toggle
2020-03-27

【新入荷】2020年3月その3(Il Maiolo、Il Cavallino、La Castellada、Santa Maria)

まるで作家のように、つくばのホテルでプチ缶詰生活なオータです。フランスと北西イタリアを回るべく出発したものの、フランスからイタリアに入った時点でイタリアの国全体に移動制限がかかるようになり、これ以上旅を続けるのが難しそうだと判断、予定を早め帰国することに。イタリアにいたとはいっても、ほとんどの時間は車での移動と、ごく限られた人と過ごしていただけ(挨拶時にハグさえもしなかったです…なんか不思議な感じでした)ですので、(ウィルスを)もらう可能性は極めて低いわけですが、念には念を入れて1週間ほど家族&スタッフから隔離されることになりました。至って元気ではあるのですが、隔離という普通ではない状況が、僕のようなスーパーポジティブな人間でさえも疑心暗鬼にさせるようです。ホテルの部屋は乾燥していますし、館内の暖房は過剰な上に西日ももろに入ってくるので、暑くて窓を開けて過ごしていたら今度は逆に腰が冷えてしまい、「これってもしや…罹った兆候?」などと思ってしまったり…(笑)。

早々に収束してくれることを願って止みませんが、明日や明後日に急に終わるというものでもないでしょうから、気をつけるべきことは気をつけつつも、あまり気にし過ぎることなく、出来るだけ今まで通りの生活を続けていくことが大切な気がします。

なんにせよ、甚大な災害であれ、今回のような未知の脅威であれ、こういったイベントが我々に”日常”や”普通”、”普遍”の大切さを再確認させてくれるという事は間違いないのかと。一瞬一瞬を丁寧に生きていきたいと心に誓うオータなのでした…。

そんなこんなで、ヴィナイオータはヴィナイオータの日常を粛々(?)と続けていきます!というわけで、3月最後の新入荷案内です!

エミーリア ロマーニャのイル マイオーロからはイル マイオーロの2004年、2005年、2006年が再々再々入荷です!造り手的にも今までの価格だと厳しいという事で、今回からより通常に近い価格となりました。弊社としても2割以上の値上がりを余儀なくされましたが、収穫から15年近く経っているという事実を鑑みれば、未だコスパ高し!と思うのはオータだけでしょうか?とはいえ、この値上げにビビって、今までの半量しか仕入れなかったのも僕だったりします(笑)。

相変わらず地味にではありますが着実に動くようになってきた感のある、イル カヴァッリーノ2017年ヴィンテージのワインとドゥレッラとガルガーネガで造る微発泡性ワイン、ズガス2018が届いています。2017年ヴィンテージのワインは、弊社の引き取りが遅かったということもあり(汗)、ボトリング後にも1年以上寝かされた状態ですので、どれも万全です!そして新しいワインが2つ!1つ目は…ラベル上には”ORAN-G“と書いてありまして、意味を取りつつ発音すると、”オレンジ”ということになるかと…。要はGarganega(ガルガーネガ)で造ったオレンジワインになります…(キャー、このメルマガで初めてオレンジワインて書いたかもしれません!)。ステンレスタンクで半年ほど皮ごと醸し、圧搾後大樽で1年熟成。もう1つは、2017年に生まれた第2子ピエトロに因み名付けられたピーターパン2017になりまして、カ ロンバルダに使用するものよりも収穫時期を遅らせたメルローで仕込むワイン。こちらも大樽で1年寝かせたワインとなります。そして2016年ヴィンテージに関しては、発泡の状態が極めて不安定だったズガスですが、2018年はバッチリ(なはず)です!!!

ラ カステッラーダロッソ2007が終売しましたので、2008年をリリースします。2007年以上にスムーズなワインです!!白もよろしくお願いします!中でも、フリウラーノ2012がいま絶好調です!!

サンタマリーアロッソ ディ モンタルチーノも2015年が終売しましたので、2016年をリリースです。こちらも是非!

ブログ掲載時には完売しているアイテムもございます。ご了承ください。

文:太田久人
221 230 252 nuovo20.03.26

関連記事