【新入荷】2013年4月 (Case Corini、Vacca、Daniele Piccinin、Casa Coste Piane、Pacina、Monastero di Vitorchiano)
日頃より格別のご愛顧をいただきありがとうございます。
去年末から息つく暇がないくらいの日々が続いておりまして、若干体にも負荷がかかり過ぎてしまい、各所に痛み&張りを抱えているオータです。とはいえ、気が張っていると人間、たいがいの負荷に耐えれるのですね、最近知りました(笑)。
今回の新入荷の内容もかなりえげつないです。お見逃しなきようお願いいたします!!
お待たせいたしました、博士ことロレンツォ コリーノのカーゼ コリーニからワインが届きました!!
アキッレ07、バルラ06&07が再入荷したのに加えて、新しいワインも!!!
私オータの発案で生まれたらしいVINOT(VINaiOTa)の2009!
それまでは醗酵後、下のバルブを開けてフリーランで出てくるワインしかボトリングせず、絞れば出てくる3割くらいのワインを捨てていた博士…とはいえ、酸化防止剤を全く使わずに醸造&ボトリングを行う彼のような手法を採る上で非常に理にかなっていたりもします。
醗酵後に沈殿したブドウの皮、果肉、種がフィルターの役割を果たし、澱を熟成用の樽に過剰に持ち込まずに済み、澱が少ないので還元状態に陥ることが少なく、樽の移し替えの頻度を減らすことができ、頻度を減らすことで酸化のリスクも回避することができる…。が、同時に博士は健全な完熟したブドウで仕込んだワインから出る澱が少ないとも言うではありませんか!なら軽く絞る分には問題ないんじゃない?ということで生まれたのがこのワインです。
ベースはバルラ09の絞ったものですが、ウイヤージュ用にダミジャーナに取って置いてある、フリーランのバルラ、アキッレなどで若干の「補正」がなされています。今回の09ですが、前回の07以上に還元しているような気がしますので、開けてから数日放置するか、もう数ヶ月(できれば1年くらい。今07の美味しいことと言ったら…)時間を与えてあげていただけると存分にお楽しみいただけるかと。
04/05(こういう名前なんだそうです…聞いた時は軽く絶句してしまいました)は、バルラを中心とした様々な畑の2004年と2005年のブレンドになります。バルラ2008は、収穫前の長雨の影響で(水分をより多く蓄え大きくなってしまった果肉に対して)果皮が薄くなってしまい、従来の年のバルラにあるような圧倒的なまでのヴォリューム感は影を潜め、非常に繊細な味わいのものとなりました。博士自身リリースすべきか迷っていたのですが、2008年というヴィンテージの天候的特性を強く反映した鏡のようなワインを皆さんに紹介することも大切なのでは?彼を説き伏せ、日本に届いたものになります。
普段ほどの酒躯はありませんので酸化に対しても非常に繊細な状態です。博士からのお願いで、抜栓してからはできるだけ取って置かないでくださいとのことです。その代わりと言ってはなんですが、非常にお求めやすい価格となっておりますのでザクザク飲んじゃって&飲んでもらっちゃって下さい!!どのワインも本数的にはまあまあ入ってきているのですが、入荷を待ちわびて下さっていた方も多いようですので、一瞬で終わってしまうことが予想されますので限定ワインとさせていただきます。
見た目も中身もイケメン過ぎるダニエーレ ピッチニンのビアンコ デイ ムーニ2010が再入荷、ピノネーロ2010(生産量は実に300本!)、醗酵が完全に終わらなかったためにボトリングを遅らせていたモンテマーグロの2010が入荷です!
モンテマーグロは600本、ピノ ネーロに至っては180本の入荷ですので限定ワインとさせていただきます。マッサ ヴェッキア同様に、ダニエーレのワインのご購入本数をもとに割り当ての本数を決定させていただきます。
トスカーナのパーチナからは、これからの季節にピッタリなロゼワイン、ラ ローザ ディ パーチナ2011が入荷しています。これがもう無茶苦茶美味しいっ!!!!!
マッサ ヴェッキアのロザートとスタイルは全く違いますが、情報量が多いのにザクザク進んでしまう圧倒的な飲み心地…。そしてなんと実験的に酸化防止剤完全無添加Ver.も500本だけ造っちゃいました!日本には228本入荷しています。ボトリング前に酸化防止剤を添加したノーマルVer.を分析にかけたところ、SO2の量は6mg/l(遊離+重合したものの総量が、です!)…。EUの法律で1リットル当たり10mg以上のSO2が検出された場合、日本語的に言うなら「亜硫酸塩含有」と表記しなければいけないのですが、この10という数は実に絶妙といいますか巧妙な数値でして、ブドウが醗酵の過程で自家生産するSO2の量だけでも超えてしまうことがあるんです。
言い換えるなら、人為的には添加していないにもかかわらず「無添加」を名乗ることができないワインがあり、そのワインと200mg含有するワインのどちらもが「亜硫酸塩含有」と同じくくりにされてしまうのです。それが誰のために都合が良いのか、皆さんも想像つきますよね??
ちなみに、日本に輸入されるワインには350mgまでの使用が認められています(飲んだ瞬間に頭が痛くなるレベルです)。
もう一度書きますが、添加されている方でも6mg、無添加はそれ以下…そりゃ飲み心地が良いわけですよね!
激旨オリーヴオイルも入荷しております。こちらの方も是非!
あ、欠品しておりますイル セコンドとキャンティは次回のコンテナーで入荷します!お待たせして申し訳ありません!!
本当に久々となります、ピエモンテのヴァッカからもワインが5種類、メルローに接ぎ木をして栽培を始めたアルネイス、ネッビオーロで造るロゼワイン、アルカーディア(桃源郷の意!)、ドルチェット、バルベーラとネッビオーロ100%で造るランゲ ロッソが届いています。
価格もかなりお下げすることができました!! 切らしておりました定番ワイン2つも入ってきています! ヴェネトはカーサ コステ ピアーネのプロセッコ シュール リー2011が再入荷、ラツィオ州はヴィトルキアーノにある修道院で造られる白、コエノビウムの新ヴィンテージ2011が届いています!!!
あ、それとマッサ ヴェッキアのラ クエルチョーラ07が早々に売り切れてしまいました!05と09どちらを先にリリースさせるかちょっと迷ったのですが、09を先にリリースさせることにします。05は非常にテンションの高いワインなのですが、開けるタイミングによってご機嫌がいい時とそうでない時があり…機嫌が悪くても、抜栓後しばらくすれば取れるようになってきたので、今夏過ぎくらいから素敵なことになるのでは?と考えまして、次回のリリースとすることにしました。それに比べて09のバランスの良さ(強いのにしなやか)は尋常ではありません!今飲んでも楽しいし、将来も約束されたワインです!!こちらも是非!!
文:太田久人
87 nuovo13.04.10
【新入荷】2022年12月その1(Mlecnik,Vodopivec,Trinchero,Casa Coste Piane,Borgatta) 【新入荷】2022年5月その1(Casa Coste Piane,Fonterenza,Radikon,Gravner,Il Cavallino,Ezio Cerruti,Nicolini,Bressan,Cantina Giardino,Le Boncie,Arianna Occhipinti,La Calabretta,De Fermo,Lasserra) 【新入荷】2022年3月その1(A Maccia,Alberto Anguissola,Borgatta,Casa Coste Piane,Il Colle,Cantina Giardino,De bartoli) 【新入荷】2020年7月その3(Casa Coste Piane、Daniele Portinari、Sanguineto、Trinchero、A Maccia、Stefano Berti) 【新入荷】2019年7月 その4(La Biancara、Casa Coste Piane、Francesco Brezza、Cantina Giardino、A Maccia、Nicolini)