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2021-02-12

【新入荷】2021年2月その2 (La Biancara, Montesecondo, Arianna Occhipinti, Gravner, Brezza, Ar.Pe.Pe)

表現、発言、発信することに関して、プチ燃え尽き症候群になっていることに気がついてしまったオータです。“美味”や“ワインが備えるべき美味”についてのオータの考えを披瀝する上で必要不可欠だったイントロ的コラム“美の起源”を書き始めてから、本題である“ワインの起源”と“おいしさの起源”を書き終えるまでに、実に1年半以上もの月日を費やしてしまいました。この間、脳内活動の大半を起源話の構成に捧げてきたのですが、どうやらそれが大きな精神的負担だったのと同時に、(生き延びる以外のために) 生きるエネルギー(=モチベーション)にもなっていたようです。

まだもう1つ起源話のネタも残っているのですが、言いたかったことの核の部分はとりあえず大体書けたと思っていて、更に考えたりまとめたりすることを脳が拒否しているのか、はたまた更なる強い刺激を求めてアイドリング状態に入っているのか…。幸いにも(幸か不幸か?)、前述の表現、発言、発信というある程度深く考える事が必須な仕事以外にも、着手すればすぐに片付く案件や、考えなければ!という強迫観念から自由な状態でもできる用務員的な仕事は山ほどあり、暇を持て余しているわけではないので、本格的に燃え尽きることはないですし、それが許される状態でもありません(笑)。なんにせよ、気負うことなく、気力が充実した際に再び書き始めたいと思います!

というわけで2月の新入荷案内です!

しばらく切らしておりましたラ ビアンカーラマシエリ2019年ロッソ マシエリ2019年が再入荷しました!

マシエリ2019年の750mlは、前回&前々回同様に酸化防止剤(SO2)無添加Ver.なのですが、マグナムは極少量のSO2が添加されています。最終ボトリング分のタンクに入っていたワインの揮発酸が徐々に高くなっていることに気が付いたアンジョリーノ、バクテリアの活動を抑制すべく、SO2を添加することにしたそうです。マシエリの750mlは2880本、マグナムは600本、そしてロッソ マシエリは720本届いているのですが、前回の売れ行きを鑑みると、一瞬でなくなってしまうかもしれません…。お気を付けくださいませ!ロッソ マシエリ2019年は、今回分が最終入荷となります!

メルロー2013年もようやく終売しましたので、2015年をリリースします! まだ力を完全解放するところにまでは至っておりませんが、青さとは無縁で、強い果実味を支えるだけの酸(揮発酸…ですが、それほど過激な感じでもありませんのでご心配なく!)もあり、十分すぎるほどにステキなワインです。

例年ですと、マシエリ以上のスピードで動くサッサイア、なぜだか2019年ヴィンテージの動きはゆっくりです…。マシエリ&ロッソ マシエリと一緒に更に4000本ほど届いています。こちらも是非!!!

トスカーナのモンテセコンド(ワイナリー名)からは、欠品しておりましたモンテセコンド(ワイン名… パーチナのパーチナといい非常にややこしいですね…)とキャンティ クラッシコの新ヴィンテージ、そしてトレッビアーノで造るシルヴィオ メッサーナ名義のワイン、ビアンコ2019年が届いています。

ビアンコは、ワイナリーからほど近い場所で有機農法を実践する農家から分けてもらったトレッビアーノを使用。房ごとプレスし約10日間のマセレーションの後に圧搾、セメントタンクで熟成、ボトリング時に極少量の酸化防止剤を使用。アルコール度数も10%強の軽快なワインとなっています。

同じキャンティ地方のワインであっても、パーチナとはほぼ真逆のキャラクターを備えた、タイトで神経質な雰囲気漂うモンテセコンドの赤も色々お試しください!

シチリアの元気ねーさん、アリアンナ オッキピンティのイル フラッパート2016年が終売したので、2017年をリリースします。どちらかといえばキュートな印象なことの多いフラッパートという品種ですが、2017年は暑い年という事もあってか、ややセクシー目です。

イル フラッパート2017年のリリースと併せて、アリアンナの私的好奇心から生まれたワイン、もリリースします!こちらのワイン、異なった土壌特性を持つ3区画のフラッパートを個別に醸造&ボトリングしたワインになります。

ペッティネオ(PT)は3つの区画の中で最も典雅で酸に軸のあるワインを、フォッサ ディ ルーポ(FL)は重心が低く力強いワインを、そしてボンボリエーリ(BB)は酸とミネラル感が際立ったワインを産するというのがオータの印象です。

アリアンナの好奇心に皆さんにもお付き合いしていただきたいと考え、それぞれの区画のワインを1本ずつ計3本でのセット販売とさせていただきます。1セット試飲してしまったので、残り119セットとなります!!

アリアンナというと、なぜだかSP68ばかりがもてはやされている気がしてなりませんが、彼女のベースはやはりイル フラッパート&シッカーニョだとオータは思っております!!

去年の11月末にご紹介したグラヴネルビアンコ ブレグ2010年ですが、2カ月足らずで終売…、という事で2011年をリリースします! 規格外の濃密さがあるなぁと思ったらそれもそのはず、アルコール度数が16.4%ありました…。隠しようがないくらいにボリューミーな肢体のワインですが、飲み心地はあくまで軽いのが最近リリースされるグラヴネルの白の特徴な気がします。240本のみの入荷ですので、瞬殺必至です。終わり次第、ビアンコ ブレグ最後のヴィンテージである2012年をリリースします。こちらのワイン、入荷本数、価格ともに驚愕していただけると思います…。

リボッラ2009年と赤2種もよろしくお願いします!

オータのように後ろめたいことをたくさん抱えて生きている人間には、その清さが眩しすぎるフランチェスコ ブレッツァ。そんな彼のバルベーラ デル モンフェッラート2018が終売したので、2019年をリリースします。お味ですが、2018年よりもやや繊細な印象でしょうか。

よーく考えれば、意味の分からない価格であることに誰もが気付くはず! なバッグ イン ボックスもよろしくお願いします! この価格なら、水を一切使わずにワインだけで作る赤ワイン煮などにも怯むことなく挑戦できるのでは? 美味しいですよぉぉぉ!!!

オータ的には、ヴァルテッリーナのワイン文化&伝統の正当な継承者と呼びたいアールペーペのスタンダードライン、ロッソ ディ ヴァルテッリーナ2015年が終売しましたので、2016年の販売を開始します! 90日間醸し醗酵を行ったとか書くと、ごっついワインな気がしちゃいますが、ひたすら滑らかでたおやかなワインです。

絶賛販売中の他のワインも是非いいい!!

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

文:太田久人

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