造り手からのオッティマーナ感想文 その6 トリンケーロ
自分で訳すのがこっぱずかしいお手紙第2弾は、エツィオ トリンケーロからです!!!
ヒサト、オマエ=ヴィナイオータとご理解ください
俺たちの付き合いもなんだかんだで15年近くにもなるから、ヒサトの仕事ぶりも概ね知っているつもりではいたけど、今回他の造り手達や沢山の日本人とあちこちのイベントで一緒に過ごすうち、ヒサトが今日まで成し遂げてきたことをより深く理解できた気がする。
まったく無理なく、というより本当にナチュラルに造り手の人生レベルにまで踏み込んで、これまた自然にそれを飲み手に伝えているけれど、それってかなりスゴイことだと思う。これこそが、ヒサトを特別な存在たらしめているわけなんだけど、もちろんこれが仕事、つまり生活してゆくための手段であり、良心的かつ正当な報酬を得るためのものであることは間違いないとしても、この伝えるということが、それ以上にもっととても大切なことになってしまったんだろうな。
ボトルの中にある最終的な結果(香り、味わいなど)だけでなく、そこに至るまでのあらゆる行程、俺たちの畑やセラーでの仕事ぶり、アイデアや信念…要するに俺たちが下す数々の選択の先にあるものとしてのワインを伝えることにもっとも心を砕いてくれている。
俺にとって、そして間違いなく他の造り手たちにとっても、このことがどれほど重要な意味を持つか想像がつくか?だって、自分たちのワインを、何かこの世にただ一人の、オリジナルな人間が造った、この世にたったひとつの特別なモノなんだと紹介してくれてるんだぜ。そんなヤツと一緒に仕事ができて、誇らしくないわけがないだろう?
ワインの世界で定着した古めかしいやり方やありきたりのシステムに頼ることなしに、この何年かでここまで素晴らしい、能力のある協力者、パートナーたちに取り囲まれるようになれただなんて信じがたいよ。今回自分が行かせてもらったお店は全て、本当にすごいレベルだった。
この12年で(12年前にも一度来日しているので)の飛躍は、相当なものだ。ヒサト、オマエのお客さんはみんなみんなBRAVISSIMI!!!!!!だ。
料理やサービスは最高だったし、誓って言うけど、まったく家が恋しくなんてならなかった。ここまで日本を好きになったのはこれまで一度もなかったな。もうすでに戻りたくなっちゃってるくらいだ。
ヒサト、スタッフのみんな、そしてオマエにふさわしい素晴らしい家族にも、ありがとう!!!
GRAZIE!!!!
深い敬意とともに エツィオ
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