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2015-10-28

【新入荷】2015年11月その1

以前にも書いたと思うのですが、去年の春、ラ ビアンカーラのアンジョリーノがリーダーとして主催するサロン、ヴィッラ ファヴォリータで、とある僕のアイデアが採用されました。140生産者が参加するサロンで、1-2日で全ての造り手のワインを試すのは至難の業、ましてや日本人の僕は、うーんイマイチかな?と思っても、造り手を目の前にして1-2種類だけ試して、楚々と立ち去るなんてことができない…。加えて、知り合いも多いので、挨拶&立ち話だけでも時間は過ぎ去っていく…。造り手不在の比較的静かな環境で、バーッと試飲できて、気になった造り手のところにだけ顔を出せたらいいのに…と言うのが僕の要望で、その案を気に入ったステーファノ レニャーニがゴリ押しで実現してくれます。僕の案を実現してくれたわけですから、やっぱりちゃんとやってみないと、ということで試してみました。休憩挟んで3時間で約300種類…終わった時にはボロボロ、当初の目的であったはずの、気になった造り手のところにも行く気力もほとんどないくらいでした。僕は試飲する時に、あまり深いこと考えないようにしているので、数をこなすのはそれほど苦じゃないはずなのですが…。その晩、会場内で夕食があり、試飲用に開けたワインが一ヶ所に集められ、好きなワインをめいめいが取ってきて飲むというルールになっているのですが、どうにも飲みたいと思えるものがない…。すると、車の中にフリウリでもらってきたワインがあった思い出し、取ってきたのがラディコンのスラトニック2012とムレチニックのアナ2009でした。この両ワインが飲み進むことといったら!!!!!濃いのにザクザク、さっきまでげっそりしていたのは何処へやら、そこからは元気に飲み続けられました(笑)。その晩、なぜに試飲ルームではあんなに苦しくて、2人のワインは飲み進んだのかを考えてみました。答えは非常に簡単、試飲ルームで試飲したワインのほとんどは2013年のもので、味わい的にもまだ未完成なものも多く、ポテンシャルが読み切れない上に、飲み心地的にブレーキがかかる。同じ白でも2012だったダニエレ君のものはスイスイだし、赤でもちゃんと熟成させているパーチナなどは、その高い度数があってもサクサク…。醗酵し切ったもの、ある程度熟成させたものの持つ軽さを痛感したのでした…。というわけで前置きが長くなりましたが、名実ともにスロヴェニアの巨人、ヴァルテル ムレチニックから、シャルドネをベースに、トカイ、レブーラ(リボッラ)、マルヴァジーア、ピネーラなどを混醸したワイン、アナ2009レブーラ2009が入荷です!どちらも濃いのに軽い!ちょっとヤバイです。ヴァルテル的新境地を切り開いたワインといえるかと。ヴォドピーヴェッツとカステッラーダの間を行くスタイルとでも言えば良いのでしょうか。たっくさん入ってきておりますので、じゃんじゃん使って下さい!ちょっとまだ時間がかかるのかな?と思っていたメルロー07ですが、味わいが開いてきました!!嬉しいいい!!今回フリウリで、みんなで食事した際に、ヴァルテルはこのメルローを持ってきたのですが、滅多に人のワインのことを口に出して褒めたりしないヴォドピーヴェッツも「これ、美味いな。」と言っておりました!是非!!

清く正しい感じしかしない働き者、フランチェスコ ブレッツァからは2014ヴィンテージのワインとバルベーラ スーペリオーレの2012が入荷です。2014年は、夏場に雨が多かった年なので、軽い仕上がりになっていますが、どれも素敵なワインです!ハムサラミ類とは無類の相性があるワインたちです。ビアンコは360本の入荷、一瞬で終わってしまうと思いますのでお気をつけください!スーペリオーレは、07以来となるのでしょうか?とても雰囲気のあるワインです。こちらも是非!

文:太田 久人

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