スタッフ佐藤の造り手訪問記 その13 ニコリーニ
フリウリ最後の目的地は、スロベニアとの国境の港町ムッジャにあるニコリーニ。
ムッジャに入り、バカンスを海で過ごす人たちを横目に港町の住宅街を上がってくと、本当にこんなところにワイナリーがあるの!?と疑いたくなるような高台の住宅地にありました!「Azienda Agricola Nicolini Giorgio」のサイン!
眼下に海も見渡せる高台にある、ニコリーニの住居兼醸造所&セラー。自宅のすぐ隣に畑もあります。
「景色も良いし、すごく良い場所ですね」と奥様のロッサーナに話すと、「でも冬に雪が降ると道が凍結して町に降りるのも危険で大変なのよ」とのこと。
確かに、家の周りは坂道だらけなので、路面が凍結したら車で出掛けるのはかなり危険。
その土地土地に住んでみないと分からない色んな事情があるんですよね。
到着してまずは自宅隣の畑とセラーを見学、その後、ジョルジョとロッサーナが準備してくれたランチをいただきながら、16年のワインを試飲しました。
中でも印象に残ったのが、この地域の土着品種で造られる赤2アイテム、ロッサーナが一番好きと言っていたボルゴーニャ ネーラで造られるロッソ ニコリーニと、小さな黒(ブドウ)という意味を持つピッコラネーラ。
ピッコラネーラは果皮の色が薄いため、通常ロゼワインの様な色調なのですが、16年は何故か赤が濃い!? 話を聞くと、「16年は収量が今までよりも多かったから、今までとは別の樽で熟成したんだ」とジョルジョ。そこまで聞いて太田もピンと来たようで、「レフォスコの樽!」と言い当てていました(笑)
白に目が行きがちなニコリーニのワインですが、個性の光る赤も是非お試しいただきたいです!!
本当は、11月のオッティマーナに来日することをかなり前向きに考えてくれていたニコリーニですが、少し前に息子エウジェーニオがもらい事故で大きな怪我をしてしまい今回は断念。
きっと近い将来、皆様の前で彼らが直接想いを伝える機会がやって来ると思いますので、次回をお楽しみに!!
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