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2021-10-22

造り手紹介 Camparo / カンパ―ロ

造り手:Camparo / カンパ―ロ
人:Mauro Drocco / マウロ ドロッコ
産地(州):ピエモンテ
ワイン:Metodo Classico Nebbiolo, Dolcetto di Diano d’Alba
所在地:Via Carzello 21 – 12055 Diano D’alba | CN – Italia <map
Web:https://www.camparo.it/ja/

アルバの南8km、グリンツァーネ カヴール(カノーニカの畑がある村)の隣町ディアーノ ダルバは、古くからドルチェットの重要な産地として挙げられる7つの地域の一つです。そして70以上に細分化された区画Sori(ソリ)(ピエモンテの方言で「日当たりの良い場所」)の名前をラベルに記載することが、イタリアで最初に認可されたゾーンでもあります。

カンパーロは、1940年代にブドウ栽培と量り売りワインを販売する形で現当主マウロ ドロッコの祖父によって始められました。1980年代にマウロがワイナリーを引き継ぎ自家瓶詰めをスタート、1990年代半ばにバローロを生産するためにグリンツァーネ カヴールの畑を購入。現在ブドウ畑は合計で10ヘクタールの広さがあり、ディアーノ ダルバの西側にある標高250m、5ヘクタールの区画ソリ ブリック デル カンパーロは彼らの持っている畑の中で最も重要な畑です。創業当初より有機栽培を実践し、自然環境への配慮をワイナリー存続の大きなテーマとしています。年間24000本を生産。

<ワインラインナップ>

 

●Metodo Classico Nebbiolo(メトド クラッシコ ネッビオーロ)
品種:ネッビオーロ

2000年代に入ってラ モッラの小さな区画を購入、区画内で樹齢にバラつきがあるため、古い樹齢のネッビオーロはバローロに、若い樹齢のネッビオーロはメトド クラッシコという形でリリースすることに。ネッビオーロの発泡性のワインは、日常的な食事と一緒に若飲みタイプのワインとして地元で飲まれていますが、観光客や海外向けに販売されている姿はほとんど見ることがない(バローロを売った方がお金になるため)。

 

 

 

●Dolcetto di Diano d’Alba(ドルチェット ディアーノ ダルバ)
品種:ドルチェット

彼らの真骨頂がこのドルチェット。ディアーノ ダルバの西側にある標高250mのクリュ、ソリ ブリック デル カンパーロの樹齢30~40年のドルチェットから収穫。丁寧に手摘みされたブドウはステンレスタンに入れられ一旦冷まされる。伝統的な櫂入れを毎日行いながら、15日間のアルコール醗酵とマセレーションを行う。圧搾後、ステンレスタンクに戻し約12か月間醗酵の続きと熟成を行う。少量の二酸化硫黄とともにボトリングされ、そのまま3~6カ月間追熟させリリースされる。

 

 

 

●Barolo Boiolo(バローロ ボイオーロ)
品種:ネッビオーロ

2000年代に入ってラ モッラの標高250mのボイオーロと呼ばれる小さな区画を購入、念願のバローロの生産を始めた。樹齢20~50年のネッビオーロを収穫、除梗後ステンレスタンクで最低でも30日間のマセレーションとアルコール醗酵を行う。圧搾後2500リットルの樫の大樽に移され、醗酵の続きと熟成を24か月間行う。少量の二酸化硫黄とともにボトリングされ、そのまま12カ月間休ませリリースされる。

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