【新入荷】オータのアツアツ新入荷・2024年8月その3(Arianna Occhipinti,L’Acino)
仕事と家族との時間と趣味を兼ね備えたイタリア旅行(詳しくはFBないしインスタのオータ個人のアカウントの投稿をご覧ください!)から帰国して早2週間…なオータです。最後の最後に実にイタリアらしいトラブルがあり、当初の予定よりも2日遅い帰国となってしまいましたが、神様から家族にローマを見せてあげなさいと言われたのだと考えることにして、かなりベタなツーリストとしてのローマ滞在を満喫してきました!
長らくイタリアに連れていけとせがんでいた3番目の子(2回目の訪伊ではあったのですが、初めてが2歳前ということで本人の記憶なし…)と奥さんを8年ぶりにイタリアに連れていくこともでき、造り手との楽しい時間も過ごせた上に、造り手たちには家族との来訪をことのほか喜んでもらえて、そしてさらにわが心の師匠にも思いもかけず遭遇できたりと本当に楽しいこと尽くしだったイタリア滞在だったわけですが、帰国して7月の売り上げを目の当たりにして一気に現実世界に引き戻されました(笑)。そして8月も、ここまでは実にしょっぱい感じで来てしまっている…(汗)。怒涛の入港が控えている9月以降に巻き返しを図ります!だなんて言っていられない状況なので、やや前倒し気味に新入荷ワインをリリースすることにしました!
というわけで、8月後半の新入荷案内になります!!造り手への安定的かつ継続的な支払いを実現するためにも、皆さんの清き1本(1ケース)をよろしくお願いします!!
【アリアンナ オッキピンティ】
シチリアのアリアンナ オッキピンティからは、ワイン4種、グラッパ、そして使い勝手が良すぎる絶品塩漬けカッペリをリリースします!詳細は下記の通りとなります。
SP68ビアンコ&ロッソ2023:SP68…県道68号線とでも訳せばよいのでしょうか…。旧ワイナリーも現ワイナリーもこの県道68号線沿いにあり、現ワイナリーの住所自体も“SP68 Vittoria-Pedalino km 3.3”(県道68号線ヴィットーリア-ペダリーノ間、ヴィットーリア側から3.3km)だったりするんです…。白赤共に、軽快でありつつも軽薄ではないというのがこのワインの最大の特徴かと!エントリーラインのワインということで、なかなかそういう風に扱われることはないと思いますが、熟成させても面白くなるとオータもアリアンナも思っております!
サンタ マルゲリータ2022:テンションの高い白ワインを造るためには、高い標高と石灰質土壌が鍵となると考えたアリアンナが何年もかけてようやく見つけ出したのが、キアラモンテ グルフィ郊外のサンタ マルゲリータ(標高500m)。選んだブドウは、シチリアを代表する土着品種で、ほのかなアロマティックさと強さを持ち合わせるグリッロ(それもそのはず、グリッロはジビッボとカタラットの交配種なんです!)を植えることに。2020が初ヴィンテージで、今回の2022が3ヴィンテージ目となります。控えめに言っても、シチリアを代表する偉大な白ワインだと思います。オータは今でもファーストヴィンテージの2020を買い控えたことを後悔しています(笑)。(←イタリアに行けなかった時期にリリースされたワインだったことや、お値段もそれなりだったこともあり、踏み込むことができなかったんです…)
シッカーニョ2020:ネーロ ダーヴォラ100%のワイン。2019が残り150本ほどになったので、新入荷ワインに乗じて2020をリリースすることにしました。鋭い酸に特徴のあった2019と比べると、ネーロ ダーヴォラらしいやや重心低めの果実味もあるような気もするのですが、従来ほどのムンムンさには欠ける…。“らしくないレベルの酸(高い)と、ないわけではないけど、らしくないレベルの果実味(少ない)”が、シッカーニョ2020の特徴と言えるかと。2019と2020は、ブドウ樹にとってそれなりにストレスフルなヴィンテージだったのだとオータは想像しています…。アリアンナのHPを見に行ってみたのですが、2019、2020、2021のヴィンテージレポートがない…。アリアンナにとっても、ストレスフルなヴィンテージだったのかもしれませんね(笑)。
チェラズオーロ ディ ヴィットーリア グロッテ アルテ2019:ネーロ ダーヴォラ(50%)とフラッパート(50%)を使用し、5000リットル入りの大樽で4年の樽熟成を施したワイン。長い樽熟成を経ている分、その力を開放するのには時間のかかるワインとなっていますので、長い目で見てあげてください。置いておいたら置いておいただけ、ステキな見返りがあることをオータは確約します!
グラッパ ディ フラッパート 2022(L.15/2023):シチリアの名蒸留所、ジョーヴィが造る、イル フラッパート2022のヴィナッチャで造るグラッパ。150本入荷
カッペロ イブレオ2023:イブレイ山地に自生するカッペロ(ケッパー)を採取し、塩漬けにしたもの。2023年は例年以上に採取したようで、条件出すので残っているの買ってくれない?というオファーが来たので、協力できる範囲で買ってみました!
■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=144
【ラーチノ】
カラーブリアのラーチノからは、新ヴィンテージやら新ワインやらが計5種類入荷です。内容ですが下記の通りとなります。
ラーリオ デル アージノ2023:グレーコ ビアンコで造る白。ステンレスタンクでの醗酵&熟成。今年の4月に訪問した際に試飲しているはずなのですが、あまり記憶がなく…。とはいえ、ヤンチャではなかったという気がしております…(ヤンチャだったら、すいません!)。1800本入荷しておりますし、昨今の円安&蔵出し価格の高騰の中、ヴィナイオータ的にも数少ない2000円台の白になりますので、ガンガンお使いいただけると助かります!
G 2020:グアルナッチャ ビアンカ100%。1週間程度のマセレーション、その後木樽で醗酵&熟成を施したワイン。マントニコスなどに比べると、開くまでに少々時間がかかる印象がありますが、ディーノ曰くこの2020のGは今まで一番良い感じに仕上がったそう。在庫も潤沢です!
ジラモンド2021 ジェルソ:マルヴァジーアで造るワイン、ジラモンドのリゼルヴァ的ワインが出ました!ベースのワイン自体はノーマルのジラモンド2021と全く一緒なのですが、ノーマルタイプをボトリングした際に一部のワインを1600リットル入りの桑製の大樽へと移し16か月間追熟させたのちにボトリングしたのが今回のジラモンド2021ジェルソ(桑の意)になります。ラベルには、漢字で桑の文字が…(汗)。めっちゃ素敵なワインです!
セータ2020:トレッビアーノ(!)100%のワインで、桑製の大樽で18か月間の熟成。ボトリング直後は味わいが閉じていたこともあり、瓶で1年以上寝かせてからのリリースとなります。ディーノ的には、このトレッビアーノが他のどの白品種よりも長期熟成のポテンシャルを備えていると考えていまして、そのあたりも反映した価格とすることにしたそうです。セータは、日本語で絹なのですが、ラベルにはなぜかデカデカと“糸”の文字が…(汗)。
ラ バルベーラ2020:バルベーラ(!!!)100%、14か月木樽で熟成。果実味もほど良く、畑の標高の高さに由来する酸もあるため、非常にサクサクした飲み心地がっ!トリンケーロにも1ケース送り付けるんだ!とディーノは言っていましたっけ…(笑)。
■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=141
*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。
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