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2014-05-12

【新入荷】2014年5月その2&3

本当に忘れていたのですが、今回のイタリア出張中にインタビューを受けました。その時の映像が最近ネット界で見れちゃったりしまして、これがまた非常に恥ずかしーいっ!!!普段から言っていることをしゃべってはいるのですが、自分の話すあまりにも稚拙なイタリア語を今後の為にと我慢しつつ見ていても、“あーーっ!”と絶叫して耳を塞ぎたくなる感じとでも言えば良いのでしょうか(そんな時ありませんか?)…。それをフェイスブック上で沢山の友人がいいね!したり、シェアしたりするもんですから…穴があったら入りたいオータです。もっともっとちゃんと話せるようになりたいです…。
それでは新入荷のお知らせです!既に出荷可能なもの、そして5/12と5/19から出荷可能なものがございまして、盛り沢山な内容となっております。では行きま~~す!!
シチリアはエトナのラ カラブレッタからは、ネレッロ マスカレーゼ03(本来ならエトナ ロッソになるべきワイン)の前回のとは別ロット(樽)のものと、3種類の新顔が届いています。エトナで栽培されたグリッロで造られる白、カラカラ ビアンコ09(ラベルにはヴィンテージ未表記)と05,08,09のネレッロのブレンド、カラカラ ロッソのどちらも、この価格からは考えられないパフォーマンスがあります。
そして!カラブレッタ&オータの友情企画ワイン、ヴィナイオータ11(ヴィンテージ表記なし)がぁ!!昨夏セラーを訪ねた時、当主マッシミリアーノが、
「ほら、俺たちなんだかんだで10年以上一緒に仕事してきてるし、良く考えたらヒサトってボトリングを始めた最初の年から買い続けている、一番付き合いの古いインポーターなんだよな。他の国のインポーターはさ、こんだけ買うからこれくらいにしろとか色々言ってくるし、こっち的にも条件さえあえばやっちゃうわけだけど、ヒサトとそういう話ってあんまりしたことないじゃん?一番古い客になんのプライオリティもないなんて変な話だとずっと思ってて。て言うわけで、たまにはお前にもしっかり儲けてもらいたいからさ、この樽(のワイン)、XX(ほにゃらら)ユーロでどう?」と、試飲も、その中身の来歴も、具体的な量さえ知らされる前に値段の提示を受けるという、初めての経験をしました。(笑)
結果としては、1000リットル入りの樽で、フランク コーネリッセンの住まいがあるソリッキアータの単一畑のネレッロでして、これも美味しい!ネレッロ03が、03という年の強い個性(暑い!)と熟成感が前面に出ているのに対して、よりネレッロというブドウや畑の個性が主張しているワインという印象を受けました。実際に、今後は豊かな表現力がある彼らが判断したヴィンテージ&いくつかの区画に関しては、単一でボトリングしようと考えているようで、今回のワインはそれの第一弾らしいです。パッソピッシャーロ、ソリッキアータ、あともう1つの区画の12年のワインも比較させてもらったのですが、非常に興味深かったです。今回入荷の4つのワインですが、それぞれ1200本は入ってきていますが、即リピートなお客様続出間違いなしなワインですので、油断は禁物です!!

2011年ヴィンテージで、ステージ的に何段か上った感のあるダヴィデ スピッラレから12年ヴィンテージのワイン一通りとビアンコ クレスタン11の最終在庫が届いています。12年は天候的に難しい年だったという事もあり、生産量も大変少ない年でしたので、弊社への入荷本数も大変少なくなっております。どのワインも限定とはしませんが、一瞬でなくなる可能性大です。ご注意くださいませ!!
レ ボンチエからは微発泡しちゃったサンジョヴェーゼ、5(チンクエ)の2011年の最終在庫600本が入荷です。今回訪ねた時に、
「ようやく最近になって、このチンクエ11年を完全に受け入れられ、心の底から美味しいと思えるようなったような気がするわ。ヒサトがいつも言う通り、ワインには年ごとに違ったストーリーがあるべきだし、仮にそれが自分の理想像とかけ離れていたとしても受け入れなきゃいけないって分かってはいるのだけど、ボトリングしてからワインが発泡するだなんて初めての経験だったから、何かセラーでミスを犯したんじゃないかってちょっとパニック状態になってたんだと思うの。畑やセラーでの自然、ブドウとの関わりかたに関して、自分が選んだ道がそうなのにもかかわらず、まだまだ西洋的な観念に縛られている私がいる事を実感したわ。そういった意味では、ヒサトは私にとっての東洋的な考え方の師匠ね!!」というありがたいお言葉をジョヴァンナから頂戴してきました。今回のチンクエ、僕も結構買っちゃうつもりですので、すぐ無くなると思います!!!リリース当初は気難しいことが多いレ トラーメですが、現在オンリストしている09はジョヴァンナのワインとは思えないほどにあっけらかんと美味しいワインです。こちらも忘れないでくださいね!!
そのジョヴァンナを心の師匠と崇める双子ちゃん、フランチェスカ&マルゲリータちゃん(というわけなので、僕の弟子!笑!!)のカンピ ディ フォンテレンツァからは、カジュアルサンジョヴェーゼ、ペッティロッソ12年が240本再入荷、サンジョヴェーゼ&カベルネのルペット11年が入荷です。以前フランチェスカとサンタ マリーアのマリーノがお互いが選んだ台木(アメリカ系の、フィロキセラに耐性のあるもので、これにヨーロッパ系の品種を接ぎ木して苗として使う)について話しているのを聞いたことがあります。マリーノが樹勢の強くならないものを選んだのに対して、双子ちゃんはそこそこにパンチ力のある台木を選んだと言っていました。同じヴィンテージで彼らのワインを飲み比べると、マリーノのほうが繊細(特にタンニンの質)で、双子ちゃんのはエネルギッシュ&タニック…、台木が畑の立地、土壌以上に彼らのワインの差異に影響を与えているのかもと妙に納得してしまいました。若者がエネルギッシュなものを、そして老成した人が落ち着きのある台木を選ぶという事自体、人それぞれの人生のとある点にあるものを象徴しているようか気がしますし、それこそが僕がワイン(そしてヒトに!)魅せられる理由なんだろうなぁと思うことしきり。硬かったロッソ10年も徐々にほぐれてきたような気がしますし、ブルネッロ07は濃いのにサクサクです!!こちらのほうも是非!
そして!ラベルも一新、天才ヴォドピーヴェッツの09のワイン3種類がリリースです!!!!これだけは断言させていただきますが、傑作です。近年のパオロが思い描いているワイン像が、天から賜ったすんばらしい絵具(09のブドウ)の力も借りて、強烈な色彩と共に具現化したような作品です。今までクラッシカという名前でリリースされていたワインはオリージネ(起源、発端、始まりの意)という名前となり、ラベルもエッセンシャルなものを愛するパオロらしいミニマリズム的なものとなりました。パオロはいくつかの区画を所有し、その中の1つに、15-20cmの薄い表土の下がTheカルソとでもいうべき石灰岩の岩盤だったところを削岩機のようなもので砕き、表土を戻して畑とした狂気の沙汰ともいえる区画があります。2006年だったでしょうか、04のその区画のワインを飲んだ僕とフランクは、そのあまりの深い味わいに悶絶、結局パオロは他の区画のワインとブレンドせずにボトリングをし、ソーロという名前でリリースします。単一畑という事でソーロ(唯一の)であり、ボトリングを行った2007年に弟ヴァルテルがワイナリーから抜けパオロ一人になったという事でソーロ(ひとりの、孤立した、孤独な…)…。05以降は単独でボトリングするほどには他の区画との差異がなかったり、素晴らしかったが生産量が少なすぎて他のものと混ぜざるを得なかったり(07です。なぜかヴィナイオータにはソーロ07がちょっとだけあります!飲みたい方は弊社まで来てください!!先着6組様まで!!!笑)だったのですが、09でようやく復活です!!!自分のワインにも人のワインにも厳しいレ ボンチエのジョヴァンナが、去年こんなことを言ってました。
「(ヴェローナでのサロンの期間中)1日かけてソーロ09を飲んでいたんだけど、もう完璧としか言えないワインで…。同じワインの造り手として、ああいったワインをこんな短期間で具現化するために、パオロがしてきたであろう気の遠くなるような数の挑戦、失敗、努力、観察すること、考える事、思い悩みを想像しただけで、ちょっと泣けてきちゃったわ。だけど彼、あの若さであんなとこにまで辿り着いちゃって、これからどこに行きたいのかしら??ちょっと空恐ろしいくらいよ。」
07まではそこそこに濃い色調でしたが、09から若干トーンが落ちた気がしたのでなぜだか聞いてみたのですが、今までは過熟気味の状態のブドウで仕込んでいたのを、完熟程度までしか引っ張らないようにしたとのこと。見た目からは、皮ごと醗酵させたワインであるかどうかがほとんど判別できないくらいになってますし、味わいもより鋭利さが増したと思います。今回はそれぞれ600本のみの入荷ですが、現地にもう600本ずつ取って置いてもらってますし、それでもまだ残っていたら、大人買いしちゃいます!
そして朗報です!もう完全に駆逐したと思っていたバックヴィンテージですが、アメリカのインポーターが3年もの間取り置いてもらっていたものをキャンセルするという無茶苦茶な行動に出まして、またまた入ってくることになりました。03,04,クラッシカ05,07が秋には届くと思いますのでお楽しみに!!収穫からリリースまでに4年以上かかっているワインを3年も取り置きをお願いしておいた挙句にキャンセルだなんて、非常に腹立たしい話ではありますが、それが各地での“自然派ワイン界”の実情なんだと思います。日本がパオロにとって強固な足場となれるよう、もっともっと頑張っていきたいのでご協力よろしくお願いします!!!!しつこいようですが、09は10年後に世界が絶対に驚愕するはずです。
ラツィオのラ ヴィショラのチェサネーゼも10年が終売しましたので11年をリリースさせます。11年というヴィンテージのせいもあるのか、どれも開いていて非常に飲み心地が良いです!!柔らかなヴィニャーリ、力強いモッツァッタ、その中間的個性のユ クアルト、それぞれ60,120,120本のみのご案内となります。パッセリーナで造られるドンナローザ11も絶賛販売中で~す!!
ヴェッキオォォ…サンペェェリィィ!!の掛け声も全国的になりつつある(ほんまかいな)、デ バルトリからもいろいろ届いております!過去2回の入荷時は、おかげさまでご予約だけで多くのワインが売り切れとなりましたが、ここからがヴィナイオータ的本番です。簡単には売り切れないほどの本数を買ってみました!!(結果、仕入金額も桁が変わりました…汗)
皆さんに飲んで頂きたいという強い想いのもとに、価格設定的にもギリギリのラインで勝負していたのですが、140円前後で推移する為替レートの影響を反映させないわけにはいかなくなりまして、1割程度の値上げをさせていただくことをどうかご理解ください。
ヴェッキオ サンペーリ ヴェンテンナーレ(20年物)も簡単には売り切れないであろう数、600本が入ってきています!!デ バルトリの当主レナートも僕も、ヴェッキオ サンペーリ(以下VS)をもっと惜しみなく料理に使って頂きたいと考えておりまして、交渉の末、マグナムを安く出してもらえることになりました!料理のテンションが恐ろしく上がりますよ!勿論、結果お料理の原価もですが…でも、その価値は十二分にあります!!!!煮込み、レバーペーストの風味づけ、甲殻類などなど、無限の可能性を秘めたワインかと。
ふた生り目のジビッボで皮ごと醸されたワイン、インテジェル ジビッボ09が再入荷したのですが、彼らのセラーの温度が若干高かったのか、(SO2無添加ということもあり、)微生物が再活動してしまいまして、微微発泡&揮発酸やや高なワインとなってしまいました。こう書くと、ドン引く方もいらっしゃるかもしれませんが、飲んだら普通に美味しい!!全量引き取るかわりに安くしてもらいました!!これからの季節にはいいかもしれません。
グリッロで造るスプマンテ2種、エクストラ ブリュットは新しいヴィンテージ2010年が、VSが入ったキュベVSは前回と同ロットの最終在庫300本が届いています。
マルサーラ リゼルヴァ1860も沢山入ってきています!!1860を名乗っていますが、実は1830年(!!)の澱に新しいワイン(マルサーラ)を徐々に足していくという“修復”のもとに生まれたワインです。この液体の中にはロマンがたっくさん詰まってます!!!!
古いものが大好きで、それらを家のそこかしこに飾っていた故マルコ、自らの仕込んだワインもご多分に漏れず、凄い本数を取って置いて、セラー各所にまるで置物のように飾ってあります。昨夏、地下セラーへ降りる入口のところに、375ml入りの明らかに古いボトルがずらーっと置いてある棚があったので、「こんなにあるなら、ちょっと分けてよ。」と軽々しく言ってみたところ、本当に半分譲ってもらえることに!!最初はレナートもそのワインの詳細を知らなかった(それも凄いことですよね)のですが、調べてみたところ、1984年にボトリングされた10年物のVSだったそうです。前回入荷しましたマルコの遺作、トレンテンナーレは1980年にボトリングされたものを、2010年に全て開けて、澱引きをした後、オリジナルの瓶に戻してリコルクをしたものなのに対して、今回のワインは、マルコが30年前にボトリングしたままの状態になりまして、非常にコルクが脆くなっています。ですので、開ける際は慎重に慎重を期すか、バトラーズナイフの使用を強くお勧めします。デ バルトリ家か日本でしか飲めないスペシャルなワインです!!!
そしてオオトリも素敵です、ヴィナイオータ初の取扱い商品、パスタです!!ワイナリー敷地内の、グリッロの畑に隣接した場所で、2012年から小麦の栽培を始め、2013年産の小麦からパスタを生産することに。品種はシチリアの伝統品種、ペルチャ サッキ(スペルト小麦の長粒種)を玄麦のまま石臼で挽いて小麦粉とし、ブロンズ型でシチリアの伝統的なパスタ、ブシアーテの形に押し出し、低温乾燥させたものになります。全粒粉という事もあり、麦の味がしっかりしたパスタとなっておりまして、彼ら的にはオイルベースのシンプルなソースとの組み合わせがお勧めとのことです。パッケージも滅茶苦茶おしゃれ!!1箱に6袋入っておりまして、パスタという性質上、箱単位(できれば2箱結び付けたいです…)でご注文いただけますとひじょおおおおおおおおおおおに助かります。
VSの威力をもって、業界内で“酸化と言えば、ヴィナイオータ!”と言われるようになりたいような、なりたくないような弊社ですが、酸化的熟成を施したワイン、VSだけじゃございません!サルデーニャのプラナルージャ協同組合のマルヴァジーア ディ ボーザもあります!!発泡していたりしていなかったりの愉快なヴィンテージ、03が再入荷しております!食前酒としてちょこっと飲むもよし、それこそカラスミなどのワインと合わせるのが難しい魚卵系とも好相性です!!

文:太田 久人
106 nuovo14.05.12

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