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2023-12-22

【新入荷】2023年12月その3(Bressan, Francesco Brezza, Camillo Donati, Trinchero)

“全球フルスイング”や、“やらないで後悔するより、やって後悔しろ”なども候補に挙がりますが、座右の銘をひとつだけ選ぶのなら、やはり“公私混同”となる気がしているオータです。ワインという、人生に愉しみや喜びをもたらすものを仕事のツール(そして自己表現のいち手段!)としていることもあり、食べるや飲むにまつわる場面は公私の別にかからわず、全てが未来の自分の糧となり得ると考えています。遊びながら仕事をし、遊ぶかのごとく仕事をする…これは、愛してやまないコト&モノを生業にできている人だけが享受できる特権なのではないでしょうか。

こう書くと、そういう生業に就けている人は、それだけでバラ色の人生を送っているかのように思われてしまうかもしれませんが、さにあらず。好きだからこそ、諦められないことも出てくるのでしょうし、もっと前に進みたいという渇望がとめどなく湧いてしまうわけで、そして諦められず、渇望もやまないから、リスクを冒し続けなければならなくなり、その結果として失敗することや苦悩することも絶えない状態となる…。ですが、失敗や苦悩があるからこそ、うまく行った時には喜びもひとしおなはずなのです!そんな風に考えているオータは、公私混同する人生を選んだことを微塵も後悔もしていないですし、自分の意見や考えを表明する時には老若男女、素人玄人に関係なく本気で取り組むようにしています(もちろんトーンやニュアンスは状況に応じて調整しますが…)。あれ、こう書くと、つまり上記3つすべてを融合したものがオータの座右の銘ということになっちゃいますね(笑)。

年末は我が師匠がジャパンツアーを企画されることが多く、それを良い機会としてオータも日本各地を訪れ、その土地の仲間たちと一緒にライブを見て、その後に一緒に大いに食べ飲み語らい、そのついでに(笑)仕事をするという公私混同ジャパンツアーを企画するのですが、今年のスケジュールはなかなかに激しく…。ですが、好きなことが自身の生業であるということ(≒公私混同)への喜びや感謝に満ち溢れた本気の師匠の姿を見るたび、(旅疲れ、食べ疲れ、飲み疲れで…)肉体的には疲弊していくのに、精神的にはどんどんチャージされていくのを実感している身としては、そんな楽な事ばかりではない“公私混同道”を突き進む以外の選択肢を無くしてしまうのです。

オータ自身、褒められるところなど微塵もない人間ではありますが、子供たちから「ダダって楽しそうに仕事をしているね」と見られているだけでも、大人が果たすべき責務の一端くらいは果たせているのかなぁという気持ちになったりしています。というわけで、「自分って、まあまあ公私混同できているかも?」思われている方におきましては、未来の子供たちのためにも、大人の本気のバカをもっともっと見せちゃってください。大人になることに絶望しない子供に育て上げることは、明るい未来&社会のためには必要不可欠です!苦しかったこの1年の総括は、本年最後となる次回メルマガでさせていただきます!

 

【ブレッサン】


最近は見ているこっちがヒヤヒヤしてしまうような過激な社会や政治を批判する投稿よりも、自身が参加するクラシックカーレースの投稿が多くてオータ的に一安心!なフルヴィオ ブレッサン率いるブレッサンからは、リボッラ&フリウラーノ&マルヴァジーアという伝統的なセパージュで造られるカーラットと蜜のような香りと重厚なタンニンに特徴のあるヴェルドゥッツォの2020ヴィンテージと、ピノグリージョに約半年に渡る皮ごとの醸し醗酵を施したワイン、グリージョ イン グリージョの2019がイタリアから到着、そして絶賛販売中の2014ヴィンテージが終売間近という事で、既着のピノ ネーロスキオッペッティーノの2015ヴィンテージをリリースします。

カーラット2020、ヴェルドゥッツオ2020とグリージョ イン グリージョ2019ですが、なんと青いビンにボトリングされています!フルヴィオ曰く、25年ほど前にフルヴィオの友人がスキッパーを務めたヨットがとあるレースで優勝した際に、それを記念して青ボトルに詰めて以来との事。なんとなくそんな気分だったから青いボトルにしたのか、昨今のマテリアル不足でいつも使っている色のボトルが手に入らなかったから青にしたのかは謎のままです…。実際、2019ヴィンテージのカーラット&ヴェルドゥッツォに使われた緑色のボトルに関しては、「マジでイケてねぇ」って言っていましたっけ…(笑)。未試飲なのでノーコメントで失礼します!

ピノ ネーロ&スキオペッティーノ2015は、コンポートのような加熱調理したフルーツやスパイスを彷彿させるいわゆる“ブレッサン香”をしっかり感じることのできる重厚(でもエレガント!)なワインです。絶賛販売中の2014は、雨がちな年だったという事もあり、ブレッサン香はやや希薄な気がします。皆さんも是非飲み比べてみてください!

■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=112

 

 

【フランチェスコ ブレッツァ】


来年のヴィナイオッティマーナに来てくれることになったホンマモンのビオディナミスト、フランチェスコブレッツァからは2022ヴィンテージのワイン一通りと、バルベーラ デル モンフェッラート スーペリオーレ2021が届きました!

フランチェスコですが、日本に来るために生まれて初めてパスポートを取得したそう!!!牛を飼っていることもあり、旅行などをほとんど(一切?)しない彼が日本に来てくれる決断をしてくれたというのは、オータ的には超激熱案件なんです!なんの飾り気もない、誠実そのものなフランチェスコだからこそ、ワインもああいう佇まいになるのだという事を皆さんにも是非感じていただきたいです!彼の不在中、牛の世話はすべて奥さんのモニカが担当するそうで、彼女はすでに戦々恐々としているという噂が…(笑)。

2022ヴィンテージのワインですが、欠品していたブレッツォリーナグリニョリーノと2021が終売間近のフレイザをリリースします。ブレッツォリーナですが、これまではフォルメンティーノ(別の場所では、ヴェルメンティーノ、ファヴォリータ、ピガートなどとも呼ばれています)主体だったのですが、恐らく2022ヴィンテージからトレッビアーノの比率が高くなっていると思われます!ブレッツォリーナは、早期完売することが予想されますのでお買い逃がしなきよう!

そして新ヴィンテージを投入するワインが2つあります!

 

■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=82

 

 

【カミッロ ドナーティ】

Mr.フリッザンテ、カミッロ ドナーティがやや早摘みしたバルベーラで造るロゼ フリッザンテ、ピッコロリベッレ2022をリリースします。試飲もし、その後食卓でも飲んだはずなのですが、味わいの記憶があまりない…(苦笑)。例年よりもリッチだという印象と、いつもの通り圧倒的な飲み心地があった気が…。

 

■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=117

 

 

【トリンケーロ】

本領発揮までに時間のかかる尊大なワインばかりなトリンケーロが、軽さを志向して造るワイン、ヴィナージュの2018が終売間近となりましたので、2019をリリースします!タンニンをほとんど感じることのなかった2018と比べると、2019はやや渋く感じるかもしれませんが、2018に匹敵する外向的な雰囲気&すんばらしい飲み心地を備えています!

先月ご紹介したパーネヴィーノのワインの一部と、前回メルマガでご紹介したラ ビアンカーラのピーコ2021ですが、一部(→かなり)売れ残っておりますので、こちらも是非!

 

■ボトル画像はこちらから→https://ec.vinaiota.com/list.php?c_id=77

 

 

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

 

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