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2015-03-05

【新入荷】2015年3月その1

本当に嵐のような4か月でした…いくら寝ても眠気は取れず、気も緩んだのか少々風邪もひいてしまったオータです。
2014年11月と2014年2月に分けて行われたヴィナイオッティマーナですが、おかげさまでどの会場も盛況のうちに終える事ができました。お客様としてご来場いただいた方、出店してくださった方、スタッフとしてお手伝いいただいた方、本当にありがとうございました。6会場合計で約2400人の方にお越しいただきましたので、参加飲食店、お手伝いいただいたスタッフ、通訳さん等を合計すると、約3000人を巻き込んだことに!!!次回開催時には、もっと大きく強いうねりとなっているよう、今後とも造り手の熱のこもったワインを、温度を下げることなく皆様にご紹介していきたいと思います!!!

それでは3月の新入荷のご案内です!!
前々回ご紹介させていただきました、リグーリアのステーファノ レニャーニですが、前輸入元に前ヴィンテージ、2012年のワインが残っていると聞き(←ポンテ ディ トイ13と一緒に言ってくれれば良かったのに…)、全部頂いてきました!!!タフォンという、リグーリアの方言で“ビンタ”を意味する、ロンバルディア州マントヴァ近くの、高樹齢のトレッビアーノのブドウから造られたワインになります。ステーファノの知り合いだったお爺さんの畑のものなのですが、そのお爺さんが2012年に他界、素晴らしいブドウだったこともあり、協同組合に売ってしまうのはあまりにももったいないと考えたステーファノ、その周辺のブドウの取引価格からしたら破格の値段で買い取ります。一般的には質の良いブドウができないと言われている平地のマントヴァでも、丹精込めれば素晴らしいブドウができるということ、ブドウ品種も生産地域もメジャーなものにばかり目が行きがちな世の中に、もっとそれぞれの土地にある歴史や伝統を、それがついえる前にちゃんと再評価してもらいたい、このタフォン(ワイン、ビンタ)で目を覚ましてくれ!!というステーファノの想いが込められたワインです。

インヴォイス、分析表、製造工程表…ありとあらゆるものに常に不備があり、何度もやり取りをしないと万全のものが出揃わないという点で、僕を最もイライラさせることに成功している造り手(笑)、イル ブオンヴィチーノの2013年のワイン3種類&瓶詰各種が入荷してきました!!
アキッレ(ブラケット)、アウグスト(ドルチェット)は、ある程度潤沢に入荷していますが、レオナルド(バルベーラ)は、300本程度の入荷となります。数量調整の可能性あり、です!
「あれ、ターツィオ(モスカート)は?」と思われた方、非常に残念なお知らせです!!!ワイン自体は存在するのですが、リリースされることはないと思います。なぜか?彼らの場合、ワインの醗酵を抑制し、甘口に留めるために日本酒で云うところの袋吊りような手法を採用しているのですが、その袋を洗濯する時に使った(なぜ使うのか??)柔軟剤の香りがワインに移ってしまったんです!!ご丁寧に、ヴァーナルだったと銘柄まで教えてくれました…悲しいけど、アホ過ぎて笑える…。
瓶詰類ですが、トマト製品いろいろ、カルピオーネの素(?)、ナス、ズッキーニ、パプリカのオイル漬け、モモ&プルーンのジャム、ハチミツ等、盛り沢山です!!いろいろお試しいただければと思います。200-250g入りのジャム類は、ワイン1本分のスペースに3個、カルピオーネ、シロップとサルサ ルーブラなどの少し大きめだったり、背の高いビンのものはワイン1本分のスペースに2個、100g入りのペペロンチーノのジャムは6個入ります。ホールトマトの瓶詰は、水煮ではなくトマトを瓶に直接入れ、加熱調理と殺菌を同時に行った商品で、1箱12個入りになります。12個単位でお買い求めいただけますと、非常に助かります…。バラということですと、6本箱に4個程度、もしくは12本箱のワイン4本分のスペースに2個入れることができそうです。ワインと混載時の参考にまでに。

今この文章を書いている時点で完全に前ヴィンテージの2010が売り切れているわけではありませんが、メルマガが流れるころにはなくなっていることを信じて…なんにせよ、向こうのリリースのペースにほぼ追い付きましたぁ!!!レ ボンチエの新しいワインが入荷です!!まずは、キャンティではなくなってしまったレ トラーメの2011!酷暑だった2011年10/5に訪問した時、彼女たちはワインを圧搾している最中でした。タイミング的には少々早い上に、ワインを飲ませてもらうとまだ醗酵の最中…普段でしたら、完全に終わってから圧搾するのに…。
「こんなの初めてよ。味的には甘くなくなっているのに醗酵が延々と続くからなんでだろうって思ったら、干しブドウっぽくなっちゃったブドウからの糖分が徐々に液体に染み出しているってことに気が付いたの。揮発酸が高くなる危険もあるし、だったら絞っちゃおうと思って。」とジョヴァンナ。
畑に行ってみると、収穫せずに放っておかれている干しブドウが散見するので、試しに食べてみるとビックリ!甘いどころか、逆に物凄く酸っぱい…。酷暑を生き延びるため、親(ブドウ樹)が子(果実)から水分を奪い、完熟する前に干しブドウ化してしまったそう。見た目干しブドウなのに、全く甘くないブドウ、酷暑どこ吹く風的に普通に完熟したもの、物凄い凝縮度の樹上で干しブドウ化してしまったブドウ…。その“比較的”普通に完熟したブドウで仕込んだものが今回のレ トラーメになります。物凄く濃いワインですが、5-2011よりはちゃんとジョヴァンナのワインっぽく仕上がっています。ですが、その香りと高いアルコール度数がキャンティの備えるべき特性ではないという理由で1回目の官能検査を落とされたことで、DOCGと決別することに。原産地呼称などという仰々しい名前の集まりから、その土地の個性を液体に溶け込ますことに心血を注ぐ造り手がどんどん離れていくという矛盾…残念な話です。次回か次々回あたりに、潜在アルコール度数17%のモンスターワイン、トンダーレ2011が入荷すると思いますので、こちらの方もお楽しみに!
2011年とは真逆の天候だった2012年は非常に繊細でエレガントなワインができた年です。ジョヴァンナ的にレ トラーメ レベルでないと判断した大量のブドウを5(チンクエ)に回したため、通常よりは生産量が多くなり、まとまった本数を仕入れる事ができました!5-2012とレ トラーメ2011のギャップを楽しんじゃってください!!
チンクエテッレを背負う男、ハイディのワイナリー、ポッサからも新しい商品が色々届きました!!が、前ヴィンテージがまだ残っていますので、一部商品だけご紹介させていただきます。ちょうど良いタイミングで、チンクエテッレ2011が終わりましたので、2012年をリリースします。ヴェルメンティーノで造られるチンクエテッレ基準カジュアルワイン、エル ジャンクウ13も入ってきました!!そして、リモンチーノに引き続き、マンダリーノミルトのリキュールも製品化しました!!一般的なリキュールよりも甘さが抑え目です。こちらも是非!!
スロヴェニアの巨人ヴァルテル ムレチニックのアナが終売、シャルドネ06も売り切れ間近ですので、シャルドネ08をリリースします!!これ、滅茶苦茶美味しいです!!!02、05、08はどれも雨が多い、収量的にも厳しく、ブドウのテンションも高くはないという点で、似通ったヴィンテージですが、02よりも05、05よりも08の方が、その印象が希薄、ないしそのネガティブな特徴さえも美徳として取り込んでいるワインに仕上がっている気がします。うちの先生方も、まだまだ進化しています!!!やはりワインはヒトなんだと再確認できるワインです。是非05あたりと飲み比べていただきたいです!!

文:太田 久人

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