【新入荷】2019年9月 その3(Il Cancelliere、Daniele Portinari)
トリエステからカターニアへと向かう機中です!13日間で20軒を訪問しまして、これから3年ぶりでシチリア本島とパンテッレリーアをまわります。
造り手と僕がワインについて話す際、醸造に関するテクニカルな話は全くと言って良いほどせず、いつも農業、環境、ブドウ樹(苗)などの話に終始し、話題は徐々にワイン観やナチュラルワインを取り巻く環境といった方向になっていくことが多い気がします。余談にはなりますが、「グルグル ワイン」、「ペットナット」というキーワードをこの旅の間に造り手から何度聞いたことか…(笑)。
ふとしたタイミングに造り手たちと繰り広げている会話を俯瞰してみた時、オータの今現在の人生観やものの見方は、ワインとそれを醸す造り手たちによって形成されてきたんだなぁと改めて気がつかされました。食が細くなったり、老眼っぽくなってきていたりするのは少し腹立たしい(笑)ですが、それでも若い頃に戻りたいという気持ちが全く湧いてこないのは、今の自分をまんざらでもないと思えているということなのかと。あ、一応念を押しますが、「俺、偉い!」とか「俺、凄い!」などと思っている訳ではなく、「昨日(過去)よりはマシになった…かな?」程度の話です。いかんせん、本気で打ち込めることを見つけられず、真剣に考えたり向き合ったりすることもなく生きてきた期間が長かったもので…。そんなオータが、ワインや造り手たちからインスパイアされることで言語化できるところにまで至った自身の考えを造り手たちに表明することで、彼らに新たな視点をもたらしたり、彼らのことを勇気づけられたりできていると感じられた時は、多少なりともお返しができているような気がして、とても嬉しくなります。もっとも、若い造り手たちからしてみたら、キレるポイントがいまいち読みづらい、口うるさいオッサンなのかもしれませんが…(笑)。
今回の訪問の際、「人が、一生の中で食べて良いとされているペペ
アリアーニコIGTとジョヴィアーノは、2014年ヴィンテージが
一見地味ですが、よくよく飲んでみると不思議な深みがある事にふ
文:太田久人
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