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2025-09-26

スタッフの推し イタリア出張 キャンペーン(中林ver)!!

いつもヴィナイオータのワインをご愛飲いただきまして、誠にありがとうございます。

今回のキャンペーンを担当いたします中林です!6月にオータのイタリア出張に帯同したので、その際に訪問した5生産者(訪問した生産者は24軒!!)に絞って見てきたことや感じたことを交えてお伝えしていきたいと思います。

私にキャンペーンをちゃんと書けるのかしら?と勝手にプレッシャーを感じていたのですが、8月末から始まった五月女の【シチリア&カラーブリア】のキャンペーンに対する皆さまのリアクションを月イチ試飲会で目の当たりにして、造り手にスポットを当て自ら考えて→調べて→推すっきゃない!なと。出張を通して生産者の姿勢や考え方に触れたことによって、推しポイントもたくさん見つけたのでご紹介させていただきたいと思います。

それでは、中林によるキャンペーンの内容はこちらからどうぞ!!

 

\スタッフの推し イタリア出張 キャンペーン(中林ver)!!/

スタッフの推し イタリア出張 キャンペーン(中林ver)!!

 

◎EC特集ページはこちら!

今回はリグーリア、エミリア ロマーニャ、トスカーナ、ウンブリアの4州を縦横無尽に車で社長オータと共に巡りました!最初の目的地であるリグーリアのテスタロンガへ向かうため降り立ったのは、フランスのニース空港。なぜニースかといいますとテスタロンガがあるドルチェアックアはフランスとの国境にとても近く、彼らにとって一番近い空港はジェノヴァではなくニースなのです。国境付近の住民はイタリアからニースやモナコに通勤する方も多いそうで、実際にテスタロンガのエリカもワイナリーに本格的に参画するまではモナコの貿易会社でバリバリ働いていたそうです。

エリカにニースまで迎えに来てもらって、ドルチェアックアまで1時間ほどのドライブ。さすがセレブが集まる煌びやかな町なだけあって、古い建物もしっかりメンテナンスされていて色彩豊かで眼福。国境を越えてイタリアのヴェンティミーリアという町に入るとガラっと雰囲気が変わります、こぢんまりとして素朴な感じが可愛らしい街です。運転しながら天候やブドウの生育具合はもちろん、その土地のことを教えてくれるのですがエリカ曰く「国境を跨ぐとエスプレッソの味が変わるの、本当全然違うのよ!」、さすがイタリア人カッフェには強いこだわりがあるようです(笑)

車から見える景色で特に印象的だったのは、アルプス山脈とアペニン山脈と海に囲まれたリグーリアの地形。海から切り立った崖や山になってしまうのです。リグーリアには平地がほとんどなく、65%が山岳地帯、35%が丘陵地帯なので、決して農業に適した地形ではないことを容易に想像していただけるかと思います。ドルチェアックの両脇は山が連なり谷底平野に旧市街があるのですが、平地が限られているためお城やほとんどの建物が傾斜にへばり付くようにして立ち並んでいます。

畑は標高300m程の斜面にあるため、石を積み上げた段々畑にすることでスペースを上手に活用しています。もちろんトラクターは通れない狭さなので、作業効率は決して良いとは言えません。喋りながら畑を案内してくれるエリカは全く息が乱れませんが、私はちょっとですぐに息が上がってしまいました。「畑で仕事していたらジム要らず!」とエリカが言っていましたが、本当にその通りだと思います(笑)

でも何故この場所でブドウが続けられているのでしょうか?南からは地中海の温暖な風が通り、北にはアルプスがあるので山にブロックされて風が戻ってくるので風がとても通りやすいのです。アルプスの向こうの冷涼な風や雨は山が止めてくれるので、同じリグーリアのチンクエテッレと比べると降水量は1/3で日照量にも恵まれており、昔はバローロより栽培面積があったそうです!まさにこの土地がブドウ栽培の適地であるという話を聞いて、思わず膝を打ってしまいました。

この出張ではその土地の営みを垣間見ることができましたし、彼らにとっては至って当たり前なのですがその場所でしか見ることができない、その瞬間を感じることができました。私の感じたことをそのまま序章にと思ったのですが、既に文字量がすごいことになってしまいました。果たして5生産者分書ききれるのでしょうか?

 

 

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