ヴィナイオータ かわら版 ~水野編 その参~
水野の“飲んでもらいたい”ワイン紹介!
Donna Rosa 2015 ドンナ ローザ(ラ ヴィショラ)
前回、Grillo Metodo Classico 2012を紹介しました、水野です!
最近、De BartoliのVecchioSamperiを使って、トンポーローや大学芋を作ってみたのですが、VecchioSamperiの複雑な香りとコクが何とも言えず、、、最高でした!特にトンポーローのような煮込み料理に関しては煮込み前と後に加えることで、より深いコクと香りを生かすことが出来るかと!調味料として料理に使って良しの偉大なワイン。1本は常備しておくことをおススメします!
それではかわら版の紹介に入ります!今回もよろしくお願いします!!
今回紹介するのは、倉庫をグイングインまわしている中で気になったワイン『La Visciola:Donna Rosa 2015』です!!美味しいのに動きが鈍い、、、あまり目立たないワインですが、ビアンカーラのサッサイア大好き!という皆様に是非飲んで頂きたいです!
ラ ヴィショラはラツィオ州のピーリオにピエロ マッチョカとローザ アレッサンドリ夫妻によって2000年に設立されたワイナリーで、2004年よりビオディナミ農法を実践。土壌を潰さないようにと、畑にトラクターを入れるのは収穫後に緑肥を鋤き込むための1回のみで、ビオディナミ調剤やボルドー液の散布は全て手作業(タンクを背負うタイプの噴霧器を使います)。セラーでも畑同様の哲学が貫かれており、セメントタンクで温度管理も行わず野生酵母による醗酵を行い、ノンフィルターでボトリング。通常はSO2完全無添加でリリース、ヴィンテージによっては乳酸醗酵後に若干量SO2を添加し、ボトリングの際は無添加。約5000本を生産する造り手です。
このドンナローザに使われるパッセリーナという品種にあまり聞き馴染みがなかったので調べたところ、1000年以上前から存在すると言われる歴史の古い土着品種とのこと。実が小さく、よくスズメが食べる事からこの名前になったようです(Passero=スズメ)。
また、ドンナローザという名前は奥さんの名前から取っており「ドンナ」は【女性】の意味。そのまんまなのですが、彼らの家族に対する愛が感じ取れます。是非、この仲睦まじい家族写真を見て頂きたいです!
元々、自家消費用の白ワインとして造っていたドンナローザ、ダミ
スイーツに例えるとすれば、「ガトーバスク」。フランス領バスク
いくらでも飲めて(食べられて)しまう、しみじみした美味しさと
<<水野の飲んでもらいたいワイン紹介>>
銘柄:Donna Rosa 2015 ドンナ ローザ
ブドウ:パッセリーナ
造り手:La Visciola ラ ヴィショラ
地域:伊ラツィオ州
希望小売価格:4,500円(税抜)
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