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2021-12-24

【新入荷】2021年10月その1(Frank Cornelissen)

シチリアはエトナのフランク コーネリッセンからは、ムンジェベル ロッソを除く全ラインナップが届きました!内容は下記の通りとなります。

ムンジェベル ビアンコ2018年:春から夏にかけて、雨が非常に多く、とても涼しいヴィンテージだった2018年。あまりにも繊細なブドウだったため、醸造を始めて18ヴィンテージ目にして初めて酸化防止剤を使用しました。そんな厳しいヴィンテージの中で、フランクが最良のワインと考えているのがこのムンジェベル ビアンコ。深さと熟成のポテンシャルを秘めたワインとの事。480本入荷

ススカール ロザート2019年:マルヴァジーア、モスカデッラ、インゾーリアに少量のネレッロ マスカレーゼをブレンドして造るロゼワイン。2019年は、2018年という天候的に非常タフな年と比べると、非常にジェントルで穏やかといえる天候で、収穫時期の天候もおおむね良好で、収穫もサクサクと進み…ところが、ブドウの房を良くチェックしてみると、十分な熟度に達していない粒があることにフランクは気が付きます。未熟な粒の除去に膨大な時間はかかったけど、ワインのクオリティを上げるのに選別台が大きな役割を果たした年との事。1200本入荷

ススカール ロッソ2018年:前回届いたムンジェベル ロッソ2018年をお飲みいただいた方ならお分かりいただけると思いますが、ススカール ロッソも非常に儚く繊細な味わいのワインです。2400本入荷

2017年ヴィンテージのマグマとクリュ物のムンジェベル ロッソ:フランクは、2017年を2011年以来の偉大なヴィンテージと考えているようです。イタリアの他の地域のように、酷暑や極端な乾燥に見舞われることもなく、9月の理想的な時期に適度な降雨があり、どのクリュにおいても完璧な熟度のネレッロ マスカレーゼを理想的な月(の満ち欠け)の状態の時に収穫できたそうです。今回届いたクリュは5種類で、入荷本数がまちまちとなっておりますので、一部を5本/セットでのセット販売、そして余剰分を単体でも販売させていただきます。詳細はリスト部分をご参照ください!

今回入荷の5クリュ+マグマのご紹介です!

CR(Campo Re)カンポ レ:ランダッツォ西部の標高735mのところにある、平均樹齢70年の樹(一部自根)が植わる区画。火山岩性の痩せた土壌であることが多いエトナにあって深い土質土壌で、湿気の多い年に果実を完熟させることが難しいが、それが叶った年には非常に深く、タニックで、若干内向的で、そして他のどの区画よりも“ネッビオーロチックな”ワインを産する区画。

CS(Chiusa Spagnola)キュウザ スパニョーラ:ソリッキアータ村にある、1930年代に接ぎ木することなく植えられた畑で、標高は620mと比較的低い立地。周りを溶岩流が固まってできた岩に囲まれた土壌のためか、強いタンニンが特徴。マグマを生み出すパーセル、バルバヴェッキも、標高こそ違えど、同じ村の同じ土壌特性の畑。

FM(Feudo di Mezzo)フェウド ディ メッツォ:パッソピシャーロの標高580m-640mに広がる、樹齢40-60年の樹が植わる区画。フランクが所有する中ではとても広い区画のため、標高の高いところの樹齢60年の区画をPA(Porcaria / ポルカリア)、標高の低い樹齢40年の区画をFMと分けることに。エトナの中でも特別標高が低い場所なのにもかかわらず、常にブルゴーニュ的なエレガンス、丸み、フィネスを備えたワインを産する区画。

PA(Porcaria)ポルカリア:標高640mのフェウド ディ メッツォ地区にあるポルカリアという名の高樹齢のネレッロが植わるクリュ。他のクリュと比べるとブドウに完璧な熟成をさせるのが難しいのだけれども、それが叶ったヴィンテージにはパワーと洗練された優美さを兼ね備えたワインとなるため、クリュを名乗るにふさわしいと考えたそう。

VA(VigneAlte)ヴィーニェ アルテ:フランクが所有する最も標高の高い3つのパーセル、タルタラーチ、バルバヴェッキ、モンテ ドルチェのブドウで造られる。どの畑のブドウ樹も接ぎ木をしていない。エトナ山北斜面の、標高の高い区画に自根で植えられた高樹齢のネレッロ マスカレーゼが備えるべき精確さや、その偉大さを余すことなく表現しているワイン。

Magma Rosso(マグマ ロッソ):フランク コーネリッセンというワイナリーにとってのグランヴァン的位置づけワイン。標高870-910mの北北東向きの斜面にあるバルバヴェッキという名の、樹齢100年超の自根で植わる区画のネレッロ マスカレーゼで造るワイン。168本入荷

*ブログ掲載時には完売しているワイン、商品がございます。予めご了承ください。

文:太田久人

298 nuovo21.10.6

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