位置づけのワイン、リーヴァ デル チリエージョの2019が終売しましたので、質感的に似通った2020をリリースすることにしました。

現行として販売しているもう1つのヴィンテージ2016は、ピノ ネーロらしからぬしっかりとした骨格&タンニンのワインなのですが、2019と2020は柔らかな質感のワイン。2020も2019のようなスピードで売れてくれることを期待しつつ、試飲に臨んだのですが…く、くさい…。それもいわゆるマメ的な香りの還元ではなく、例のもっと強烈なやつ…(汗)。においをちょっと我慢して(笑)飲んでみると、戻り香はそれほどでもないので、時間と共になくなっていくことを期待、抜栓して1週間たったものを再試飲してみたら、全く“あの”香りの痕跡はありませんでした(ホッ!)!というわけで、夏を越えるくらいまでは、2~3日前の抜栓をお勧めいたします。逆に、劇的な変化を目の当たりにしたいというドM気質の方(笑)は抜栓直後から何日かかけてお楽しみください!こんなニオイが取れるはずがない!というところからの変化を見届けるのは、なかなかに楽しいですよ。あ、味わいそのものはとてもいい感じですので、ご心配なく!!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=114

 

 

【デ バルトリ】

シチリアのデ バルトリがパンテッレリーア島で造る天日干しジビッボで造るワイン、ブックラム パッシート パードレ デッラ ヴィーニャ2014が終売したので、次ヴィンテージである2019をリリースします。

ブドウの品質と収量、そして8月中旬から9月中旬くらいかけての恵まれた天候という3条件が揃ったヴィンテージにだけ造られるこのワイン、熟成させたらとんでもないことになる予感しかない2014と比べると、2019は典雅な印象があるかもしれません。甘いのにサクサク飲めちゃいます!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=143

 

 

ここからは新入荷情報となります!

【ダヴィデ スピッラレ】

まずはダヴィデ スピッラレ!他国のインポーターがキャンセルした分(ありがと~!)、エッレウーノ2022ビアンコクレスタン2022-、ルーゴリ2022をすべてもらってきちゃいました!

加えて、バッグ イン ボックスの白2023も再入荷しています。まだ前回入荷した白のバッグ イン ボックスが400個ほど残っていたことを本メルマガを書いていて知りました…(オータが通常に見る在庫表にはマグナムより大きなサイズのものは表示されないようにしているため)。値上がりの激しい昨今にあって、この味わいでこの価格はなかなかないと思いますので、ガッツンガッツンお使いいただけると嬉しいです!

そして日本初入荷のワインがひとつ!バッグ イン ボックスの赤でっす!2023ヴィンテージのメルローなのですが、確か地元の飲食店用か何かでつくったものの余りだったような…。

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=100

 

 

【ラ ヴィーショラ】

 

ラツィオ州のラ ヴィーショラからは、パッセリーナで造る微発泡性の白、クペッラ2022と“地元の”という意味の品種、ノストラーノで造る赤、ノストラーノ2022が届きました!オータ自身未試飲ですが、2022というステキなヴィンテージのワインですので、大いに期待して良いかと!

そして、パッセリーナで造る白のスティルワイン、ドンナローザ2019が終売間近となりましたので、2020をリリースします!2020年という暑かった年のワインという事もあり、とても外向的ですし、日本に着いてから2年寝かせておりますので、状態的にもバッチリです!

絶賛販売中のチェサネーゼ各種&各ヴィンテージも是非!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=130

 

 

【ヴォドピーヴェッツ】

考え努力し続ける天才、パオロ ヴォドピーヴェッツの2018ヴィンテージのワインをリリースします!

本リリースにあたって、未だトップフォームにまでは至っていない感のあるソーロ2013の販売を5月いっぱいまでとし、残ったものをしばらく寝かせることにしました。2013年が物凄い暑い年だったことや、1年に渡る皮ごとの醸し醗酵などが影響してなのか、昨今のパオロのワインにしては色調の濃いワインで、香り的にもやや進んでいるかのようなニュアンスが…。ですが、オータの過去の経験(2000~2003ヴィンテージあたりが顕著でしょうか)から想像するに、2013のワインは状態的にまだ閉じているのだと思います。というわけで今回の販売停止は、それをより多くの方に実感していただくための社運を賭けた(大袈裟?)挑戦とも言えるかと。皆さんにおきましてもパオロに社運を賭ける心づもりのある方は、今のうちに買われることをおススメいたします。

2018ヴィンテージですが、2017同様にのっけから外向的です!2017と2018を並べて飲むと、当然のことながら2017の方が分かり易く美味しかったりするわけですが、現段階の2017と1年後の2018を比べたなら…という“たられば”の話をするなら、オータ的には2018がより熟しているように思います。今回訪問した際に2018というヴィンテージの特徴をパオロに聞いてみたところ、こんな答えが…。「一言でいうのなら、花の年ってことになるのかな。ヴィトフスカって品種は、開花のタイミングが樹によってまちまちで、例年だと1週間から10日くらいかけて起こるのだけど、2018は俺もそれまでに見たことがないようなことが起こったんだ。とある日(オータの記憶が正しければ5/23)畑に行ってみると、ほとんどの樹が開花していて、畑の中はむせ返るくらいの花の香りで…。全てのブドウ樹が2日くらいで開花を終えるだなんて、ほんと初めての経験だよ。そういったことが影響しているのかは分からないけど、2018はどのワインもフローラルな印象があるように思う。」

併せて、他のヴィンテージの特徴に関しても一言コメントをもらったので、オータの備忘録として(笑)書いておきます。
2019:土の年。気象イベント的にはごく標準的な年だったからか、カルソというテロワール(土)が前面に出てきている。
2020:果実の年。暑い年で、雨量的には少なかったものの降るべきタイミングで降ってくれ、美しい果実を生らせた年。
2021:遅霜に見舞われた年で、フレッシュさに特徴が。

2018年というヴィンテージの醸造面で特筆すべき点と言えば、ヴィトフスカ2018は、ミスター生もと(=ミスターもと摺り)こと石川達也杜氏が、そしてソーロ2018はオータが櫂入れをしました…一回だけですが(笑)。例年の通りですが、オリージネ>ヴィトフスカ>ソーロの順で開いています!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=110

 

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

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