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2024-12-13

【新入荷】2024年12月その2(La Castellada,Cantina Giardino)

【ラ カステッラーダ】

フリウリのラ カステッラーダからは、2017ヴィンテージの白、高樹齢のシャルドネ&ソーヴィニョンで造るリゼルヴァ的存在のヴルフ2012、そして満を持してのリリースとなったユヅキ2009(詳細は後述します!)、そしてそして赤はメルロー2014とメルロー&カベルネで造るロッソ デッラ カステッラーダ2013をリリースします!

2015と2016ヴィンテージの完成度も素晴らしかったですが、リリース時点での表現力の豊かさという点では、2017は2年前の2015と1年前の2016を遥かに凌駕しているように思います。ビアンコとリボッラはもう少しだけ待っていただきたいですが、他の4つの白(ピノ グリージョ含む)はもうすでにサイコ~!特にフリウラーノの味わいと香りの開き具合、その妖艶さには、皆さんゾッコン一目惚れとなること請け合いです。ビアンコとフリウラーノに関しては、ビックリするくらいの本数が届いていますので、ガンガンお使いいただけますと幸いです!

ヴルフ2012ですが、こちらもヤバいです!前回2016ヴィンテージの白が届いた際に、一緒にサンプルが届いていたので1年ほど定点観測をしてきたのですが、この1年がこのワインにとってどれだけ重要だったことか!30分くらい前に抜栓していただければ、全開バリバリです!2009に通じる、尊大なのに偉ぶらないワイン。

そしてユヅキ2009!自宅兼ワイナリーから歩いて1分とかからない場所にある、高樹齢のリボッラ、フリウラーノ、マルヴァジーアが混植するとて~も小さな区画のブドウで造るワイン。もともとは近所の人が自家用ワインを造るために栽培していた棚仕立ての区画で、ワイナリー目線だと面積的にあまりにも小さく、品種ごとに収穫することが難しいため、3つの品種をいちどに収穫しなければならず、その結果としてブドウの熟度にムラが出てしまうので、これまではニーコの弟が経営する居酒屋用のワインに混ぜられていました。太陽に恵まれた2009年、すべてのブドウの熟度が揃った状態で成熟をしているのを確認したニーコ、単体で醸造することにするのですが、ちょうどその収穫の前後のタイミングでオータは生後8か月のユヅキを連れてカステッラーダを訪れます。ほっぺもふくふく、手首と足首には輪ゴムでもしてるんじゃないかってくらい全身ムチムチ&パッツパツなユヅキを見たニーコ、彼女の中に“太陽”ないし“陽”の雰囲気を見出し、彼女のためのワインは、この区画のワインにする事にしたそう…。圧倒的な情報量があるのですが、親しみやすく、ヴルフのような厳つさのないワインです。ニーコもオータも、2009年のカステッラーダの代表作はこのワインだと思っています!

赤2種は、カステッラーダが同時にリリースしてきたので、それ自体に意味があると考えまして、ヴィナイオータも一緒に売り出すことにしました。どちらもそれなりの年齢ですので、全然キャピキャピ(←死語?)はしていないのですが、2014はカワイイ系、2013はキレイ系とでも表現すれば良いのでしょうか。2014はフレッシュな果実と美しい酸に特徴のある裏表のない性格、2013は品もあり礼儀正しくもあるのですが、奥底に頑固さというか芯の強さのようなものを持った子な気がします。なんにせよ、美人姉妹であることは間違いないです!

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=107

 

 

 

 

【カンティーナ ジャルディーノ】

アントニオ&ダニエラ率いるカンティーナ ジャルディーノからは14種類のワインと3種類のビールが届きました!!14種類でも、彼らが造るワインの種類の半分にも満たないというインポーター泣かせ過ぎる事実!創業して20年以上が経つのですが、最近になってようやくラベルの数を減らすことを考え始めたようです…(笑)。今回届いた内容ですが、下記の通りとなります。

NA TU RE(ナ トゥ レ)シリーズ:コロナ禍の時代に生まれたシリーズ。初ヴィンテージの2020は、ヴィーノ ビアンコ&ロザート&ロッソ(蛇のラベルのマグナムボトル)となるはずだったワインを、各国のインポーターからの要請で750mlのボトルに詰めたものだったのですが、2021以降は蛇ラベルには従来通り栗製の大樽で熟成させたもの、そしてナトゥレにはセメントタンクで熟成させたものを使用することに。オータは、蛇ラベルかナトゥレどちらかにしたら?と彼らに進言しております…。2022ヴィンテージのセパージュですが、NAはフィアーノ、グレーコ、コーダ ディ ヴォルペ、ファランギーナが1/4ずつ、TUREはアリアーニコ60%にコーダ ディ ヴォルペ ビアンカ、ピエーディロッソ、サンジョヴェーゼ、モンテプルチャーノ、シャシノーゾ(なんじゃそりゃぁ!)、他超マイナーな品種いろいろを合わせて40%との事…。

コントローラ ビアンコ&ロザート2023:アントニオ&ダニエラの愛息フランチェスコ(中学生!)が、飲まれるシチュエーションさえも想定し、ブドウを自らの足で潰して、仕込みから詰めるボトルの種類まで完全トータルプロデュースをしたワイン。彼のイメージ通り、てらいのない我々にそっと寄り添ってくれるようなワイン。セパージュですが、ビアンコはコーダ ディ ヴォルペ ビアンカとフィアーノが半々、ロザートはチリエジョーロ、アリアーニコ、サンジョヴェーゼ、トレッビアーノ、モンテプルチャーノ、プリミティーヴォだそうです(割合は不明です…)!

グル グル2023:2020、2022に続き2023も造っちゃいました、カンジャル的グル グル(ゴクゴク)ワインのグル グル!今回はファランギーナ95%にフィアーノが5%の割合で、ダニエラ曰く、今までで一番のグルグルぶりだそう。

プリモアプリーレ2021:ロヴェッロというウルトラマイナー品種で造る白。オータ自身、このブドウに対する経験値が少なすぎて、どんな特徴があるのか記憶の片隅にも残っていません…。今回は600本とそれなりな本数が入ってきたので、何回か飲んで勉強します!

トゥトゥ2021:フィアーノで造るワイン。使用するブドウは、ガイアに使うものと一緒なのですが、樽の材質の違い(トゥトゥは桜樽、ガイアには栗樽と桑樽が使われています)により、味わいに大きな差が生じたことに彼ら自身が衝撃を受け、分けてボトリングするようにしたもの。オータは、ガイアとトゥトゥの合併をおススメしてます(笑)。

アダム2021:高樹齢のグレーコを栗樽で熟成させたもの。カンジャルが造る白で最も外向的なワイン。

ソフィア2021:グレーコを蜜蝋で封をしたアンフォラの中で264日間の皮ごとの醸し醗酵&初期熟成をさせたワイン。

ヴィーノ ロザート2022:アリアーニコ主体で造る、蛇ラベル&マグナムボトルのロゼワイン。

レ フォーレ2020ドロゴーネ2019ヌーデ2014:どれも高樹齢のアリアーニコ(ヌーデに使用されているブドウは、樹齢100年超のブドウ樹のもの!)で造る点は一緒なのですが、レ フォーレはセメントタンクで2年熟成、ドロゴーネは栗樽で2年半、ヌーデは5年樽&5年瓶で熟成させてからのリリース。

ソフィア ランビック(07/01/21-22)ソフィア ランビック(04/12/2023):ロットの数字を見て??となったので電話してみたところ、衝撃の事実が…。ロット07/01/21-22は、アンフォラでの長~い醸し醗酵をさせていた2022ヴィンテージのソフィアのヴィナッチャを2023年秋にカンティヨンに持ち込み、2年もののランビックに漬け込んだ後にボトリングしたもの。に対し、04/12/2023は2023ヴィンテージのタララのヴィナッチャで、同様の造り方をしたものになります。近年のソフィアは、醸し醗酵の期間をものすごく長くしたため、元気な酵母がいないのか、瓶内2次醗酵に苦労することと酵母よりも乳酸菌が活躍してビールがより酸っぱくなってしまうことに気が付いたカンティヨンのジャンとアントニオ&ダニエラ、4-5日程度の醸し醗酵しか行わない(=元気満々な酵母のいる)タララのヴィナッチャで試してみることに…。というわけで、正確にはタララ ランビックとなるのですが、同じグレーコだし、ソフィア ランビックという名前がそれなりに認知されているから、そのままにすることにしたそう。アントニオ曰く、04/12/2023というロット番号を見て疑念を感じ、彼らに「これって何年のなんのヴィナッチャなわけ?」と質問をしてきた初めての人物がオータだったとの事(笑)。

ドロゴーネ ランビック(18/12/2023):2023ヴィンテージのドロゴーネのヴィナッチャを漬け込んだランビック。

■商品画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=134

 

 

 

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

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