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2019-05-03

『カンティーナ ジャルディーノ来日イベントのお知らせ』

ヴィナイオータの太田です!!

先日アップさせていただいた通り、カンティーナ ジャルディーノのアントニオ&ダニエラ夫妻が来日します!弊社岸本は「友人である僕たち日本人と乾杯するために来日するそうです。」と書いていましたが、これだけではなんのこっちゃ良く分かりませんよね(笑)。

改めまして、プロジェクト名を“カンパイ!”と銘打った今回の来日ツアーの主旨説明をさせていただこうと思います!

タウラージやアヴェッリーノ周辺の地域では、ラッジエラ アヴェッリネーゼ(Raggiera Avellinese)という名の仕立てが伝統的に採用されてきており、(この地域に残る)高樹齢の区画は大体この仕立てによるもの。大体の農作業を手で行っていた、トラクターなどの農業機械が存在しなかった時代には、この仕立てで良かったものの、効率を重視した現代的な農業を実践する上では理想的とは言えない…。畑をトラクターが導入しやすい仕立てに切り替えることが奨励されているという事もあり、多くのブドウ栽培農家は高樹齢の樹を抜いてしまうという現状があります。“奨励されている”というのは、“補助金が出る”と同義なのは日本と一緒。畑を仕立て直してもらえば、苗業者も農業資材&機械業者にもビジネスチャンスが生まれるわけで…。ちなみにですが、新しく畑を作る際に前述のラッジエラ アヴェッリネーゼを採用すると、補助金が出ないそうです…恐るべし。高樹齢のブドウの樹は、年を追うごとに収量も少なくなりますし、当然のことながら天に召される樹も出てきますので、ブドウを売って生計を立てる農家からしてみたら、とても魅力的な話に聞こえるわけです。

そういった状況を傍から見ていたアントニオ&ダニエラ、失われつつある高樹齢の区画を守る手段として、農家から市場価格よりも高額で買い付け、そのブドウを用いて自らワインを醸すことにします。それがカンティーナ ジャルディーノ誕生秘話ということになるのかと。

2003年に初醸造2006年に初リリース。初期のワインにはごく少量の酸化防止剤が使われていましたが、今現在は完全無添加。醸造面で極端なまでの“無為自然(為すがまま)”に固執するあまり、かなりファンキーな味わいのワインも数ヴィンテージ前までありましたが、今や“無添加”が一切のエクスキューズとなっていないワインを世に出すまでに…。そして、当初は買いブドウだけでしたが、今や自社畑も所有、栽培面では自社畑でも買い付け先の農家でも一切の化学的農薬を使用せず、草生栽培を実践…。
ワインという飲物が内包すべき、土地、ブドウ品種、ヴィンテージの個性は、自然環境への畏敬の念を持つ、先人の叡智の結晶である伝統を重んじ、古樹の歴史的価値、品質面での重要性を強く認識する、自身のエゴを押し付けるのではなく、自然、ブドウ、酵母、ワインの声に耳を傾けるかのような姿勢で臨む醸造面でのアプローチを採用した際にワインに色濃く反映することになると彼らは考えているという事なのかと。

とどのつまり、その土地、そのブドウ、そのヴィンテージにしかない美しさ(特性)をワインに強く投影させれるか否かは全てヒトにかかっている…これが、岸本が書くところの「ワインは人」なわけで…。

そんな彼らのワインですが、初リリースから10数年経った現在、20カ国以上で楽しまれるまでに!その中でも、彼らのワインの最大の消費国にして、唯一全アイテムが揃う国というのがこの日本なんです!!

ピエモンテやトスカーナなどの銘醸地とされている地域ではない、南イタリアのぽっと出の小さなワイナリーのワインが、イタリアから遠く離れた、ワインの消費量が決して多いわけではない極東の国でどうしてここまで愛飲されるに至ったのか?

もちろん“美味さ”や“個性”などワインが持っていた特性、品質も大事な要素だったのだろうけど、その味わいの向こう側にある造り手の想い、エモーション、哲学、生き方さえも汲んでくれた“ヒト”がいたからこそ、ここまで愛飲されているのでは??そして、愛飲してくれている“ヒト”たちが持つ文化、伝統、思想も、文化や伝統を体現したワインを真に理解し、賞賛するに至る大きな要因の一つとなっているのでは???

そんな彼らの立てた仮説(?)を証明すべく、全国各地を回り、同じような考えを持つ造り手(ワイン、醤油、どぶろく、焼酎、牡蠣)や農家、レストラン、酒販店、そして一般の飲み手の方を訪ね、話をし、杯を交わし、そしてその光景を映像に収める…というのが、今回の旅の目的となります!

飲み手との交流イベントは、東京の2か所、広島、宮崎で開催させていただきます!

詳細は以下の通りとなります。皆さん奮ってのご参加を!

※全てのイベントで、撮影クルーが入る可能性があります。顔出しNGの方は当日スタッフにお声掛けください。

はい、ここからバトンタッチしまして、ヴィナイオータの岸本です!各イベントの内容をお知らせいたします。

<<広島・白島>> 『KANPAI! at Polipo in Hiroshima』
2015年に宮島から広島市内の白島に移転されたポリポさん、ヴィナイオータのワインも大好きということもあって、前回のオッティマーナではお昼ご飯に貸切させてもらい35人で大騒ぎしました!イタリアへも毎年欠かさず行かれる山川シェフは、造り手たちとも個人的に繋がりがあって、今回はカンティーナ ジャルディーノから直々のご指名です(珍しいパターン笑)!そしてダニエラ曰く「かなりできるシェフ」というグラッシさんも厨房に入ってコラボする予定とのこと。アントニオとダニエラが愛してやまない南イタリアの空気感まるごとのイベントです!!

■日時:
5月17日(金)19:30~ 終了は22:00頃を予定しております

■会場:
トラットリア ピッツェリア ポリポ
広島県広島市中区東白島町20-5
(広電「家庭裁判所前駅」徒歩2分)

■定員:20名 ※満席となりました!

■会費:
¥8,000 ※料理、ワイン代、税含む

■ヴィナイオータのスタッフ:
太田、岸本、三浦

■ご予約、お問い合わせ先:
トラットリア ピッツェリア ポリポ
082-221-0331
http://www.polipo-net.com/

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<<広島・袋町>> 『KANPAI! at The Trunk Market 12th in Hiroshima』
2013年から始まり、今年の5月で12回目となる広島The Trunk
Marketに参加させていただくこととなりました!どこの街に行っても大手チェーン店が立ち並ぶコピペしたような景色が当たり前になりつつある現代に、「公園が中心になって、広島を小さな個人店、路面店がたくさんある賑やかな街に戻していくんだ」という思いで始められたイベントです。平たく言うと蚤の市、様々なお店が出ているマルシェです。僕が面白いと思ったのは、誰でも知っているアウトドアブランドやファッションブランドも出店している点でしょうか。なんだよ、大企業が絡んだイベントかよと思うのは早計で、実は広島未出店のブランドを探してわざわざ呼んでるんです。企業には広島をリアルに見て本気で出店を考える材料にしてもらう、広島の人にはみんなが普段広島で買えないブランド来てるよ、となり、近くの県からも人が集まるわけです。広島のブランドだけでは本当の意味での競争力は生み出せない、外からも新たなブランドが来て、本当の意味での広島の魅力、個性が発揮されると考えたわけです。そんな熱い思いと小さいお店ならではのアイデアが詰まったこのイベント、今では2日間で2万人以上の人が訪れるそうです。さてさてジャルディーノの2人とどんな化学反応を起こすのか?楽しみですね!!

■日時:
5月18日(土)11:00~20:00
5月19日(日)11:00~17:00
※ヴィナイオータブースは2日間の参加となりますが、ジャルディーノは18日のみ参加となります。18日も途中休憩などで席を外す可能性もありますので、予めご了承ください。

■会場:
袋町公園
広島県広島市中区袋町9番
(広電「袋町駅」徒歩5分)

■内容:キャッシュオンにてグラスワインの販売、ワインとオリーブオイルのボトル販売

■会費:なし ※予約は必要ありません

■ヴィナイオータのスタッフ:
三浦 ※18日は太田と岸本もおります

■お問い合わせ先:
The Trunk Market
https://www.trunkmarket.net/

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<<宮崎・昭和町>> 『KANPAI! at 一心鮨光洋 in Miyazaki』
創業昭和48年、お父さんから4人の子供たちへ、そして今では末っ子の一光くんがお店を引き継いだ一心鮨光洋。お店を卒業した兄弟たちもそれぞれのステージで活躍している凄腕職人一家、木宮一族の総本山!!一心鮨さんでもイベントを開催しちゃいます!!ご近所さんのポチロンの山本シェフ、そして謎のイタリア人シェフ グラッシさん、僕もどうなるのか全く予想ができませんが、とんでもないことになりそうですね(笑)!

■日時:
5月20日(月)19:00~ 終了は21:30頃を予定しております

■会場:
一心鮨光洋
宮崎県宮崎市昭和町21
(JR「宮崎駅」徒歩12分)

■定員:30名 ※残席7席

■友情出演:ポチロン 山本シェフ

■会費:
¥20,000 ※料理、ワイン代、税含む

■ヴィナイオータのスタッフ:
太田、岸本 +α

■ご予約、お問い合わせ先:
一心鮨光洋
0985-60-5005
http://www.isshinzushi.com/

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<<東京・都立大学>> 『KANPAI! at Carica-ri in Tokyo』
東京イタリアンの中でも図抜けて元気イッパイのお店、学芸大学のリ・カーリカ。2017年には3店舗目となる「あつあつリ・カーリカ」もオープンされ絶好調!お客様の賑わいとスタッフの気合いが混じり合って生まれる飲食店ならではの熱量を大切にしている飲食店グループです。都立大学駅のすぐ近く、2号店となりますカーリカ・リさんにお邪魔して、ジャルディーノたちと盛り上がります!!ホスピタリティ溢れるスタッフの方々で、ワインや地域と僕らを結びつけてくれることと思います。お楽しみに!!

■日時:
5月28日(火)19:00~ 終了は21:30頃を予定しております

■会場:
カンティーナ カーリカ・リ
東京都目黒区中根1-5-2
(東急東横線「都立大学前」徒歩1分)

■定員:40名 立食 ※定員まであと8名

■会費:
¥9,000 ※料理、ワイン代、税含む

■ヴィナイオータのスタッフ:
太田、岸本 +α

■ご予約、お問い合わせ先:
カンティーナ カーリカ・リ
03-5726-9629
https://www.facebook.com/caricari223

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<<東京・西麻布>> 『KANPAI! at Bunon in Tokyo』
いつも無茶振りをお願いしている葡呑さんでもイベントを開催します!!世界中を飛び回っている中湊さんと、日本の料理も大好きなディミトリさんとの異文化融合ライブ!!宮崎のお鮨とのコラボに続き、和食とのセッション、ツアー後半ということで新たなアイデアが盛り込まれていることでしょう。今回のツアーのオオトリを飾るイベント、みんなで盛り上がりましょう!!そのまま22:30からはアフターパーティーもやっちゃいます!こちらは2時頃終了予定です。飲食店さんお待ちしております(笑)。
 
■日時:
5月29日(水)19:30スタート 22:30終了予定
 
■会場:
葡呑
東京都港区西麻布4-2-14
(東京メトロ「六本木駅」徒歩12分、「広尾駅」徒歩12分)
 
■会費:9000円 立食 ※料理、ワイン、税含む

■ご予約、お問い合わせ:
葡呑
03-3406-2207
http://www.bunon.jp/

直前で大変恐縮ですが、、お待ちしておりますーーー!!!

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