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2011-08-10

【新入荷】2011年8月その1(Daniele Piccinin、Longariva、Pacina、Cantina Giardino)


8月の新入荷ワインもかなり素敵なことになっています!!
2006年の初ヴィンテージから3年で師匠アンジョリーノのライバルにまでのし上がったといっても過言ではないダニエーレ ピッチニンの2009ヴィンテージのワインが4種類入荷します!
ビアンコ、ロッソ デイ ムーニは十分な量(サッサイアのようなことが起こらなければ、の話ですが)が入荷したのですが、モンテマーグロは弊社への割当量が576本で今回は300本のみの入荷となっております。
そして…造ってしまいました、ピノ ネーロ!!こちらは割当量300本を全て入荷してきます。アルザスのシュレールのピノと同質のテンションを持つ、唯一のピノなのではないでしょうか。
そしてヴィナイオータ創業当初からの定番ワイン、トレンティーノはロンガリーヴァからグラミネ ピノ グリージョの新ヴィンテージが届きました。これからの季節にはぴったりなワインですし、価格的にもよりお買い求めやすくなりました!!
他にもトレンティーノの土着品種であるマルツェミーノと、アルト アディジェの土着品種のラグレインで造るワインも入荷します!
パーチナからは2009年の白とロゼワインが入荷しました。パーチナの白は今まで、ステンレスタンクでのみ熟成させていたのですが、2009年はあまりにもパワフルなワイン(アルコール度数15.5%!)となったため、古小樽で熟成を行いました。かなり凄いワインです(144本入荷)。
2009年の彼らのサンジョヴェーゼは品質的には素晴らしいものでしたが、皮が薄く、このままだと色調の薄いキャンティになってしまうのではと懸念した彼らは、セニエを行うことにしました。醗酵途中のサンジョヴェーゼのモストを900リットル程度抜き出し、樽醗酵・熟成を促したものが今回のローザ パーチナになります。色は至って普通な感じですが、味わいの複雑さには驚いていただけると思います。
マッサ ヴェッキアのロザートと今回入荷しました2つのロゼは、ロゼワインに我々が一般的に抱くイメージからは遥かかけ離れた、ワインとして本当に素晴らしいものだと、誇りを持って皆さんに紹介できるワインです!!生産量1200本、日本への入荷量は420本となっています。
カンパーニア州、カンティーナ ジャルディーノからは長らく切らしておりましたレ フォーレの新ヴィンテージと、狐の尻尾を意味するコーダ ディ ヴォルペ(ロッサ)から造るロゼワイン、ヴォルペ ローザ2009年が96本入荷しています。
そして!今回日本初登場となるワインがクラウン エノローグ2006です。高樹齢のアリアーニコを密閉したアンフォラ内(ふたをして、蜜蝋で封をします)で180日間マセレーション&醗酵、その後ダミジャーナ(容量50リットル程度の大瓶)で熟成後、酸化防止剤も添加することなくボトリングされたものです。生産本数は約400本、日本には36本のみの入荷となっております。

文:太田久人
64 nuovo11.08.10

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