2015-12-17
ご報告。
ご報告です!10月にオークション形式で販売しました、マッサ ヴェッキアの蔵出しバックヴィンテージの収益の計算ができまして、先日寄付をさせていただきました。合計で2.412.200円の収益があり、1.412.200円は日本赤十字社茨城県支部に台風18号等大雨災害義捐金として、そして残りの1.000.000円はWFP(国連世界食糧計画)に送らせていただきました。
僕たちがワイン(人生)を享受している陰で、住むところをなくしてしまった人や、明日まで命をつなぐ為の食糧さえも満足に得られていない子供たちがいるというのは紛れもない事実なわけですが、だからといって僕たちが人生を謳歌することが不謹慎にあたったりするわけでもなく…。当たり前にあるものだと信じているものが、実はすでに奇跡的なことなのだ…つまり自分たちがとても恵まれているということを自覚し、恵まれてない人たちがいるということを常に頭の片隅に留めつつ、一生懸命人生を謳歌する(生きる)ことが重要なのではないでしょうか。奇跡的なまでに恵まれた環境に自らが身を置けているということを(感謝の念と共に)意識せず、漫然と生きていくことこそが不謹慎なのかと。“食べる(飲むも含む)”は、生きる為に必須の行為です。恵まれているからこそ、命(肉体&精神)を繋ぐための一食、一杯をもっともっと大切にしていくべきなのではないでしょうか。恐らくですが、必死に選びに行った一食、一杯には、美味しさを超えた“何か”も宿っているように思います。
文:太田 久人
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