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2022-04-19

【新入荷】2022年2月その2(Possa,Panevino,Brezza,Vevey,Berti)

チンクエテッレの希望の星、ハイディ ボナニーニのポッサからは、2020ヴィンテージのワインが3種届いています。詳細は下記の通りです。

ビアンコ フリッザンテ プリンチペ ヤコポ2020:ハイディの愛息ヤコポの名を冠したワイン。ボスコとアルバローラをステンレスタンクで醗酵、収穫翌年の1月に冷凍保存しておいたモストを添加しボトリングして瓶内2次醗酵を促したワイン。2020年は発泡控えめですが、しっかりドライです!60本とごく少量入荷な上に1本試飲してしまったので、残り59本です(笑)。

エル ジャンク2020:ハイディが所有する畑で唯一耕作機械が使用できる区画のアルバローラ&ボスコで造るカジュアルラインのワイン。ひたすらフレッシュ!

ブリオ ダムール2020:ボナミーコ&モスカート ロッソで造るロゼワイン、ロゼダムール(2018が絶賛販売中です!)のフリッザンテ ヴァージョン。プリンチペ ヤコポ同様に完全発酵したワインに冷凍保存しておいたモストを添加することで2次醗酵を促したワインになります。微発泡というよりも、微々発泡なワインですが、香り高くドライなのでサクサク飲み進んでしまいます!

弊社在庫で“シャッケトラ”と名の付くものを検索にかけたところ、なんと15アイテムもあることが発覚しました…。ノーマル シャッケトラと、より長い樽熟成を施したリゼルヴァ以外にも、2015ヴィンテージからもう1つ新しいシャッケトラが…。各ワインごとの入荷本数はたかが知れているのですが、塵も積もればなんとやら…(怖)。絶賛(?)販売中のノーマル シャッケトラ2011の在庫が7本(!)となったので、次ヴィンテージの2013をリリースします!ヴィナイオータがシャッケトラの重みで沈没しないよう、皆さんの清き1本を!

 

仮に同じ景色を一緒に見ていたとしても、どう見えてどう感じているのかは人によってまちまち…。こう書いたら、大概の人はそりゃそうだと思う気がするのですが、そう認めつつも心の奥底では「(他者にも)大体自分と同じように見えていて、その人も大体自分と同じようなことを感じている(に違いない)。」と深層心理下では思ってしまっている…そんな気がするのはオータだけでしょうか?“大体同じように見えて、大体同じように感じている”こと自体はほぼ真実と言って差支えがないと思うのですが、稀に常人では感知できないような事まで受信し、外部に表明(表現)できてしまう感性/感受性の持ち主というのがいるもので…。

オータにとっては、感受性の権化のような存在の天才ジャンフランコ マンカ率いるパーネヴィーノからは、19番目(!)の2019ヴィンテージワインと、2020ヴィンテージのワイン4種が入荷です。詳細は下記の通りです。

ティーノ ビアンコ2020:サルデーニャ北東部で獲れたヴェルメンティーノで造るワイン。2019よりもボリューミーで、残糖、炭酸、揮発酸とヤンチャなオプションフル装備のワイン(笑)。春先、ないし夏を越えたあたりでヤンチャ活動から足を洗い、味的にも色調的にも澄んだ液体になると踏んでおります!ジャンフランコの言葉を借りるなら、ずばり“オトナのレモネード”(笑)。1800本(!!!!)入荷。

ブカンティ ロザート2020:近隣の農家から購入したカンノナウ&サンジョヴェーゼで造る微発泡ロゼ。当初来たメールには、「造り手が切望するところの、瓶内2次醗酵を引き起こす可能性を秘めた、醗酵が完了していない残糖分が20g/lある状態でボトリングしたワイン。」と、実際にシュワッとしているのかいないのか全く分からない説明文が…(笑)。少なくとも、試飲用に開けたものはしっかり発泡していました!420本入荷。

カダディエ ロッソ2020:近隣の農家のカリニャーノで造ったカジュアル赤。今回届いたワインで唯一(軽度に)還元してます!約800本生産したのですが、ほぼ半量を自家消費してしまったそう(笑)。90本入荷。

カノ2019:サルデーニャ語で“とんでもない!”といった意味の名前を持つ、複数区画(自社畑)の高樹齢のカンノナウを混醸した、2019年ヴィンテージで最も長い期間樽で寝かせたワイン。2019ヴィンテージは総じて落ち着いた味わいのワインが多かったような気がしますが、その中でも際立った落ち着きがあります。300本入荷。

ストーム ヴェンティ ヴェンティ2020:6月までは雨が多かったが、以降やたらと暑かった2020年のサルデーニャ。カノ2019に使われたのとほぼ同じく区画(クグシ、コルテムーラス、ペルダコッドゥーラなど)の無茶苦茶熟したカンノナウだけを選り分けて収穫し醸造したところ、残糖がある状態で醗酵が止まり…(この段階では、潜在アルコール度数で17%を優に超えるワインだったはずなので、残糖があって普通な気も…)。カンノナウという酸も穏やかでタンニンも豊富なわけでもないブドウのワインで、高アルコール度数、そして甘い…全ての要素がソフトな方向に傾き過ぎていて、飲み心地に欠けるワインになってしまうことをジャンフランコは危惧します。

そんな“締まりのない”ワインに闘魂注入すべく、カニュラーリのワインでビンタをする事に(ジャンフランコがそう表現していたので、あえてそのまま“ビンタ”という言葉を使いました!)。カニュラーリは、色素もタンニンも豊富で酸もしっかりあるブドウ。アルコール度数&糖分量を下げることと、補酸&補タンニンの目的で、全体の30%ほどに当たる量のカニュラーリをブレンドしたのがこのワイン。最終的にはアルコール度数15.5%で、甘みを少々感じるワインとなっています。

ジャンフランコは、食後酒として、もしくはチーズ(チーズ単体でも良し、ジャムやはちみつを添えても…)や、フルーツのコンポートなどと…とおススメしてくれているのですが、2400本(!!!)という全然食後酒的な入荷本数ではない状況に置かれてしまったオータとしてましては…「普通にいろいろなお料理と楽しめると思います!」と言っておくことにします(笑)。

おっと、名前の由来の説明をし忘れるところでした。2020年には、嵐のような気象イベントが実際にあったということでストーム(Storm)。ヴェント(Vento)は、“風”の単数形で、ヴェンティ(Venti)だと複数形。ですので、ヴェンティ ヴェンティと書けば、“風、風、そしてまた風”とでも訳す感じになると思うのですが、ヴェンティには数字の“20”という意味もあり、ヴェンティヴェンティで2020(年)…。よくもまあ、ここまで言葉遊びができるものだと毎回感心させられます…。サルデーニャで大喜利大会があったら、ぶっちぎりの優勝だろうな(笑)。

パーネヴィーノのワインは、すべて限定とさせていただきます!

 

真のビオディナミスト、フランチェスコ ブレッツァの2ワインの2020ヴィンテージもリリースします!まずはここ数年ブレッツァ家と日本でしか飲めないワインとなってしまっている白、ブレッツォリーナ2020年!

キュートな香りに、ほんのりシュワシュワ…。ステキです!!300本のみの入荷となり、瞬殺必至です。念を入れて、限定とさせていただきます。

グリニョリーノ2019も良いタイミングで売り切れましたので、到着したての2020をリリースです!キュートな香りとは裏腹にしっかりしたタンニンを持ち合わせているブドウなので、フランチェスコは数日程度しかマセレーションを施さないのですが、2020は例年のワインと比べてもよりロゼ的な色調のワインとなっています。皆さんも、この色&香り&味わいに萌え萌えメロメロすることでしょう(笑)。

 

アルベール ヴェヴェイブラン ド モルジェ2018が終売しましたので、2019をリリースします!2018に続き2019も、1タンク分のワインを購入し、ノンフィルターでボトリングしてもらいました!2018よりはやや軽めな印象(元々重いワインでもありませんが…2ヴィンテージ比較すると、といったレベルでです!)ですが、味わい的には開いている気がします。何しろ1タンク分ありますので、ガツンガツンお使いいただけますと助かります!

写真が趣味で、素っ裸でステンレスタンクに入ってセルフポートレートを撮ったりするシャイだけどユニークな男、ステーファノ ベルティのサンジョヴェーゼのダイレクトプレ

 

スモストで造る微発泡ロゼ、ロッセット2017が終売しましたので2018を、ベルティを代表するワイン、ラヴァルドの2016が終売間近(あと40本!)なので、2017をリリースします!

シュワシュワサクサクなロッセット、小ぶりながらこの価格帯のワインとは思えないほどの構成とテンションを備えたバルティメオ、酸化防止剤完全無添加由来の飲み心地の軽さを持つノナ、濃さや強さを備えたラヴァルド、ラヴァルド以上に濃ゆいブドウを使用し樽熟成を施したカリスト…サンジョヴェーゼという1つのブドウのあらゆる可能性を追求するベルティは、ヴィナイオータのラインナップの中では地味な存在ですが、ワイン自体はすっごいちゃんとしてます!是非!!

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