toggle
2024-06-11

【新入荷】2024年6月その1(Ezio Cerruti,Cascina Roccarini,Bressan,Il Colle,Natalino del Prete)

【エツィオ チェッルーティ】

誰もが好きにならずにはいられないチャーミングさを持ち合わせた、Mr.モスカートことエツィオ チェッルーティからは、モスカートで造る辛口スティルワインが3種到着です!詳細は下記の通りです。

フォル2022(L.22/23):収穫後ダイレクトプレスしたモストをステンレスタンクで醗酵させたモスカートで、若干量の酸化防止剤を使用。
フォル ゼロ2022(L.Z22/23):フォルの酸化防止剤無添加Ver.。酸化防止剤に頼ることなく自らをプロテクトできるよう、フォル ノーマルVer.よりも糖度の上がった区画のブドウを使用。
マック フォル2021(L.21/23):セメントタンクで約2週間の皮ごとの醸し醗酵を行った後に大樽で2年熟成させたワイン。

3ワインとも潤沢な本数が入荷しておりますし、エツィオの気遣いで価格もほぼ据え置きすることができました!畑で天日干ししたモスカートで造るソル2012も残りわずかとなっております。こちらに関しては、4ヴィンテージがリリースされるのを手ぐすねを引いて待っております。皆さんの清き一本をソルに!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=79

 

 

【カシーナ ロッカリーニ】

バルバレスコのカシーナ ロッカリーニからも待望のワインが届きました!イタリアではブドウを植えるための許可が下りた際、期限まで植え終わらないといけないという決まりがあります。申請をしてから許可が下りるまでにどのくらいの時間がかかるのかがはっきりしていない上に、植樹に適さない時期や鬼のように忙しい季節にいきなり下りたりして、期限に間に合わせるために駆けずり回らずを得なかったり…。ロッカリーニのパオロにとっては、ここ2年がまさにそうでした。そういったわけで、弊社のためのワインを準備することなく2年が経ち…。というわけで、バルバレスコは2019と2020ランゲ ネッビオーロは2021と2022と、共に2ヴィンテージが入荷しております。旧ヴィンテージが終わり次第、新ヴィンテージをリリースする予定です。

ランゲ ネッビオーロですが、例年よりも多めに分けていただくことができましたが、早々になくなってしまうような予感が…。お気を付けください!!

ロッカリーニからは、ランゲ ネッビオーロ2021とバルバレスコ ロッカリーニ2019をそれぞれ12本ずつ、義捐ワインに頂きました!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=87

 

 

【ブレッサン】

フリウリのブレッサンからは、エゴ2018n°3(ヌーメロ トレ)2018ピニョル2010が入荷です!2018ヴィンテージのエゴ&n°3は、尊大な雰囲気はありつつも抜群の飲み心地がありますし、樽で約13年の熟成を施したピニョルに至っては、それはもう壮大なワインで…。堅牢なタンニンを持つピニョーロという品種には、長期間の木樽での熟成が必須だと考えているとはいえ、もはやスタンダードでも13年で、場合によっては20年以上って…。フルヴィオが、もう樽を置くスペースがないと嘆いているのですが、そりゃそうですよね…。

ピノ ネーロ2015(60本)とピニョル2004樽熟17年Ver.(10本!)が、残りわずかとなっております!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=112

 

 

【イル コッレ&ナタリーノ デル プレーテ】

 

ここからご紹介する2つのワインなのですが、あまり気が乗らないオータがいたりします…。

2016年に輸入し、予約注文だけで売り切れていたにもかかわらず、オータ自身が納得いかず販売を取りやめることにした、モンタルチーノのイル コッレコメ セ2004というワインがあります。現当主カテリーナのお父さんが植えたメルローで造るワインで、初醸造が2004年。いざ仕込んでみたものの、カテリーナ自身はメルローに何の魅力も感じておらず、大樽に入れてからもできるだけその樽と目を合わさないようにして(笑)、試飲もほとんどしなかったそう。樽に入れてから7年(!)が経ったとある日、意を決して試飲してみると、ビックリするほど美味しくなっている!という事で、ボトリングをすることに…。

オータも樽から試飲させてもらったのですが、それはもうステキなワインで、その段階では何の問題点も見出すことができませんでした。ですが、日本に届いたものを試飲してみると、どうにも釈然としないニュアンスがある…。同様のニュアンスは、オヴァーダの伝説的造り手であるジュゼッペ ラットの晩年のワインや、かつてのヴィリオーネ(バローロの造り手)のワインなどにも感じることがあるのですが、それが何なのかが皆目見当がつかず現在にまで至ります。オータにとっては、唯一と言って良い「ワインの中にあって欲しくない」ニュアンスなのですが、もしかしたら気にならない方には気にならないかもしれず…。そのニュアンスがどこか行っていることを期待しつつ、定点観測試飲をしていたのですが、販売にまで踏み切ることができず8年の歳月が流れ…。

話は一旦脱線します。


2018年から取引を始めたプーリア州のナタリーノ デル プレーテ、初回入荷分の売れ行きが非常に順調だったこともあり、造り手のところに残っていたトッレノーヴァ2016を2400本、イル ピオニエーレ2016を1200本を早々に再購入したところ、売れ行きがガクッと…。約6年経った今現在でも両ワインともに2016ヴィンテージを販売しておりまして、トッレノーヴァ2017が、イル ピオニエーレは2017,2020,2021が倉庫で出番を待っている…(汗)。いつまでもトンネルを抜けられないでいる(=いつ終売するのか分からない)感じでしたので、次ヴィンテージである2017を試飲することなく月日が過ぎ…。うっすらと光が見え始めた2年ほど前、2017ヴィンテージを試飲してみたのですが、トッレノーヴァに“例の風味”が出ているではありませんか!1800本も入荷しているのにぃぃぃっ(愕然)!

2023年の3月、イル コッレのカテリーナとナタリーノ デル プレーテの愛娘ミーナがヴィナイオッティマーナに来日した際、パーチナのステーファノなども含めこのコメ セ2004とトッレノーヴァ2017を試飲したところ、ステーファノとカテリーナは、コメ セは問題ないがトッレノーヴァはブレタノマイセス由来の風味が出ているというコメントが…。実際にブレタノマイセス由来かどうかは置いておいても、オータ的にはコメ セにもしっかり出ているのに、トッレノーヴァにだけとあるニュアンスがあると言われても全然釈然としない…。オータが感じて、ステーファノとカテリーナが捉えることができないもの…もしかしたら、オータほどには敬遠される風味ではないのかも??実際にスタッフも交えて試飲をしたのですが、特にコメ セ2004に関しては全く気にならないどころか、むしろ美味しいという声も多数あり、オータが気にするほどではないのかもしれません。。

というわけで、コメ セ2004トッレノーヴァ2017を販売してみることにしました。オータ自身が完全に腑に落ちているわけではない商品をお売りするわけですから、価格的にはグググっと抑えたものにさせていただきます!トッレノーヴァ2017に関しては、お料理にも躊躇いなく使えるくらいの価格にさせていただきますので、ガンガンお使いいただけると!とはいえ、煮込んでも“例の風味”が消えないことは、オータがすでに実証しちゃってたりします…。ですので、赤ワインだけで煮込みました!的なお料理よりも、赤ワイン“も”使った煮込み料理くらいにお使いになることをおススメいたします。

■イル コッレの商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=124

■ナタリーノ デル プレーテの商品画像はこちらから →https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=139

 

 

 

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

 

関連記事