【新入荷】2017年7月 その2
フランク コーネリッセンからは、コンタディーノ2015とムンジェベル ロッソ2015が再入荷、加えてムンジェベル ビアンコ2015がわずかながらですが届いています。
かつてはワイン界のアナーキストと目されていた彼も今やエトナを代表する造り手と認識されていますし、ナチュラルワイン界全体にとってもメンター&アンバサダー的な役割も果たしている気もします。コンタディーノとムンジェベル ロッソに関しては、2016ヴィンテージ以降エトナ ロッソDOPを名乗るらしいです。ヴィナイオータが扱う多くの造り手が原産地呼称委員会と折り合いがつかずDOCないしDOCGから抜けていく中、彼だけはむしろその中心に入り込もうとしているという…色調も香りも味わいもなかなかにファンキーだった初期のワインではDOC(DOP)だなんて夢のまた夢のような話(そして彼自身もそういったものを一切求めていなかったでしょうし…)だっただけに、隔世の感があると言いますか…実に感慨深いものがあります!!
モンタルチーノのハイコストパフォーマンスワイン(あっ、使っちゃった…(笑)←※7月その1記事参照)の造り手、イル コッレからはブルネッロ2010の最終在庫とロッソ2015が届きました!ロッソ2015ですが、2014年とはうって変わって果実味豊かなワインです。濃いのに軽い!そして尊大な雰囲気を漂わせるブルネッロ2010ですが、ようやく本領発揮の段階に入りつつあるのかと…。本当でしたらば、今もう既に凄く美味しい2011年を先に紹介したいところなのですが、順序良く売ることにしまして2010が終わり次第2011をリリースさせていただくことにします。
メールの返事が数か月後という事がざらにある、パンテッレリーアのフェッランデスからは彼がこれまで造ってきたパッシートとは別解釈のパッシート2012と2016年産の干しブドウ&塩漬けケッパーが届きました。彼の通常のパッシートは、最低でも7-8年の熟成期間を設けていて(今年は2008(!)をボトリングする予定…)、味わい的にも甘味-酸-酸化的熟成の風味がある非常に複雑にして堅牢な構造のワインなのですが、もっと若さやフレッシュさが前面に出た、溌剌としたパッシートがあっても良いのでは?と考えたそうです。今回入荷の2012年はその第1弾となります。是非とも絶賛販売中の2007と比べてみてください!
2016年は、猛烈な乾燥によりブドウもケッパーも例年の半分も収穫できず、その結果今回の入荷量もケッパー、干しブドウともども非常にわずかとなっています。早々になくなるかもしれませんのでお気を付け下さいね。
※ケッパーおよび、干しブドウ(500g)の弊社在庫は完売致しました。(2017/7/11時点)