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2017-03-22

【新入荷】2017年3月 その4

パルマの鬼グルメにして、弊社のロマーノ レーヴィのグラッパの供給元でもあるオッターヴィオに日本で最も高価な(当社調べ)ツナ缶を売りつけられた際、とある造り手のワインも押し売られていました(笑)。ピアチェンツァ県の造り手で、名前をコルカニャーニといいます。

オッターヴィオの家で飲ませてもらった2014年のワインは、ビンにこそ詰められてはいましたがラベルなどほとんどない状態でした。恐らくですが、それまでは量り売りしかしておらず、正式にボトリングしたものの販売を始めたのが今回入荷した2015ヴィンテージからなのだと思われ…。オッターヴィオ曰く、人里離れたところに畑があり、エゲツない斜面で、当然の事ながら化学的な農薬に頼らない農業を実践し、意味がわからないくらい様々な品種を栽培していて、完熟しきったブドウを醸し、地域の伝統に則り微発泡に仕立てる…。出来上がってきたラベルの写真をオッターヴィオが送ってきたのですが、まあセンスのないことと言ったら…(笑)。

(こちらがそのラベル。。。表ラベルのデザインは共通で左が白、右が赤です。)

飲ませてもらった2014もそんな悪い印象もなかったですし、天候に恵まれた2015は一部のワインは潜在アルコール度数で軽く15%を超えているという話を聞いたので、色々適当な本数をブラインド買いしてしまいました(笑)。ビン内での2次醗酵を促すための酵母添加も一切行わないため、ガス圧、残糖の度合いに関してはビンごとにかなりの差があるそうです…。お値段もお値段ですので、ラベルのダサさやボトルバリエーションに対しても是非とも寛容な気持ちで接して頂けますと助かります!

(裏にキュヴェの名前が書かれたシールが貼ってあります。是非とも寛容な気持ちで接してください。。)

モンテロッソは、マルヴァジーア、モスカート、オルトゥルーゴ、トレッビアーノ、べヴェルディーノという土着品種5種類で構成されるこの地域の伝統的なセパージュ、スカンポはコルカニャーニ家が今の畑を入手した時にはすでに植わっていたブドウで、その当時はその品種のことをシャンパーニュ(!)と呼んでいたそうなのですが、正確なところは全くわからないそうです…。合計で12種類届いておりますので、いろいろお試しいただければと思います。

※他に、ピノ ビアンコ、ミュラー トゥルガウ、ソーヴィニョン、トレッビアーノ、オルトゥルーゴ、モスカート(ここまでが白)、バルベーラ、グットゥルニオ、メルロー/カベルネ、カベルネが届いております!

モンタルチーノのサンタ マリーアと双璧をなす、ヴィナイオータが誇る実験が大好きすぎる造り手、カンテーナ ジャルディーノ(以下カンジャル)からもワインが届いたのですが、またしても新しいワインが出てしまいました…。それに加えて、ベルギーの自然醗酵ビールの造り手としては最も名の知れているカンティヨンと何かコラボ的なモノを仕込み始めたという噂も…。一体彼らはどこに行っちゃうのでしょうか???

今回新たにリリースするワインですが、以下の通りとなっております。

ヴィーノ ビアンコ フリッザンテ2015:オリンピアお婆ちゃんが栽培する高樹齢のフィアーノを使用し、オリンピアが自家消費用に造る方法をそのまま踏襲して造ったワインです。完全醗酵させたワインに冷凍保存しておいたフィアーノのモストを添加しボトリング、そして自然な2次醗酵を促したものになります。今回入荷の2015は2次醗酵がなかなか始まらず、リリースを遅らせていました。

ヴィーノ ビアンコ イン アンフォラ2015:フィアーノ、グレーコ、コーダ ディ ヴォルペをアンフォラで半年間醸し醗酵させたワインで、カジュアルラインの白アンフォラ醗酵Ver.という位置付けなのかと。

ヴィーノ ロザート2015:アリアーニコで造るロゼのカジュアルライン。

ヴィーノ ロッソ2015:アリアーニコで造るロッソのカジュアルワイン。

ドロゴーネ2011:このワインに使われていたブドウの供給元の農家との契約が2011年までだったそうで、最後のヴィンテージという事もあり全量をマグナムでボトリングをしました。今後、別の畑のブドウを使用したワインをドロゴーネという名前でリリースさせるかどうかは未だ謎です…。

僕も追いきれないくらいですから皆さん的にはもっと大変かと思いますが、あまり難しいこと考えずに、彼ら自身が楽しんでいるように僕たちも楽しんで彼らのワインを飲めば良いのかなぁとか、無責任なことを考えてみたり…。絶賛販売中のワイン共々カンジャルワインをよろしくお願いします!

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