【新入荷】2013年5月 (Radikon、Rogaska、Vodopivec、Pacina、Cantina Giardino)
日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。
この文章を書いているのが4/10、明日の今頃はイタリア行きの機上の人なオータです。
この時期にあるヴィニータリーを始めとするワインサロンに2年連続で行かなかったわけですが、Facebookなどにみんなの楽しげな写真がアップされているのを見るにつけ、一抹の寂しさを覚えてしまいました。
弊社の生産者が主要メンバーの大半を占めているグルッポ ヴィーニ ヴェーリなどは最終日の夜、なんとグルジア料理とグルジアワインの夕べを開催したそうです。うう、参加したかった…(涙)。
とはいえ、サロンに顔を出さず、つまり当面は新規開拓を行わないで現状を何とかすると覚悟を決めてからのヴィナイオータ ワインの動きには本当に劇的なものがあり、この寂しさが必ず何らかの形で、近い将来にポジティブに働く日が来ると信じていたりもします。
サロンに何年も行かないというのは、新しい造り手と出会うチャンスを逸するという事を意味するはずなのですが、有難いことにうちの造り手たちは、「そういえばヒサト、~って造り手知ってる?知らないなら、今度うち来た時に一緒に飲もうぜ!俺は凄い面白いワインだと思うんだ。」と僕の事を常に気にかけてくれていて…(感涙)。
今回の旅も、うちの造り手のワインはもちろんのこと、新しい造り手のワインもいろいろ飲み倒してきます!!!
怒涛の入荷ラッシュはまだ続きます!!
ラディコンのワインが入りましたーっ!オスラーヴィエ&リボッラの04,05の各サイズとヤーコット05の1000ml入りが再入荷しています。ちなみに弊社、現地在庫がなくなるまで04と05の白を買い続けますので、どうぞお付き合いの程を!!!
スタンコの息子、サシャの提案で生まれたセカンドライン的ワイン、スラトニック&ピノ グリージョの2010も到着しています。
そして!満を持してリリースされましたメルロー99年!
2002年よりも後にリリースされたという事は…そのテンションの高さ、推して知るべしといったところでしょうか。500mlで上代11000円、少々高く感じるかもしれませんが、現行で2010年だったりするボルドーに比べたら10年以上も時間をかけて世に出てきたものになります。果たしてどちらの方がコストパフォーマンスが高いのでしょうか?
そしてそして!!!!私見ですが、ラディコンがこの世に送り込んだワインの中で、個性、テンション等々、規格外れな存在Best3を挙げるのなら、メルロー90年、リボッラ リゼルヴァ イヴァーナ97年と今回入ってきましたオスラーヴィエ F.D.T.2000(Fuori dal Tempo,フオーリ ダル テンポ)という事になると思っています。
2000年ヴィンテージ以降、D.O.C.ではなくなってしまった彼のワインはリゼルヴァを名乗ることができなくなってしまい、それに代わる言葉をずっと考えていました。そんなとある日、彼の友達に飲ませた時に、友達の口から出てきた言葉が、“Fuori dal Tempo!(時間の概念を超越してる!)”だったそうで、それがそのままワインの名前になりました。
圧倒的なヴォリューム、果実味があるにもかかわらずザクザク進む危険なワインで、ラディコン史上最高傑作の1つですし、イタリアワイン史にも名を刻むワインだと僕は考えています。値段で怯んでいたら、感動の機会を逃しますよーっ!!
あ、ラディコン グラスも720脚ほど入ってきています。
ラディコンが作った(作らせた)グラスですので、ワインをちゃんと買ってくださった方に優先的にお分けいたします。
ここ最近、認知度(飲まれ度)が上がってきたような気のする造り手、Mr.ストイックこと、努力する天才パオロ ヴォドピーヴェッツのバック ヴィンテージ、ヴィトフスカ04とクラッシカ05が届いています。パオロからとある日電話があり、2009年のワインのリリースが若干遅れるという事と前回訪ねた時に彼が話していた、次ヴィンテージをリリースするタイミングに巻き込まれて微妙に売れ残ってしまったワインを買うことに僕が興味あるかという内容でした。
絶対に弱音を吐かないパオロのその電話の真意は容易に想像できるものでした。07の生産量が従来の半分だったこと、内容に完全に納得いかなかった08を全量廃棄、つまり従来の半量で2年を生活せねばならないという事を意味し…。09年をリリースさせるまでに当座の資金が尽きかけていたのだと思います。
この後は皆さんのご想像通りです。全量480本ずつを即金で買い付けました!!!
享楽的で豊満な04とクールで思慮深い05クラッシカ、どちらも今最高です!為替の恩恵に与り、現行の時よりもお買い求めやすくなっていますので是非!!
このあとに控えている2009年ですが、天候に恵まれ、収量もブドウの品質も申し分なく、造りの上でも“点”に到達した感のある、もはや“作品”とでも呼ぶべきワインかと。日本には年末くらいの入荷でしょうか、本当にやばいワインですのでお楽しみに!!
キャンティ屈指のハイコストパフォーマンスなワインを造るパーチナからは、切らしておりましたキャンティ08が再入荷、イル セコンドの11年が入ってきました。
彼らからプレゼントされた古いワインを時々開けるのですが、モンテヴェルティーネのペルゴーレ トルテとマッチアップさせても全く遜色なかったくらいなんですよ…それがあの値段で楽しめるだなんて…。 チャレンジ精神と遊び心の塊のような造り手で、僕のアリアーニコに対する偏見を見事に払拭してくれたカンティーナ ジャルディーノのワインも色々入ってきています!
コーダ ディ ヴォルペ ビアンカで造る白、パスキの2010、アンフォラで仕込む白、ソフィアの10、高樹齢のグレーコで造られるアダムの10(若干発泡していますが、意図してのものです!)、フィアーノの造られるガイア09の現地在庫全て、コーダ ディ ヴォルペ ロッサで造るロゼ、ヴォルペ ローザの11年、彼らの造るアリアーニコとしてはミドルレンジにあたるドロゴーネの07年も届いています。どれも素敵ですよーーー!
僕不在の間もヴィナイオータをよろしくお願いいたします!!
Facebookなどで時々写真をアップさせていただきますのでお楽しみに!
文:太田久人
88 nuovo13.04.25
【新入荷】2022年8月その1(Cantina Giardino,Possa,L’Acino,Longariva,Pacina,La Calabretta,De Fermo,Francesco Brezza) 【新入荷】2022年6月その1(Davide Spillare,Maison Maurice Cretaz,Le Boncie,De Fermo,Nicolini,La Calabretta,Stefano Legnani,Stefano Berti,Cantina Giardino,De Bartoli,La Visciola) 【新入荷】2022年5月その1(Casa Coste Piane,Fonterenza,Radikon,Gravner,Il Cavallino,Ezio Cerruti,Nicolini,Bressan,Cantina Giardino,Le Boncie,Arianna Occhipinti,La Calabretta,De Fermo,Lasserra) 【新入荷】2022年3月その1(A Maccia,Alberto Anguissola,Borgatta,Casa Coste Piane,Il Colle,Cantina Giardino,De bartoli) 【新入荷】2021年12月その1(La Castellada,Cantina Giardino,Cascina Roccalini,La Biancara,La Visciola,Nicolini)