【新入荷】2018年8月 その1(Gravner、La Calabretta)
グラヴネルのワインがまた届きましたよっ!
2月に入荷した際の彼らのワインの売れ行きにはオータもビックリでした…。そんなニュースを引っ提げて4月にセラーを訪問したのですが、ヨスコのひと言目が「私たちのために君がしてくれた素晴らしい仕事に心から感謝するよ。」だったのにもビックリ(笑)。
ヴィナイオータとしての1回目の公式訪問の時の張り詰めたテンションはどこへやら、とてもピースフルな時間を過ごさせてもらいました。そして、オータのフリウリ訪問の際に友達造り手(ラディコン、カステッラーダ、ヴォドピーヴェッツ、ムレチニック、ブレッサン、ダーリオ プリンチッチ)が全員揃っての食事会が毎回催されるのですが、その場にヨスコも参加し3度目のビックリ(ダーリオ プリンチッチの粋&強引な提案で実現しました。おかげで彼にピーコ1999を2本ご馳走しなければならなくなりましたが、そんなのお安いもんです!)。
パオロ ヴォドピーヴェッツとヨスコは、なんと19年ぶりに食卓を囲むという…そんな歴史的事件もあったディナーも終わり、帰り際にヨスコが「まずは、この場に参加するきっかけを作ってくれてありがとう。料理も当然素晴らしかったけど、仲間たちのワインの素晴らしい事といったら…。すべて生命力に満ちたワインばかりだったよ。」と言ったのにも4度目のビックリ。
孤高の存在にして唯我独尊なヨスコも、他者に自分のワインを楽しんでもらえたのなら嬉しく思い、自分と同じようなヴィジョンをもって畑やセラーで仕事をする造り手の存在や彼らのワインが励みにもなるのだなぁと思ってみたり…。
今回届いたワインですが、リボッラ2007&ビアンコ ブレグ2007、ピノ グリージョ2006、8.9.10(2008,2009,2010年の完全に貴腐化したリボッラで仕込んだ甘口ワイン)が再入荷しております。
そして新入荷ワインとして、リボッラ2003マグナムが!!
こちらのリボッラ、通常のものとは全く違います。彼らがルンクと呼ぶ区画の1919年ないし1952年に植樹されたリボッラ(彼らが所有していたブドウの中でも最も高樹齢)を使用し、現在彼らが採用する醸造&熟成方法(アンフォラでの約半年の皮ごとの醸し醗酵、圧搾後にアンフォラで更に約半年の熟成、その後木樽へと移しそこで6年間樽熟成させ、ボトリング…)を初めて採用した記念すべきワインになります。全てマグナムにボトリング、ボトリング後も7年間じっくりと寝かせ、満を持してのリリースとなります。
黒-グレーのグラデーションの表ラベルには、“GRAVNER”がRだけオレンジ、残りの文字が白で表記されているのですが、オレンジ色はアンフォラを、RはRibolla(リボッラ)とRiserva(リゼルヴァ、IGTなのでリゼルヴァという言葉を使用できないのです)を指していると思われるデザインになっていて…いちいちオシャレすぎる…。48本のみの入荷ですので、瞬殺必至です!
そして前回ワイン入荷時、沢山のお客様からご要望をいただいたグラヴネル グラス(カップ?)も1200個入荷しております!!ヨスコが2000年にジョージアを訪れた際、とある修道院で歓待の意を表したワインがピアラと呼ばれる素焼きの盃のようなもので供されたそうなのですが、ステムのない器でワインを飲むことで、ワインに対してより強い敬意を払っているような気がし、同時により親近感も感じたそう。そこから着想を得て開発されたのがこのグラスになります。
ワインバブルに沸き立っているという噂のシチリアのエトナ山麓から、ラ カラブレッタのワインが届いています!今回入荷のカラ カラ ロッソ(ロットナンバーCLR11)は、2005,2008,2012,2014,2015のブレンドだそうです…(汗)。
そして10年もの樽熟成を経てボトリングされる彼らのフラッグシップワイン、ヴィーニェ ヴェッキエは2007年が!少しずつではありますが、蔵出し価格の上がっているこのワイン、まだ全然安い!と断言できるクオリティです!
秋には白も入荷してきますのでお楽しみに!!
文:太田久人
196 202 nuovo18.08.07
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