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2015-04-10

造り手からのオッティマーナ感想文 ムレチニック

僕自身の忙しさもあり、ほったらかしだった造り手からのオッティマーナ感想文ですが、4造り手から届いていますので、訳に取り掛かりたいと思います!!いまだ5造り手からは感想文そのものも頂けていませんが、なんとか4/22からの僕のヨーロッパ出張までに全て終わらせたいと思います!!

イベントとしてのオッティマーナは終わって早2か月になりますが、僕のオッティマーナは訳が終わって、ようやく閉幕を迎えるのです!!!

オッティマーナ緑2014に来日した造り手で、唯一感想文を提出してなかったクレメンムレチニックからも、ようやく届きました。

お正月過ぎに、「クレメン、君以外の全ての造り手から感想文届いてんだけど…」と一度催促のメッセージをしたところ、

「ごめんごめん、忙しさにかまけて、すっかり忘れてたよ。ま、トップバッターがいたら、ラストバッターもいるってことで…。(意訳してます)」という意味不明なスロヴェニアン ジョークが返ってきまして、ちょっとイラッとしました(笑)。

そこから一か月以上も全く音沙汰がなかったので、文字に怒りを滲ませつつ、「で、いつになったら送ってくるわけ??この4か月のあいだに、(感想文書くための)10分さえも確保する事ができなかったとか、くれぐれも抜かさないように!!感想文の訳をアップして、初めてオッティマーナは終わるの!!!分かる??」と書いたところ、

「何の言い訳の言葉もないよ…。お詫びの意味で、指を詰めなきゃなんないね…。」とまたしても、理解に苦しむスロヴェニアン ブラック ジョークが…北野武の映画観過ぎです!!

「詩心もないし、文章も得意じゃないけど、とにかく書いてみたよ。で、書き出しはどうしたらいいだろ??“親愛なるヴィナイオータとナチュラルワインのファンの方たちへ”??それとも、“ヴィナイオッティマーナに参加してくれた人、チャ~~オ!!”???それともそれとも、“親愛なる友とナチュラルワインのファンの方たちへ”かな????どれか適当なの選んどいて。」と言われましたが、全て載せちゃいます(笑)。

では行きま~す!

ヴィナイオッティマーナ緑2014が終わってから数か月が経つけど、あの時に持った感情、感覚は今でもしっかりと残っているよ。出発前、長い旅行のための大荷物を準備しながら、地球(世界)の反対側にでも行くのかと思ったんだけど、まさにその通りだったんだ。

この“世界”というのは、地理的なものだけではなく文化的なものも指していて、初めて日本を訪れたということもあり、自分が普段食べているものと全く違った種類の料理に慣れること、それもお箸で…それだけでなく、(ちょっとした礼儀作法的な)振る舞いや、日本の日常生活の中に自分を同化させるのに何日か時間がかかったんだよね。

イベントでであったり、食べに訪れたレストランでだったり、様々な場所で、本当に皆さんには良くしてもらって、それはもうほんとに素晴らしくて、その皆さんの温かさのお陰で、数日目からは我が家にいるような感覚さえ味わったよ!

皆さんのものごとに向かう時の献身専心ぶりと、僕たちが理想としている、人為的関与を極限まで避け、自然の流れ、リズムに身を任せた造りのワインに対する皆さんの関心、興味には、賞賛の言葉しか思いつきません。

皆さんが、常に“モノの本質”を見極めようと努力していること、そしてそれを実際にできているという印象を僕は受けました。僕は皆さんの事を、僕達の事(ワイン、フィロソフィ、生き方…)を理解してくれていて、最大限の敬意を払ってくれていると分かっていますので、皆さんのために僕たちが心を込めて造った一本のワインを開けて、飲んでもらうということは、最高に幸せなことだったりします。

日本での10日間は、怒涛の勢いで過ぎてしまい、家に帰ってから数日間は使い物にならなかったのですが、それは肉体的な疲労だけで、僕の頭の中は、僕たちの土地がもたらすものを最良の形で皆さんに提供したいという、僕たちの仕事をより前に進めるための意思やエネルギーが火山のようにふつふつしています!!!!

今回のような、忘れがたい瞬間を体験すべく、またいつか戻ってきたいです!!!

かんぱ~~~い!

クレメン ムレチニック

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