【新入荷】2020年5月その3(Radikon、Rogaska)
ラディコンからもワインが届きました!2018年ヴィンテージから、サシャ(S)ラインのワインの生産量がグッとアップ!弊社にもたくさん届いております!!
サシャ曰く、上級キュベの価格を極限まで抑えるために、Sラインの増産を決めたそう。醸造&熟成スペースはあったのですが、増産分のボトルをストックできる場所が確保できないという理由で、2018年ヴィンテージのSラインは2回に分けてボトリングすることに。
今回は、スラトニックとシヴィ(ピノ グリージョ)がそれぞれ1800本、メルロー&ピニョーロで造るRSの2018年が1500本、そしてセラーに残っていたRSの2017年も900本届いています。(2回目ボトリング分は夏ごろの入荷を予定しております)
そしてスタンコの死後、初めてボトリングされた上級キュヴェの白3種類の2014年ヴィンテージも入荷です。雨がちな年だったという事もあり、生産量もごく限られたため、弊社に入荷した本数も極僅かとなっております。
そしてセラー最深部中の最深部から発掘された、”存在しないことになっている”オスラーヴィエ2005の1リットル入りも全量(480本)いただいてきました!造り手は、酒税を確定させるために収穫後のとあるタイミングでその年の生産量を報告する義務があるのですが、ラディコンの場合まだマセレーションしている状態なので、正確に何リットルあるのかが分からない…(トリンケーロのロッソ デル ノーチェ誕生秘話と一緒ですね)。加えて、白に長期マセレーションを施すようになった初期だったという事もあり、スタンコ的にもヴィンテージによって大きく変動する、果汁とその他の固体成分の割合(暑く乾いた年で、小粒なブドウができたヴィンテージは、同じ重量のブドウからできるワインの量は少なくなるのに対して、いざ絞ってみたらジュースが沢山あったという年も…)を読み切ることができず、生産量をウルトラ過少申告していたそうです。ないはずのワインを、どのようにして世に出すかをサシャと相談して決めた痕跡が裏ラベルに見て取れますので、どうか笑ってやってくださいませ!
そしてメルロー2004が再々入荷、あと何人かの方からはお問い合わせをいただいていた、メルロー20(1997)も420本届いています!
中身的には数年前に販売していたメルロー1997と一緒のものになります。ラディコンのメルローというと、1990年がやたらと評価(そして取引価格)が高かったりするのですが、「俺的には断然1997年なんだけどなぁ…。まあ世間は1990年みたいな分かり易いワインを評価するってことか…。ヒサト以外全然買ってくれねえし、このままウダウダと売り続けるのも癪だから、今ある分を一旦売るのやめて、20年経つ2017年以降に再度売り出そうと思っているんだ。」と生前のスタンコは言っていましたっけ…。
そしてグラス(Rogaska ロガスカ)も久しぶりに大量(?)入荷です!
毎回書いている事なのですが、ラディコングラスはラディコンのワインを楽しむために開発されたグラスですので、ラディコンワインのご注文量に応じてセット数を調整させていただくことを予めご了承くださいませ!
文:太田久人
257 nuovo20.05.31