【新入荷】2013年3月 (Il Buonvicino、Vodopivec、Alberto Anguissola、Massa Vecchia)
日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。
お待たせいたしました!!みんな大好き、マッサヴェッキアの新しいワインが届きました!!
ビアンコ& ロザートの2010とMV版カジュアル赤、ベラーチェの2010年が入ってきております。
ビアンコは春の遅霜で ヴェルメンティーノの芽が枯れてしまい、収量も激減、日本への入荷量も僅か400本となっております。 ベラーチェも750本のみの入荷ですので、瞬殺が予想されます。このワインの状態が極めて安定していると 判断したフランチェスカ、酸化防止剤完全無添加でボトリングを行いました。
ロザートは05や06のスタイルに 近い、メルローの割合の高いワインとなっておりまして、極めて赤ワインに酷似したロゼワインとなっています。どのヴィンテージのものも「ああ、これ以上のロゼがこの世に存在するのだろうか?」と言いたくなってしまう品質&個性を持ち合わせている彼らのロザートですが、05&06はロゼワイン界のマイルストーン的というかエポックメイキングな存在だと僕自身は認識していて思い入れも強く、このセパージュの復活はいちファンとしてすごく嬉しいです!
果皮を漬け込んで醗酵を行う赤ワイン、ブドウを圧搾しモストだけで醗酵を行う白ワインのあいだの造り方をするから(赤+白)÷2=ロゼなわけで、色がピンク色だからロゼワインなんじゃないのですよね…。そう考えると、弊社が多く扱う醸し醗酵を行った白は、もはや白とは呼べず、パーネヴィーノのジャンフランコが言う、“白に女装した赤”という表現が適切なのかなぁと思ってしまったり…。今回の ロザート、久し振りに1200本とまとまった数が入ってきましたが、凄い勢いで動くと思いますので皆さんお気をつけ下さいね!
以前お伝えしたと思いますが、少量入荷のマッサ ヴェッキアのワインに関しましては、彼らのトップキュベであるラ クエルチョーラの購入本数をもとに各お客様への割り当て本数を算出させていただきます事をご了承ください。
どの土地の、誰のピノとも似ていない、唯一無二の個性を放つピノネーロ、アルベルト アングイッソラの ワインも届いています!今回はリーヴァデルチリエージョ2006とカゼ2010が入荷しております。
リーヴァ06は、リリースを待った甲斐もあり、果実味と熟成感のバランスが絶妙な状態です!2010年のブドウの品質に完全に納得できなかったアルベルト、リーヴァ デル チリエージョを生産せず、全量をカゼとして売り出す事にしました。
アルベルトは、醗酵槽から樽へと移す段階で若干量の酸化防止剤を添加し、以降は一切使わないという手法を採用しているのですが、実験的に2樽だけ全く添加せずに樽へと移し熟成をさせていました。結局1樽は添加したものと混ぜてボトリングしてしまったのですが、残り1樽はと言いますと…弊社が全て買ってしまいました!!劇的な差こそありませんが、おおらかさ、飲み心地の点では微細な差があるように思います。皆さんも是非飲み比べてみてくださいね!
“隣のおばちゃん”こと、イル ブオンヴィチーノのワインも届いています!
ツイッターでは呟かせていただいたのでご存知の方もいるかもしれませんが、2012年の4月、彼らのセラーに泥棒が侵入、銅製の雨どい、銅製の大きな漏斗などを盗み、証拠隠滅のためか2011年のワインが入っていたタンクの下部バルブを全開にして逃走していきました。醸造を再開して2年目、彼女単独での初醸造だった(以前は前カレの某博士が担当していました…)2010年も非常に満足がいくものができ、2011年は生産量を増やしていこうとしていた矢先の出来事でした…。
被害額こそ同様の被害を被ったソルデーラの100分の1にも満たないでしょうが、1年の労苦や流した汗という重みの点では何ら変わりませんよね?
彼女自身、「捨てられるくらいなら、盗んで行ってくれた方が気分的には遥かにましだったわ。飲まれるためにワインを造っているわけだし、盗んで、それを飲んでくれたのなら、(対価はもらってないけど)少なくとも私たちの労働を評価してくれてるって思えるけど、(バルブを開けて)排水溝に流していくって私たちの1年の苦労を否定しているようなもんでしょ?」と言っていました。
当座の資金確保の意味合いに加え、そのワインに沢山のファンが日本にいることを知っていたイザベッラ、皆さんにまた飲んでもらいたい!ということで、セラーでストックしていたモスカートのフリッザンテ、 ターツィオ2004を分けてくれました!
震災後、ヴィナイオータが始めた義捐ワインプロジェクトに快く参加してくれた彼女に悲惨な事件が起こったわけですから、今度は僕たちが何らかの手助けをする番ですよね??ということで、弊社、彼女が提示してきた金額の倍額で買ってみました!!ですので前回、前輸入元が入れた時よりもかなり割高になっていると思いますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
このワインに加え、ダミジャーナに入っていて、異様に色も濃いからか床にぶちまけられるという難を逃れたターツィオ パッシート2011も少量、でも生産量のほぼ全量にあたる150本が入荷しています!
美味しいですよ!!
去年くらいからようやく正当な評価を受けるようになってきた感のあるMr.ストイック、孤高の天才パオロ ヴォドピーヴェッツのヴィトフスカ クラッシカ05が突然売り切れまして、これで06以前のヴィトフスカが全て終売となりました!!つきましては、07をリリースさせます!
2007年は甚大な雹害を2回も受け、収量は例年の半分以下、全量をアンフォラで仕込みました。農作業的には膨大な労力を強いられた年でしたが、残ったブドウは満足のいくレベルで、出来上がったワインはと言いますと…ひじょおおおおに美味しい!!通年太陽に恵まれた06が南国のグラマラス美女なら、07は北のスレンダー系美女と言ったところでしょうか(笑)。
為替の影響もあって、いよいよ上代6000円台に突入です!クオリティ考えたら安すぎる!!!
文:太田久人
86 nuovo13.03.01
ヴィナイオッティマーナ2022【造り手セミナー】アルベルト アングイッソラ 【新入荷】2023年4月その3(Daniele Piccinin, Longariva,Francesco Brezza,AR.PE.PE.,Possa,Pierpaolo Pecorari,Alberto Anguissola,La Visciola) 【新入荷】2023年1月その4(Luigi Tecce,Conti,Daniele Portinari,Montesecondo,Alberto Anguissola,La Collina,Natalino del Prete,Camillo Donati,De Fermo,Borgatta,Arianna Occhipinti) 【新入荷】2022年3月その1(A Maccia,Alberto Anguissola,Borgatta,Casa Coste Piane,Il Colle,Cantina Giardino,De bartoli) 【新入荷】2021年4月その2(MMC, Alberto Anguissola, La Visciola, Il Cancelliere, De Bartoli, Arianna Occhipinti)