【新入荷】2016年11月 その3
先日のメルマガのあいさつ文に色々込め過ぎたようで、今現在まったくと言って良いほど言葉が降りてこないオータです(苦笑)。普段は自分の中にある想いや考えなど数々の“点”を繋げてある程度筋の通った“線”にするのに時間がかかるだけで、ある程度のイメージを持ちつつメルマガに臨んでいるのですが…完全にスランプに陥っているようです。とはいえ、ワインも人生も甘いだけのものなど面白くもなんともなく、苦み、辛さ、酸っぱさなどの相反する要素がそれらに奥行きや味わい深さをもたらしてわけで…。一見ネガティブに捉えられかねない事柄を、自身を一歩前に進めるための絶好の機会なのだとポジティブに捉えるようにして、スランプさえも楽しみたいと思います。 年内にリリースする新入荷ワインのご紹介としては、本メルマガも含めてあと2つとなってしまいました!!!にわかに信じられませんし、信じたくない気持ちでいっぱいです(笑)。歳をとればとるほど、時の過ぎ去るスピードがどんどん上がっているような気がしていたのですが、それもそのはず、45歳(僕)にとっての1年と10歳児にとっての1年では時間の長さ的には平等であっても、各々の人生という歴史の中で占める割合(かたや約2%で、もう一方は10%!)と考えるとあまりにも差があるわけです…。割合的に年々薄くなっていく分くらいは、濃度を上げていくことで相殺していきたいなと思う今日この頃です。 それでは新入荷ワインのご案内です!
来日した造り手たちが口を揃えて言うことのひとつに、「この旅の間ほど大量に、そしてこんなに頻繁にヴェッキオ サンペーリ(以下VS)を飲んだことはない。ヒサトの容赦のない開け方、飲みかた飲ませかた、そして料理へのえげつない使い方を見るだに、(ヒサトの)VSへの愛を感じずにはいられないよ。」というのがあります。 その通り!オータはVSを愛しすぎていますし、弊社認定“飲める世界文化遺産”をどれだけ日本で消費できるかという事にひとかたならぬ情熱を傾けております!!!!そんなこんなで、デ バルトリからいろいろ入荷しております!
(左からニューVS、VS ヴェンテンナーレ、VS クラッシコ 10anni)
まずはニューVS!!近年はヴェンテンナーレという名前でリリースさせる平均熟成年数で20年超のものを、“ノーマルVS”という位置づけでリリースさせていたのですが、今年新たにボトリングしたロットは1980年に故マルコが初めてVSを世に出した時と同様に、10年強(正確を期すなら、恐らく15年くらいになるのでは?とのこと)の熟成年数で、当時と同じ容量(750ml)、同じようなデザインのボトルを使用することに。原点回帰という意味合いもあると思いますが、日本で僕が連れまわした先々で食べる様々な料理とVSの相性と言いますか親和具合をデ バルトリ兄弟(&妹!)自身が体験実感するにつれ、もっと多くの人に楽しんでもらうために敷居を若干低くしようと考える至ったというのもあるそうです。アルコール度数的にも約1%下がり、価格的にも(量で換算すると)2割ほど安くなりました!竹鶴酒造の雄町純米(通称-酸味一体)ではありませんが、温度的に低くても高くても個性を発揮できる稀有なワインですし、食べ物との相性という点では他のあらゆるワインも持ちえないほどの懐の深さがある気がします。ガンガン使っちゃってください!
そしてVSヴェンテンナーレの現地在庫も全ていただいてきました!当分はこれと似たようなワインはボトリングされないと思いますのでお買い逃しなきよう!“当分”と書きましたが、若い物から軽く30年を超えるものまで、さまざまな熟成年数の大量のVSが樽で熟成中なので、ヴェンテンナーレっぽいものをボトリングしたいなぁと思い立った瞬間にボトリングすることが可能なわけです。これこそデ バルトリというワイナリーの凄いところですし、最大の強みと言えるのかもしれません。
(左から、ルーチド、ソーレ エ ヴェント、ヴィーニャ ヴェルデ、ピエトラ ネーラ、グラッポリ デル グリッロ、インテジェル グリッロ、インテジェル ズィビッボ、ロッソ ディ マルコ)
そして切らしておりました白ワイン&マルサーラ&パッシートも一通り入荷です。マルサーラ産のグリッロとパンテッレリーア島産のジビッボを混醸したワインのソーレエ ヴェント、カタラット ルーチドで造られるルーチド、グリッロ100%のシンプルなワイン、ヴィーニャ ヴェルデとパンテッレリーアの標高の高い北斜面にある畑のジビッボで造られるピエトラネーラは2015年が、そしてより厳選したグリッロに樽醗酵、樽熟成を施したグラッポリ デル グリッロと、皮ごと醗酵させたシリーズであるインテジェルのグリッロ&ジビッボの2014年が届いています。
(左から、マルサーラ:ヴィーニャ ラ ミッチャ、スーペリオーレ 10anni、スーペリオーレ 1987、ヴェルジネ 1988、ブックラム パッシート ディ パンテッレーリア:ソーレ ダゴスト、リゼルヴァ2000、2008)
(マルサーラ リゼルヴァ 1860)
マルサーラは5年熟成のヴィーニャ ラ ミッチャとマルサーラ スーペリオーレ10年が、パッシート ディ パンテッレリーアはVS同様にボトルのデザイン&容量を一新したカジュアル版パッシート、ソーレ ダゴストの2013年が新しく入荷しまして(若干割安になりました!)、ブックラムは08が、10年間樽熟させたパッシート リゼルヴァの2000の2ワインが再入荷です。ブックラム(08&00)ですが、今飲んでも無論えげつなく美味しいですが、今からさらに20年くらい熟成させたらとんでもないことになるという事もお伝えしておきますです。キナートのようなエキゾチックな香りが出てくるんですよね…今飲む1987などは本当に仰け反るほど美味しくて…。もしかしたらですが、僕達よりもブックラムのほうが長命なのかもしれませんよ。
【新入荷】2022年11月その4(Il Censo,De Bartoli,Stefano Legnani) 【新入荷】2022年6月その3(Bressan,Pierpaolo Pecorari,Il Moralizzatore,Cristiano Guttarolo,La Calabretta,Montesecondo,Sanguineto,Daniele Portinari,Borgatta,Trinchero,Daniele Piccinin,De Bartoli) 【新入荷】2022年6月その1(Davide Spillare,Maison Maurice Cretaz,Le Boncie,De Fermo,Nicolini,La Calabretta,Stefano Legnani,Stefano Berti,Cantina Giardino,De Bartoli,La Visciola) 【新入荷】2022年4月その2(L’Acino,Montesecondo,La Calabretta,Monastero di Vitorchiano,De Bartoli,Natalino del Prete,Francesco Brezza,Pierpaolo Pecorari ,AR.PE.PE. ,Possa,Daniele Portinari) 【新入荷】2022年3月その1(A Maccia,Alberto Anguissola,Borgatta,Casa Coste Piane,Il Colle,Cantina Giardino,De bartoli)