【新入荷】2014年12月その4 & 2015年1月その1(La Visciola,La Calabretta,Frnk Cornelissen,Case Corini,Cantina Girdino)
2012年 カーゼコリーニの収穫にて
本年も大変お世話になりました。
弊社の規模を考えたら、去年もなかなかに忙しかったのですが、今年のスタッフ全員の追い込まれぶりと言ったら尋常ではなく…1日の出荷量が200ケース(2400本!)を超える日が続くとか、1年でヴィトフスカが6000本以上売れるだとか、フランクのワイン(コンタディーノ)1980本がほぼ1日でなくなってしまうとか、そんな日が来るだなんて全く想像していませんでした…。
とはいえ、今年の結果、記録に慢心、安心することなく、来年は来年なりの問題意識、飢餓感をもってベストを尽くさせていただく所存です。どうか引き続きのご愛顧をよろしくお願いいたします!!
では、今年最後の新入荷ワインのご案内です。今回は、12/26以降と来年1/13以降出荷可能分のご紹介です。1/13以降出荷可能分に関しましては、一部のワインを限定ワインとさせていただきます。お約束しますが、ご予約受付終了後には1本も残っていないはずです。くれぐれもお忘れなく!!!では行きます!!
<12/26以降出荷可能分>
本当は12/17に弊社倉庫に届くはずだったラ ヴィショラのワインですが、今度はちゃんと届くはず!!(笑)チェサネーゼは、どのキュベも入荷本数が少なく、すでにご注文もちらほらと頂いております。早々に無くなる可能性がありますので、お気を付けくださいね。
シチリアのラ カラブレッタからは、色々なワインが!すんばらしいコストパフォーマンスのカジュアルライン、カラカラ ビアンコ(09)&ロッソ(05,08,09のブレンド)は、それぞれ1800本ほど入荷しています。2-3ヶ月持つか持たないか…という量かと。
現当主、マッシミリアーノの父マッシモが、ロゼしか飲めない(飲みたくない?)奥さんのために造り始めたと言われているロザートの2013ヴィンテージも入ってきました!
2011も素晴らしかったですが、今回のピノネーロ12は、13年の夏に樽から試飲した時、物凄く雰囲気のあるワインだと思った記憶が。エトナという土地、1000mという高い標高、2012年という天候に恵まれた年という強い個性同士が高い次元で融合したワインです。是非!!
パッソピシャーロ地区にある、樹齢100年を超える小さな区画のブドウで造られる、酒躯、タンニン共に恐ろしくしっかりしたワイン、ノンナコンチェッタは2010年が届いています。こちらは200本ほどの入荷ですので、あっという間になくなってしまうと思われます。
同じネレッロなのに、ネレッロマスカレーゼの陰に隠れがちなネレッロカップッチョの特性を知りたい!ということで、単一での醸造を始めたワインの12年ヴィンテージが入荷です。恐らく13年夏に試飲していると思うのですが、全く記憶がありません(笑)!生産量の半分、600本の入荷です。
2003年のシチリアロッソ(元エトナロッソ)の別キュベで、大樽ではなくバリックに短期間寝かせて、その後はステンレスのタンクで長期間休ませた後に、全量をマグナムにボトリングしたワインも現地在庫を全て頂いてきました。
もはや鬼才でもなんでもなく、ブドウ以外の何物も使用することなく、エトナという土地の個性、ポテンシャルを余すことなく液体に乗り移らせつつも、実に普遍的な味わいのワインを造り出しているフランク コーネリッセンからは、コンタディーノ13の750ml以外にも、1.5リットル(60本)、3リットル(10本)と、ビアンコの13年の750ml(180本)、1.5リットル(18本)、3リットル(3本)も届いていたのですが、あまりにも入荷数が少ないため、限定ワインとして年始にお出しすることにしました。
そして!!!“博士”ことロレンツォ コリーノのワイナリー、カーゼ コリーニのワインも届いていますよ!
存在する事さえ知らなかった、バルラ06のマグナムとかも入荷してます!!
ここでお断りしておきたいことが2点ほど。ロレンツォのワイン、使用しているラベルが非常にもろく、仕切りの段ボールと擦れてラベルが傷つくことが良くあります。ロレンツォ達が箱詰めした際の時もあるでしょうし、弊社でも細心の注意を払ってピッキング作業をしていても、起こる可能性は否定できません。ラベルではなく、中身を飲むというご理解のもと、若干のラベルのダメージはご容赦いただきますよう、お願いいたします。
前回入荷時、アキッレ&バルラの07、特にバルラに、コルクからワインの漏れがあるボトルが多数ありました。ロレンツォ自身がボトリングのタイミングを見誤り、ボトリング後に瓶内での微細な2次醗酵が起こってしまったことによるものです。物凄いレトロな打栓機を使い、1本1本手詰めしているのですが、これも原因の1つだと僕は考えています。(コルクを打ち込む時にボトル内の空気を圧縮してしまうので)
弊社に残っているボトルは、全て立てて保存しているのですが、驚くことに未だにワインが染み出してきます…。という訳ですので、今回も沢山の染み出しボトルがあると弊社は踏んでおります。もちろん染み出さないに越した事は無かったのですが、それもこれも自然の神秘がなせる業と、若干開き直り気味に販売させていただこうと思います(笑)。基本、ボトルの交換には対応しかねますので、それ相応の覚悟のもとでのご注文をお願いいたします。もちろん、程度の酷いボトルは弊社店舗のダ ダダに回させていただきます(ダダのスタッフ、すまん!)!恐らくですが、今回入荷したワインが現地の最終在庫と思われます。お買い逃しなきよう!!
プロとして立派な仕事をしていながらも、アマチュアというか、ユーザー(いちファン)の観点、感性を忘れない人って、どんな業種、世界にもいると思うのですが、カンティーナ ジャルディーノほどそういう精神を持ち合わせている人は、ヴィナイオータの造り手の中にはいないのではないでしょうか?毎年リーノ マーガ翁(バルバカルロ)詣でを欠かさず、世界中を旅し、いつの間にかジュラの鏡氏も訪ね…。ワインを飲むこと、人と話すことが好きで、興味を持ったら、とりあえず何でも試してみる…そりゃ造るワインの数も多くなるってなもんですよね。で、またしても増えてしまいました(苦笑)!今回入ってきたワインですが…、
◆ビアンコ マグナム2013Ver.1(コーダ ディ ヴォルペ50%、グレーコとフィアーノが25%ずつのザク飲み白)
◆パスキ2013(コーダ ディ ヴォルペの白)
◆ガイア2012(フィアーノ)
◆タララ2011(グレーコ)
◆アダム2012(グレーコ)
◆ソフィア2012(フィアーノ100%、アンフォラで皮ごとの醗酵&初期段階熟成、大瓶熟成)
◆ヴィーノ ロザート フリッザンテ2013(アリアーニコのロゼ フリッザンテ!)
◆ヴィーノ ロッソ フリッザンテ2012(アリアーニコ フリッザンテ!!)
◆ヴォルペ ローザ2012(20g/lの残糖分、かなりの揮発酸…怖いもの見たさで買ってしまいました!笑)
◆ヴォルペ ローザ2013(カンジャル醸造学的な基準でいうと、極めて真っ当なワインで、色は濃いそう)
◆レ フォーレ2011(アリアーニコ、再入荷です!)
◆ドロゴーネ2008(アリアーニコ)
◆ヌーデ2004(セラーの奥に眠っていたのを発見したそうです!)
の計12種類です…実はもう2種類入ってきているのですが、それはまた後日… 色々楽しんじゃってください!!
◆ロッソ マグナム(09&10&12のアリアーニコのブレンド、凄い美味しいです!)と、
◆クラウン エノローグ09(アンフォラ醗酵&熟成のアリアーニコ)
も絶賛発売中です!!つまり計14種類のワイン…多すぎですよね(笑)。
そして、カーゼ コリーニ、カンティーナ ジャルディーノ、フランクですが、2月のヴィナイオッティマーナ赤にも参戦します(フランクは東京会場のみ)!
是非会いに来てくださいね!!!
文:太田 久人
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